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モノ作り、ハンドメイド大好き!ワン-オフ アイテム

「モノ作り」をテーマにしたコンテンツを中心で情報発信中!他にもパフォーマンスに関するエピソードや、身近な話題も記載。

ナイトパフォーマンスに欠かせないモノ

2018年12月03日 17時58分53秒 | モノ作り

12月に入ってイルミネーション現場が始まっております。

このところ、このブログでも、スピニングマスターズのイベントレポートのページでも
ナイトパフォーマンスの様子を紹介させていただきました。

2018.12.1-2 ウインターフェスティバル

 

その夜の現場で使うライティング(照明機材)の話題。

大道芸現場ではコンセントをお借りしたりして100Vの電力を使用するのですが、
現場によっては1つのコンセントから供給される電力にも限りがあります。

周囲でキッチンカーやテントブースなどが出ていれば、その電力を共有している場合もあり、
容量的に超えてしまうことも。そうなればショーの進行中にブレーカーがバン!!
これではパフォーマーもお客さんも両方がテンションダウン。

音響を使い、その上で照明機材も使うので、大道芸用として提供されたコンセントが、
他で共有されていなかったとしても様々な注意が必要です。

少し前まではレフ球と呼ばれる大きな裸電球のような形をしたものや、
ハロゲン球の投光器などが主流でありました。しかしハロゲンは1発で500Wとか800Wとかなりの消費電力。

それを2発も3発も点灯させ、同じコンセントに音響も接続すれば大抵はブレーカーが落ちます。

施設によっては気にして下さって2箇所のコンセントから電力共有してくださる場合もありますが、
スピニングマスターズは1つのLED投光器を除いて、
すべての照明機材をリチウムイオンのバッテリー充電式にしました。

100Vで使用するLED投光器でも消費電力は計測したりして安全確認をしますが、
一番気楽に使えることと、自宅で充電さえしておけば確実に2回のショーは
真昼のような明るさの中でショーが可能。

今年の夏、富士急ハイランドへ長期遠征をしたときにもこの充電式が大活躍。

下の写真のようにデイライトパフォーマンスを実施している時に充電しておき、
ナイトパフォーマンスで使用するという繰り返しで簡単で手間がかからないという点で便利アイテムでした。

 

スピニングで使用しているLED投光器は100Wが3発、30Wが2発、40Wが1発、すべて充電式。

必要であれば100Wのコンセント式もありますが、
これもポータブル電源で駆動させてしまうこともできるので
通常のデイライトパフォーマンスと殆ど変わらないくらいの消費電力でナイトショーを行っております。

これは、一つには現場である施設に負担をかけさせないこと。
もう一つの理由は準備と撤収が楽なこと。

撤収に関してはかなりのスピードアップでありました。

 

そんな便利なLED充電式投光器ですがデメリットもあります。
少しプライスが高めであることと、製品によってはLEDチップがもろに目視できるので、
パフォーマーにとってはジャグリングやディアボロの最中に直視してしまうと
ドロップミスに繋がってしまうことも・・・。

 

実際に週末の2日間のナイト現場で、2度ほどこれが原因と思われるミスがあったので、
その対策としてLED投光器の改良をしてみました。

 

この対策の作業は簡単です。

トレーシングペーパーを100均で購入し張り付けてLEDが発する光を拡散させ、
パフォーマーの視界に入ったとしてもLEDチップ部分を直視しないようにカバーをした状態にしただけ。

 これが結構良い感じで使い勝手もよく、何と言ってもコストが最高!!(笑)

投光器の形状に合わせて熱が加わらない部分に両面テープで装着しただけ。

 

こちらはレンズ固定フレームを外して挟みこんだだけです。

 

他にも燃料ボトルを装着して作ったものもあります。

こちらはそれほど簡単な作業でなかったんですが、LED作業ライトと燃料用のボトルを組み合わせて
製作したオリジナルのLEDライト。

工事現場などで見かけるボンボンライトのような発想で作ったんですが、これがこの4~5年一番活躍しています。

これは12Vで作動するのでスゴイバッテリーなどで点灯させられるのでとても便利に使えています。

ジャグリングやディアボロをするときにパフォーマーの手元を照らすように使用するのですが、
高い位置に配備しているのでお客さんの視線も気になります。

特にお客さんからパフォーマーを見た背景となる場所に配置するライトはLEDチップむき出しの状態では
お客さんが見えにくくなってしまうので、そう言う意味でもパフォーマーとして大切な配慮なのではないかと思います。

