うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

本当に大切なもの 

2011年04月11日 | 日記




目黒川の桜が満開です。




昨日は息子が所属するサッカーチームの試合があり、保護者の当番でしたので一日おつきあいさせていただきました。

以前も何度か試合を観たり、妻からチームの様子を聞いていましたが
以前から心配していた通り、チーム内の状況はあまり良くないままでした。

小さな子供の集団なので仕方ない部分もあるのですが、「礼儀」、「マナー」、「思いやり」
といったチームスポーツに大切と思われる要素が、あまり重要視されていないのだと感じたのです。


ルールを守れない子、仲間のミスを責めつづける子、大人に対して平気ではむかってくる子 等々。
尊敬や思いやりのかけらさえ感じられませんでした。

息子もお調子者ですので、その輪に入ってふざけきって居たのは言うまでもありません。
当然キツイお灸をすえましたが・・・。



サッカーが上手になる以前に大切なことが、放置されているような気がしました。
このことについて問題を感じておられる「ちゃんとした」保護者の方もいらっしゃるのですが
妻の話では、そう簡単によくなるような雰囲気じゃないようです。

「子供と友達のように付き合うことが良し」とされるような風潮が凝縮されているような気がしました。



僕は両親から「勉強しなさい」とか「スポーツ頑張りなさい」と言われたことは一度もありませんが
「ちゃんとしなさい」「キチンとしていなさい」と父親から毎日のように言われ続けてきました。

そんなふうに教育してくれた両親に心から感謝しています。

そして40前になって恥ずかしいことに、未だに「ちゃんとした人間」にはなれていないけど、
「ちゃんとした人間でいたい」と心から思っています。

当然、自分の息子にもそう願っています。


親として子供の環境をセットアップしてあげることは 大切な仕事だと思っています。
だから、このチームでサッカーを続けることはやめさせようかと思います。

でも息子は本当にサッカーが好きなようなので、別の環境を用意してあげることも考えています。


子供を育てることってなかなか大変なものですね。
僕はかなりの頑固者だったようですので、両親もきっと苦労しただろうなぁ・・・。

親の苦労が今になってわかります。