うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

石田屋さんのシュークリーム

2010年02月25日 | 日記
以前、わが町にはシュークリームの名店が2つあるとご紹介しました。

本日はもう一つの方をご紹介します。






石田屋さんの「生シュークリーム」


駅前の石田屋さんという、小さなお菓子屋さんで作っているシュークリームです。


こちらの石田屋さん、ご夫婦2人で切り盛りする駅前のお菓子屋さんですが
商品展開が「シュークリーム」「カステラ」など数種類に絞り込まれています。


しかし、どれも「オンリーワン」の味なのです。


シンプルで飾り気がない、そして「美味しい」。ほっとする味です。
御主人と奥さんの人柄がそのまま味に表現されているよう・・・。


このシュークリームもたたずまいからして「懐かしい」感じです。

さらに近付くと・・・






溢れんばかりのクリーム。

写真では生クリームしか見えませんが、この奥にカスタードクリームが控えています。



これでなんと1個100円!

子供のお小遣いでも買えるこのプライスに拍手です。


ちなみに、この石田屋さんは妻の幼なじみのご両親。
そしてこの幼なじみのお友達は、息子の保育園の担当の先生なのです。

またこの先生が、ご両親のお人柄をそのまま受け継いだ、とても優しい先生。


石田屋さん、がんばっていつまでも美味しいシュークリームを作り続けてくださいね。

会長からの電話

2010年02月23日 | 日記
私の携帯には、ときどき同じ人から間違い電話がかかってくる。

二か月に一回くらいだろうか・・・。



「んあー、もしもし、会長だが・・・」



そう、どこかの会長さんから電話がかかってくるのだ。


「あのー、間違い電話だと思いますが・・・」(またかよぉー、と思いつつ丁寧に)

と返すと、毎回


「んぁー、そうかね・・・ブチッツ・・・・ツーツーツー」


会長さんは、間違い電話をかけた相手にも、偉そうなのである・・・。





約30秒後・・・


「ンァー、会長ですが・・・」



誰か会長さんに、電話帳登録教えてやってくれー!

書評  「考具」

2010年02月22日 | 書評
今日は2222の日でしたね。

22年2月22日・・・

次は平成33年3月3日だから、11年後です。

どーでもいい話ですって?