LEDやSMDなどのチップを使用したライトは消費電力も押えられ充電式でも長時間の使用が望めます。
あと、夕方の黄昏時や、真っ暗の夜の環境など、光量の調整もしやすいという利点もあります。

ステージのような照明環境がない場所でも理想的な大道芸実施環境が得られるように、
小型で軽量、そして機動力も損なわない準備撤収の簡単さなどを考慮しつつ、
お客さんが見やすいように、パフォーマーがプレイしやすいようにと、
スピニングマスターズの技術担当として現場でのライティング作業をしています。 

 

では!

 

※写真追加

 


イベント出演時における音響の接続について

2017年09月05日 23時35分42秒 | モノ作り
久しぶりに音響機材の話題。

PAのオペレーターとしての役割、その他スピニング号の運転手さん、道具のメンテナンスから、
時には必要に応じてミキサーやコンデンサーマイクも自作したりしますが、
それは自分のサウンド環境で、自分が必要とするモノがなければ作るしかないし、
市販品でジャストフィット!とくるような製品が無ければ改造したり、ゼロからの自作もすることがあります。

なので、パフォーマーと同じで音響関係のお仕事をされている方も、
一国一城の主のような存在で、長年いろんなイベント出演をしてきた中で
いろんなPAマンとも出会いましたし、それぞれの対応やセッティングも
使っているシステムも違うので、自分たちとの機材の接合部分にはちょっと気を使います。

今日はそんな話題で。


スピニングマスターズは基本的にはどんな環境でも電源、もしくはバッテリー駆動で
1000人くらいまでのギャラリー数には対応できる機材をまとめて持ち歩いております。

ですが、さすがに大きな会場で、しかも屋外の音抜けが良さそうな環境でのステージショーでは
パワー不足であり、メインPAシステムへのライン接続をお願いするのですが問題なのがここ。

自分たちの音源で、そしていつもと同じアンプとミキサーと、そしてスピーカーまでが同じセッティングなら
正直な話、音の事前チェックとか、リハ、ハウリングテストなど全く無くても、
いきなりOK!ヒロヤがショーを始めても対応できるほどにはできております。

しかし、ステージにセッティングされた立派なPAシステムに接続して音を増幅してもらうということは
アンプとかスピーカーがすべて別物なので、まったくサウンドチェックをしないというのも怖いのであります。

数日前の岡山県倉敷でのステージ。



素晴らしく大迫力のサウンドを提供してもらって、大いに盛り上がった会場ですが、
この現場を元にスピニングマスターズが対応したやり方というのをちょっと説明します。

上の写真でステージ中央でOK!ヒロヤがマイクチェックをしておりますが、
その背後にある道具箱の下半分は音響機材。そして裏側ではトモヒロパパがお仕事を。(笑)

そしてメインPAはというと写真の右端のテントの中。直線距離にしても10メートル以上。
ケーブルもそれなりの長さが必要となり、PAのスタッフさんもステージ上で使うマイクケーブルを
使う方が新たにケーブルを引き回すより楽なのは事実で、そうなるとケーブルが長い分、ノイズが発生したり、
サウンド的な劣化が心配になります。ま、サウンド的にということに関してはスピニングマスターズは大道芸で、
ミュージシャンではないので細かい音にはこだわりは無く、いつものような音で大道芸をしたいだけ。(笑)

で、登場するのがダイレクトボックスという装置。
ちょっと前に新舞子マリンパークの記事でも出てたかな? >>新舞子でパフォーマンス!



これを使って、自分たちのミキサーから出たシグナルは相手のメインPAに良い状態で届くように。
スピニングが使っているのは、かなり昔購入した製品で、
ステレオ接続に対応できるようにワンボディーにツーライン装備されていたのでこれを買っただけ。(笑)

音響屋さんが良く使っているのはこれ



BOSSの製品で、PA業界では定番的な存在。価格も安くて手ごろ。(12000円くらいで入手できるかな?)



