鳩山さん・・・

鳩山さんが退陣することになった。

「あぁ、やっぱりそうか・・・」


個人的には今回の民主党政権に期待していただけに残念でならない。

直接の原因となったのは「普天間問題」なのだが、今回の一連の騒動を眺めていて感じたのは
鳩山さんの「黙っちゃいられない性分」だ。


「最低でも県外」、「年内決着」、「５月末までに必ず決着」、「徳之島という腹案」

などなど・・・

いずれにしても「口が軽すぎた」と思う。

確信も持てないまま、簡単にしゃべりすぎだったと思う。





そもそも、この米軍基地の問題なんて、誰にも解決できっこないと思う。

沖縄の人々の心情、アメリカ側の事情、マニュフェストで約束してしまったこと・・・

これらが複雑に絡み合った難解な方程式なんて解けっこない・・・。


少なくとも批判している野党や連立与党の方々、マスコミの方々、
「文句いうばっかり」で現実的な解決策を議論していましたか・・・？


どのようなプロセスを経過するにせよ、今回のような結論になるだろうなぁと感じていた。

鳩山さんにしたって、民主党幹部にしたって、かなり早い段階でこのことに気づいていたと思うのだ。

なんとかこの事態を打破しようと、相当頑張ったとも思う。


でも残念ながら、鳩山さんは「おしゃべりが過ぎた」と思う。

もっといえば「できない約束」をするべきじゃなかったと思う。



悪い人じゃないと思うのだけどなぁ・・・。

本当にこの国のことを考えていた人だと思うし。


「いい人」というだけじゃリーダーは務まらない・・・ということか。


残念！




「辞める」ということが「責任をとる」ということじゃないと思う。

でもそれしか認めない！という風潮が変わるといいのになぁと思います・・・