本日は書評です。

本日のチョイスは 「考具」  加藤昌治 著






博報堂の広告マンである加藤氏が、アイディアを生み出すための方法を論じた本。

ただやみくもに考えても「良いアイディア」は生まれない。
場合に応じていくつかの方法を使うことによって、答えへの近道が得られるという。


「考えるための道具」  これを 「考具」 と著者は呼んでいる。



皆さんの周りにも、新しいアイディアをポンポン思いつく「アイディアマン」っていますよね。

でも彼らは先天的にその能力が備わっているわけではないのだそうです。


大切なのは「自分の意識」

見聞きしている物事は、だれでもほぼ同じ。違いは「何かないか・・・」と意識してるかどうか。

もっとわかりやすく言えば「なにか面白いものないか、とキョロキョロしているかどうか」ということなのだそうです。



また、大切なのは「考え付いたこと」をどんなことでも記録していくこと。

「これは、ちょっとつまんないなぁ、現実味がないなぁ」みたいなものでも
立派なアイディアのひとつ、違うアイディアへの呼び水にもなったりします。


実際の「考具」をここで紹介するのは、少し難しいので興味ある方はぜひ読んでみることをお勧めします。

こう書くと、なにか「凄いこと」が載っているように思えますが、一つ一つは大したことではありません。


派手そうに見える「広告マン」も意外と地味な仕事をしているんだなぁ、と思いました。


大切なのは、実際に実行してみること。
僕は自分でルールを作らないと実行できないタイプなので、「週に一回、なんかしらの考具を使う」ことにしてみます。


ちょっと内容の薄い書評でしたが、アイディア勝負の仕事をしている方はぜひ読んでみてください。


僕も何か「びっくりするような」アイディアが出てきたらご紹介します。







冬の海は寒々しい・・・。

早く暖かくならないかなぁ。

オリンピックを見ていて思うこと

2010年02月20日 | 日記
バンクーバーオリンピック、毎日熱い戦いが繰り広げられています。

トリノの時はまだモーレツサラリーマンだったので
「え、オリンピックって今やってるんだ・・・」くらいの話でしたが、今回は割とみてます・・・・。

いやー、日本勢苦戦していまねー。なかなか結果が出せません。


そんな中で少々気になることがあります。
それは、結果を残せなかった選手の試合後のコメント。



「夢の舞台で競技できてよかった。」

「自分らしさを表現できたのでよかった。」

「オリンピックという舞台を十分楽しめました。」


もっと凄いのになると

「次につながる試合だったと思います・・・。」



みなさんも何か違和感を覚えませんか・・・。

選手たちは、このオリンピックのためにすべてを犠牲にして4年間頑張ってきたわけで
この4年間の集大成をぶつけるためにここにきているわけです。


「なんで、もっとみんな悔しがらないのさ・・・」


なんだか、悔しがることがかっこ悪いとか、だめでも前向きに考えるとか
そんな「スマートさ」がかっこいいという時代にになったのかもしれません。

でも自分の人生をかけてやってきたことで、自分の思う通りに行かなかったのですよ。
もっと悔しがって当り前じゃないか・・・。

ある中国の選手なんて、叫びながら泣いて悔しがってました。

次に繋げるって、一体どんな試合に繋げるのでしょうか。


スクールウォーズで川浜高校が相模一高に100点ゲームで負けた時みたいに悔しがって欲しい。
(たとえが古すぎ?)
ザブングルの加藤みたいに悔しがって欲しい・・・。

そして、その悔しさが次へのモチベーションになるのではないでしょうか。

だから泣きながら悔しがっているスケートの織田選手は印象的でした。
きっと彼は4年後結果を残すと思います。


日本人の持ち味は、「ガンバリズム」だと思います。
悔しがって、謙虚な気持ちで、努力して、、頑張って、泥臭く、結果を残す。

僕は体育会系は嫌いですが、ガンバリズムは大好きです。

日本が再生するために必要なのは、この一点だと思うのですが・・・。

みなさんはどう思いますか?




書評  一勝九敗

2010年02月17日 | 書評
いまや知らない人はいない「ユニクロ」。

ユニクロは「ベーシックなカジュアル」という、いままで日本に存在しなかったマーケットを開拓し
わずか20年ほどで不動の地位を築き上げてきた。


かつては安いなり・・・であったが、ここ数年は品質もかなりのレベルに感じられます。

どなたでも一枚くらいはユニクロの洋服を日常的に着ているのではないでしょうか。
それってよく考えると凄いことです。



今回はその経営者である柳井氏の著書を手に取ってみました。







「一勝九敗」   柳井正 著


この題名からもわかるように、ユニクロのこれまでの道のりは失敗の連続であった、と告白している。

新しいことにどんどんチャレンジする。
綿密に計画を練ってチャレンジしても、成功するのは10回に1回ほどである、と。

ビジネスとはそれほど厳しいものなのである。


でも大切なのは、その失敗からいかに学ぶか。
失敗には次につながる成功の芽が潜んでいるのだという。

失敗してもめげない、顔をあげてどんどん進んでいく。


この本全体を通して伝わってくるのは、柳井氏のまるで「太陽のような」エネルギーである。


高い理想を持ち、明るい未来に希望を持って、その実現にむけてひたすら努力する。

この眩しいばかりのエネルギーがあるからこそ、日本一のブランドになることができたのだろう。
人間の可能性というのは、無限なのだなぁと感じさせられた。


その柳井氏、なかなかユニークな考え方の持ち主でもある。

「一番いい会社は、社長の言っていることがその通り行われない会社。社長の言っていることを
 全て真に受けて実行していたら、その会社は間違いなく潰れる。」

「メンバー全員が、自分が経営者であるという感覚を持つ。経営者とは会社を成長させ、もうけさせるためにいるもの。」


また本の中で、現在のユニクロに対する危機感を告白している。

大企業になったユニクロには、緊張感が薄れ、慢心が広がっているというのである。
この手の本を書くような人物は「自慢話」が少なくないが、柳井氏はその類の話が一切ない。

むしろ従業員に対して、この本の中で現在の心構えに対して「警鐘」を鳴らしているようにさえ感じられた。


この人が経営者としているうちは、ユニクロはきっと大丈夫だろう。
このカリスマの後を次ぐ世代は、この巨大な船をどのように導いていくのだろうか・・・。


最後に心に残ったひとことをご紹介。




(凄い不況の時代だが)こんな大きなチャンスに恵まれた時代はない。

このぽっかり抜けるような青空の下、僕たちの可能性は無限にある。

僕はこの時代に働けることを、素直に感謝している。




可能性は無限・・・頑張るぞー。

元気と勇気をいただいた一冊でした。