つづきまして、大量にダイレクトボックスを必要とするバンドマンにも人気で、更に安い製品でまずまずのものというと



ベリンガーの製品です。(5000円もしません、これ)


更に、二つのダイレクトボックスを持ち歩くのがイヤっ!というスピニングが使っているのは



サムソンの製品で、最近見かけなくなったから廃版か?
音色はともかくとしてアンバランスシグナルをバランスシグナルにしてノイズ対策ということだけで使っております。


スピニングマスターズのミニミキサーでワイヤレスマイク2機、ipod2機、サンプラーで5つのラインをミキシングした状態の
ステレオ信号を変換ケーブルでモノラルにしてこのダイレクトボックスへ。

ここまでセッティングしておき、本番直前にステージへ上がったら音響屋さんがケーブルを持って来て
接続してくれます。トモヒロパパ側から何か音を出して音響屋さんとアイコンタクト。

サウンドチェックOK!のサインをもらったら、これで大道芸じょんがらのスタンバイ状態となります。



音響のオペレーションはトモヒロパパがするので、音響屋さんはOK!サイン後にお弁当たべてました。(笑)

そしてその時、サウンドチェックOK!をもらった直後にトモヒロパパのスマホで撮影した本番数分前のOK!ヒロヤの背中。(笑)

OK!ヒロヤも程よい緊張感で、MCからのGO!サイン待ちです。


こうして様々なイベントで、その環境に対応した接続をさせてもらって、より良い音でのショーを目指すのです。

お金を出せばもっと良い機材も入手できる世の中になりましたが、自作機材をつかったり、
細かくこだわったりするのも、すべては自分たちの機材の組み合わせは
ベストマッチングでバランスが取れているので、また、ショーの中で音出しのタイミングも絶妙でもあり、
ここでもスピニング流のPA接続方法があるのです。



明日はジャズドリーム長島での大道芸。

午前は雨予報だが大丈夫か??



スピニングマスターズのイベントレポートもやっと2017年1月から現在までつながりました。


そのページの右側に 「月別一覧」という月ごとの記事を一覧表示できるボタンを配置してみました。













急に必要になり・・・

2017年07月02日 23時11分34秒 | モノ作り
本日のジャズドリーム長島での大道芸はギリギリ!!って何が、ぎりぎりなの?


先週も現場待機をしながらもなかなかキッチリ止まない雨で大道芸は出来ずじまい。
平日はコンスタントに2回ずつはできているのですが、
やっぱりお客さんの人数的に厳しいのは事実で、
お客さんの人数はショーのクオリティーには関係ない!!と、見栄をはってはみても
本音でならば沢山のお客さんに囲まれてウォ~ウォ~!と盛り上がりたいもの。(笑)



今日はそんなウップンを晴らすかのように楽しく大道芸できましたが、
2時半にスタートして、雨雲レーダーによると3時半には緑色の濃いヤツが来るという予報で、
実際にサザンベルスクエアから見える範囲の空はどんどん暗くなる中、
あまり早口にならないように、落ち着いて・・・しかしテンポを上げて・・・。と
焦らず慌てず、しかし急いでという妙な間のショーだったにも関わらず
お客さんとの一体感は十分に感じられて満足のいくショーができました。

お客さんはOK!ヒロヤのパフォーマンスにドキドキ!!

スピニングマスターズは暗くなって今にも降りだしてきそうな雲にドキドキ!!

終わって5分でザーザー!! ・・・・・ギリギリでした。
大道芸パフォーマンスが終わって5分でかなりの雨量で降りだしました。

楽しい時間を一緒に過ごしたお客様、本当にありがとうございました!!!



29日 木曜日は伊那谷道中かぶちゃん村へPVの撮影に行っておりました。

スピニングマスターズの映像ではないのですが、
いろいろ諸事情があり、プロデュース関係の仕事で。

急にipodのボリュームコントロールが必要になり、
それに気が付いたのも前の日の夜中で、
そんな夜遅くに 電子部品屋さんが営業しているわけもなく、
必要な部品が自宅にあるわけもなく・・・・、
チョイ部品のストックを確認してみると、おや!?
ケースがあって、抵抗があって、ボリュームのツマミも!あれ、できるじゃん!!

それからハンダごてと、ドリルを使って、配線ごちゃごちゃと作業をすること3時間。

即席にしてはハイクオリティー!パッシブのミニミキサーの完成!!

ちゃんと2機のipodを接続してボリュームコントロールでき、
ミキシングしてライン出力できました。電池も不要でノイズもなくチョー便利!!




こんなものが手元にあった部品だけで作れる自分が怖いわっ!(笑)








ハンドスティック

2017年05月03日 00時57分24秒 | モノ作り
空竹(中国独楽)のスティックのなるほど!という話題。




スピニングマスターズはあまり新しいモノ好きではないのかも。

一度、コレ!!と決めて使い、慣れ親しんだ道具などは
中々変えられない、ちょいとガンコなところがあると思います。

ディアボロもそうですが、特に手に持って使用するハンドスティックは
しなり具合、全体的な重さ、グリップの太さと感触、メンテナンス性など
使用感が変わるのは好ましくないと考えております。

ショーの中で披露する技は、それほどシビアさを要求されてはいないのですが、
実はちょっとした時に手に馴染んでいるものなのか、否かが重要となって来る時があるのです。

特にスティックをリリースする技などではグリップの重さや
キャッチの時の太さやスリップ感がいつもと同じかどうかで
ミスが出てしまう確率が変わってしまうのです。

それで今でもヘンリーのカーボンショートというスティックに
テニス用の滑り止めグリップテープを巻いて使っていますが、
この数年でかなり進化をしているディアボロ。

当然ハンドスティックも良い製品は各メーカーがこぞって発売しております。

折れにくい、軽くて疲れにくいといった理由でだけなら
すぐにでも買い替えたい製品はありますが、
毎日のようにショーをしていて、ショーの中でディアボロのパートを外すことがない為、
簡単には変更しない、というよりも、今の製品に特に不満がないというのが本音。


そんななかなかのガンコなパフォーマーが最近手にしてみたのが、
先日の空竹のセットに付属されてきたグラスファイバー製のハンドスティック。



ちょっと製造者には申し訳ありませんが作りがチープ。(笑)

いろいろ手直しすれば実践導入可能なのかもしれませんが、
今のところ空竹を水平飛行させるのに
しなりが大きく、長くて丈夫なハンドスティックが必要だったので、
このスティックを活用してOK!ヒロヤは練習をしております。

それで、このハンドスティックに付属していた小さなパーツが
大変良い活躍をしておりますので写真を撮ってみました。



グラスファイバーのシャフトはパイプ機構となっておらず、
先端に接着された真鍮製のパーツの側面からストリングスを通して
スティック先端から出しております。

これだと空竹を頭上でブンブン回したらストリングスが
すぐにねじ切れてしまうのではと思うほどヨリが溜まっていきます。

そこで上の写真に写っているクリップのような小さな部品を
真鍮製の先端部分の穴にかけて使うような感じだったんですが、
これはダメでした。

すぐにクリップのような細い針金のようなところがグニャ!(笑)

では、ということで、ストリングスを短くして、
ストリングスのヨジレを解消してくれるベアリングのようなパーツだけ使って
以下の写真のように取り付けてみました。



これは大成功!

ストリングスの結び目がほどけてチャイニーズUFOが
本当にぶっ飛んでいくと危険なので接着剤で点付けしておきました。


実際にブンブン回してみた後に糸のよじれを確認してもほとんど無く、
糸の傷みも押えられておりました。

なるほど!!よく考えられているんだなと感心したという話題でした。




明日は5ヵ月ぶりに吉田家のみなさんとご一緒させていただき、
ジャズドリーム長島での大道芸パフォーマンスです。

そして明後日は同じくジャズドリーム長島でパクパク先輩と!

天気の心配もなく気持ちの良いショーができそうであります!!!





デイライトでも使える!

2017年03月19日 22時57分13秒 | モノ作り
先日ディアボロのLEDユニットのバッテリー交換を記事にしました。

それが今日のような晴天でも現場の環境によっては実用性があると感じられるほど
視認性も良くなりました。



元々はナイトパフォーマンスや比較的暗くなりつつあるような黄昏時には
有効なアイテムとして長く使っておりましたが、バッテリーのヘタリのため
完全なデイライトでは「んん??光っているのかな??」という程度。


世に製品化されたものがなかった頃から何度も自作をしては改良してを繰り返してきており、
そのころから何とか明るい昼間でも光っていることが確認できるのが目標でしたが、
当時は高照度LEDの性能もまだまだで、また、小型軽量でハイパワーなバッテリーの
入手も困難だったので実現できなかったのですが、
先日のバッテリー交換後のユニットがここにきてデイライトでも使えるように!!


テストをしたのは環境的にも直射日光の下ではないものの、かなり明るくほぼ屋外のような場所。





ディアボロが光っているからって、、、それがなに??とツッコまれてしまえば
どうってことはないね!というほかありませんが・・。

3回のショーで使い倒してみて、かなり良くなったじゃん!と嬉しかっただけであります。笑




今日は三井アウトレットパーク滋賀竜王でしたが、三連休なので帰り道が渋滞で・・・。

明日はデンパークの水のステージでの出演であります!!!








夕立ち ハイエースの雨漏り対策完了

2016年07月04日 22時23分05秒 | モノ作り
今日も名古屋市内では3時頃に嵐のような風と大雨でした。

昨日の夜といい、今日の雨といい、
スピニング号の雨漏り対策が成功しているかどうかという点では本当に良いテスト。

早速確認・・・ステップガードを外し念入りにチェック・・・。



※まったく水漏れなし!!オッケーでした。



ウェザーストリップの取り付け時に気をつけたことをもう一つ。




ウェザーストリップの断面図で見てみるとわかりやすいのですが、
室内側には無く、外側には雨の浸入を防ぐためのガードが二重にあり、
下側の薄いラバー部分がボディーに完全に密着するようになっております。

ここが密着できていないとボディーのクランプ部分をくぐって雨が室内側へと侵入してしまうのであります。





※現物で見るとここ。(赤矢印)1周グルリとこのヒダヒダのラバー部分があります。


タイミングよく降った2度の大雨テストもクリアでき、これで大丈夫!!





もう一度ステップガードを取り付けて作業完了!!



以上、ハイエースのバックドア雨漏り対策の話題でした。

ハイエースの雨漏り修理 その3 対策と部品交換

2016年07月03日 20時46分43秒 | モノ作り
金土日続けて暑かったですねぇ~!ホント倒れるかと思いました。

夕方、暗くなってからも国道の脇にあるような温度計をみると
夜でも32度とか・・・しんじられん。(笑)



スピニングマスターズのスピリット!!これはOK!ヒロヤソロとなっても変わらず。

「現場においては最善を尽くし常に全力投球で!!毎日を持てる力を使いきるまで!!」

本当にそんな思いが蘇えってくるかのような2日間。



滋賀竜王でのパフォーマンス!!

まさにこのころ、カーペットは乾燥していったのでありました!(笑)





今日は炎天下、突然の雨という予報。
屋内に変更してもらって3回のパフォーマンスを頑張りました。

このパフォーマンスを完了し撤収後の帰路で集中的な大雨に遭遇しました。




ではでは、フロアカーペットもバッチリ乾き、部品も材料も揃ったので一刻も早く修理を。


シーリング材は一般的な製品で特別なものではありません。
ホームセンターで200~300円で買えます。

ウェザーストリップは9000円ほど。純正部品は何かと高いね。



では修理方法を!!

ま、修理というほど大げさなものでもなく、やる作業は簡単であります。

むしろ修理というよりは、ちょっと純正部品を交換し、防水対策をしたというだけ。
ただし防水対策はいろいろポイントがあります。

ウェザーストリップの取り付け部分にもシーリング材を使いますが、
ウェザーストリップの装着前にフレーム側で気になるところを事前にシーリング。



まず、ストップランプ横のカーブのあたり、
何枚かのボディーパーツが重なっている接合部分。


※ここの左側から水が入り込んでいた原因箇所なので重点的に!!!


※特にボディーとボディーのツナギ合わせ目とか、
ボディーパネルの合わせた部分の隙間が目立つところにも指で擦り込んでおきました。



続いて ルーフの両端のカーブのところ。


※はやりゴムとボディーとに隙間ができやすいと思われます。
ウェザーストリップを取り付け部分に薄っすらと指でシーリング材を事前に塗布。




フロアーの両端。


※ここもボディーパネルの接合部で段差ができているので
段差にはシーリング材を指で塗っておきました。



いよいよウェザーストリップの装着作業。

新品のウェザーストリップの内側にシーリング材を適量流し込みました。
シリコン系のシーリング材を使用。
バス、キッチンなどでも使う建築用の隙間充填材で防水効果もあるものです。




※新品のウェザーストリップのボディークランプ部分に少しずつ注入します。




※あまり多過ぎると後で処理が大変です。モリモリになりすぎないように。



※上下を間違わないようにフレームに装着していきますが、
一番下側(フロアー部分)に来るツナギ目と
左右のストップランプユニットの上部に来る特殊な形状の部分と
位置が変わらないように注意してキッチリと装着完了。


1周全部一通り装着したところで少しずつ位置合わせの微調整をしながら
シーリング材とボディー、そしてゴムの間に空気が入ったままにならないように
しっかりと押えながら固定していきます。

この作業は慎重に何度も押えて、時には前後に1センチほどズラすように動かしながらエアーを抜き、
しっかり奥まで入ってシーリング材の弾力で戻ってクランプが甘くならないように。


しっかり押さえて戻ってこず、そして、はみ出してくるシーリング材がほんの少量なら大正解!
あとはリアゲートを閉めて1時間放置。



さらに用心して重要な部分を上から追加シール。


※フロアーの部分だけはウェザーストリップとフロアパネルとの隙間に薄く
シーリング材を塗り込んでおきました。




この状態で表面だけでも硬化するのに さらに1時間は待ちました。
全体が完全にゴム化するまで2日ほどでしょうか。

これで大体の作業は完了。


帰宅する途中、夕立のような大雨に遭遇。

これは良いテストだな!なんて言いながら帰宅しましたが、
まだ漏れが完全に止まったかどうかは確認しておりません。

止まっていればOK!そうでなければ、もう一度、水の浸入箇所を探さないとね。




本当に車の走行中の異音発生とか、漏水というトラブルの原因追求というのは難しいのです。

停車中に確認できるような異常音ならともかく、
走行中の異音は出たり出なかったり、特定には時間がかかり、
対策や修理も何度もトライしなければならないことが多く、
雨漏り、浸水も同じように原因がわかるまでが大変。

今回は比較的わかりやすく原因箇所の特定が早かったので大体の作業だけはササッとできちゃいました。


ふと、思い出した昔の仕事で。

海外でラリーをしていたころは 川を渡るルートなどがあったり、
東南アジアのラリーではスコールに遭遇するなんて珍しいことでもなく、
車ってのは雨のことは考えてあり、上からの水には強くても 下からの水、真横からの水の
ことはあんまりしっかり考えていないものなのかな?なんて思ったことを
この修理をしながら思い出しました。



今日の大雨、完全に水の浸入を防ぐことができたかどうか?
結果報告は次回のブログで。



ハイエースの雨漏り修理 その2修理準備

2016年07月03日 19時40分15秒 | モノ作り
昨日は滋賀竜王、そして本日はデンパーク。

どちらもイイ天気!!それはもうイイ天気過ぎてパフォーマンスは大変!(笑)
今日の午後からはちょっと微妙でいつ降りだしてくるかわからないので
室内でのパフォーマンスでありました。


スピニングマスターズのメンバー的には暑さでヘトヘトでしたが、
スピニング号的には、この2~3日、今日の午前までの天気が良くて助かりました。



それでは早速、修理を開始する前に下準備を。

スピニング号の荷台のカーペットやフロアを乾燥させなければならず、
ステップガードや内張りの一部を外したままであり、
ウェザーストリップもしっかり装着していない状態だったので、
これで大雨に遭遇したらまたまたビチャビチャ状態になってしまうところでしたが
天気が良過ぎたおかげで本当に助かりました。



そう、ハイエースのリアゲート付近から雨漏りした場合、
厄介なのは水を吸ったカーペットと防音材。

フロアマットなら分割で各シートの足元ごとに取り外しが簡単にできるが、
ハイエースのカーペットは運転席後部から荷台最後部まで1枚で出来ているので、
取り外すとなるとセカンドシートから後ろのものは
全てはずさないとカーペットは車外へ出せない。

スピニングの場合は特に面倒なのは、
普段は大道芸用の装備を搭載しているので、
何もかもを出して空荷にするのは一大事。

一番空荷に近い状態になるのは大道芸で道具、機材を下ろしたとき。

現場でシートを全部取り外すわけにはいかないが、
昨日、今日は大道芸をしている半日ほど荷台のパネルを取り外し、
一度カーペットをめくって濡れている部分だけ裏返して乾燥させる作戦。




※昨日の滋賀竜王での大道芸中、写真の状態で5時間ほど放置しておき、
パフォーマンスを終え車両に戻ると「バッチリ乾いておりました!!」と思いきやまだまだもう少し。

しぶとい!!梅雨時だからなのかな?

折角なのでカラッと乾燥しきるまでと思い本日の現場でも、
車用のファブリーズを裏表にプップッとやってから、裏
返して半日干しておき、これでやっと乾燥OK!


この工程は少し面倒でもやっておかないとカビが発生してしまうので完全に乾かすことが重要。

フロアカーペットを乾かしている間にウェザーストリップの交換準備。



古くなり内側がサビサビのウェザーストリップをベリベリと取り外します。

2日前に1度外しているということもあるからなのか、
ユルユルでしっかり止まっていないので超簡単10秒で完了であります!


※再確認、ちなみに雨漏れしていたのは左側で、右側は大丈夫でした。




※装着していたところの上部半分にはグリスらしきペースト状のものが塗布されていました。
左右ストップランプユニットのあたりからルーフのところまで結構ベットリと塗られていました。

そのグリス状のものをきれいにふき取り、パーツクリーナーなどで脱脂しておきます。

ここまでで下準備&お掃除完了。




※用意した材料と部品です。



※ウェザーストリップの純正部品品番。


いよいよ修理開始!!




ハイエースの雨漏り修理 その1 原因

2016年07月01日 23時11分38秒 | モノ作り
今日は殺人的な蒸し暑さでしたね!


このブログでこんな話題を出したことはありませんが、今回は少し車の修理話題を。

スピニングマスターズのパフォーマンス活動には必要不可欠なのが車。

パフォーマンスの道具や機材はもちろん、メンバー全員が快適に移動できるように
7年前からハイエースを使っております。

7年前にステップワゴンから乗り換えた時は
シルバーメタリックのハイエースで最初のマイナーチェンジを終えた車種。
いわゆる2型というヤツでした。
3年半乗りましたが売却する時点で15万キロを超えており、
その後、今から3年前にもう一度同じ型で2度目のマイナーチェンジをした
3型のハイエースにスイッチ。

どちらも10人乗りのワイドボディーですが、
当時は4人とか5人で長旅をすることとか、
夜行バス状態でパフォーマーが仮眠を取りながら移動することも多かったので、
機材の多さから判断するとこのハイエースしか選択がなかったのであります。



さてさて、ではハイエースの何が問題なのか??

そう、タイトルのとおり雨漏りなのです。
リヤゲートのどこかから浸水し荷台の一番後方のカーペットがベタベタに。
雨の日の走行後というより、大雨の時に停車したまま、あるいは洗車機に通した後などに
こういった症状がでておりました。

それに気づいたのは、今回の3型に乗りかえて1年経過したあたりでした。
それが最近はかなりひどくなってきてベタベタどころか、ビチャビチャに。

原因箇所を特定するために洗車機にかけてからリヤゲート、荷台、バンパー周辺を調査。


※写真は水たまり状態になっていた水滴を拭きとった後の状態ですが、
フレームにはうっすらとサビも確認。




※ステップガードを外しても裏側にかなりの量の水滴が付いていましたので、
やはり随分前から 何度も水が入って来ていたようであります。




※ウェザーストリップの内側はこのありさまです。
そっと外してから中に溜まっていた水を捨てると凄いサビ。




※ウェザーストリップの中から出てきた水とサビはこの量!
1年以内だったらクレームだよ!


この時点で友人の車屋さんに電話して部品だけは手配。



※ステップは天日干しで乾燥。



んん、では、一体どこから?これほどまでの水が。


絶対に水路となっている部分があるはず。
するとウェザーストリップ(ゴム製のドアとボディーの隙間を塞ぐパーツ)に異常を発見!

なるほどコレだ!!


※ストップランプのユニットが取り付けられている付近が
車両のデザイン上微妙に曲線となっていて、ボディーの接合部でもあり、
ここにウェザーストリップとフレームの間に水が入りやすい隙間ができていました。

メーカーサイドでも水が入りやすいというデーターが確認できていたのか、
この部分だけゴムの形状が写真のようになっていました。




※ウェザーストリップの内側を確認してもちょうどこの曲線付近からだけにサビが。
水滴もここからだけなので間違いないでしょう。




※ストップランプ付近のウェザーストリップの外側から侵入した水は
フレーム(赤矢印)に沿ってフロアまで降りてきて、
ステップガードの下のフロアーカーペットに沁みて、
スピニング号の駐車場は右下がりに傾いているので右側の方までビチョビチョに。




ネットなどで検索してみると、
おやおやおや、かなりのハイエースユーザーが浸水、水漏れで苦労されているよう。

へええ、こんなにも多いのかと正直ビックリでありました。


では、もう少しリアゲート(バックドア)とウェザーストリップとの密着度を調べてみようと
ドア側のゴムのあたる部分の痕跡を確認。


※ドア下部にあたる部分(赤矢印)。ハッキリとゴムの跡が残っていてしっかり密着していそう。



問題の左側面部分。赤矢印の部分は大丈夫だが、赤丸のあたりは跡が消えている。(ほんのうっすらと確認)



で、ここからの漏水であると断定し、原因もはっきりしたので次回は修理方法などの報告を!!


シール材と道具は買ってきましたが、現在は部品待ちです。










ディアボロ用のカーボンスティックをメンテナンス

2016年01月08日 20時37分49秒 | モノ作り
スピニングマスターズのディアボロ歴は20年以上。

ヒロヤもケイタも小学生のころからでした。
もう自分たちも把握できないくらいの長~い年月をディアボロにはお世話になっております。

今はケイタとヒロヤのデュオプレイもできなくなりましたが、
スピニングマスターズのお家芸でもあった4ディアパスなどもそのころからだったので
本当にディアボロさんにはお世話になりっぱなしであります!




ディアボロを知ったころ。

そのころは径14ミリの木製のスティックが付属で
硬く、長く、しなりもなく、扱いにくいものでした。

細く、丈夫で軽いものを!と、アルミパイプで自作し試したりもしましたが、
アルミ製というのは「しなる」という点では、素材として不適合。
また、一度変形しかけると使えなくなります。

ディアボロはこの十年でかなりの進化をしている道具だと思います。
また、それにともない最近はいろんなタイプのスティックが市販されております。




現在のスピニングマスターズが使っているのはヘンリー社のカーボンショートという製品。
はじめは黒色の製品しか市販されていなかったのですが、
現在は様々なカラーで市販されていてデコレーションしやすいようにホワイトカラーをチョイス!




この製品を使い始めてから、もう何セットを消費しただろうか?

まれに 折れたりすることもありましたが、
ある部分がキズだらけになるとストリングスが切れやすくなってしまうのと、
ディアボロの回し方によってはグリップの位置がズレてしまうので、
スピニングマスターズでは時々メンテナンスをして、
できるだけライフサイクルを長くしております。

どれも愛着のある道具。
たとえスティック1本と言えど大切に使えば数年はお付合いしてくれます。

それでは作業を。



① ストリングスが切れやすくなる。



スティック先端のストリングスの出ているアルミパーツの部分。
これだけのキズがついていればヤスリと同じでストリングスが切れない方がおかしいよね。

新品と比較するとよくわかります。


1年も使えばこんな状態。キズキズです。


200番から300番くらいのサンドペーパーで大きなキズをざっと処理。

それから800番から1000番くらいの耐水ペーパーで細かいキズが消えるまで磨きます。

ストリングスが接触する部分は良く確認しながら丁寧に。
引っかかりなどがなくなったら、ピカールなどの金属研磨剤で磨き上げておくとバッチリ!



右が作業前、左が完成。




② グリップのズレを修正。

OK!ヒロヤの小ネタで、ハイパースピードループでディアボロをブンブン!
これは結構スティックに負担がかかり、ひどい場合は折れたりしますが、
いつも困っているのはグリップのズレ。

我慢して使っていると4~5センチくらいにズレが!




デコレーションをやりかえる時にこのズレを直します。

特に難しいことはありません。
ちょっと握力と「何とかせな!」というド根性さえあればOK!




しかっり握って元の位置まで押し込んで完了!


で、この後の対策が重要。

エポキシ系の2液混合タイプの接着剤をグリップがズレない様にストッパーとしてこの部分に。




1時間も乾燥させれば固まります。



これでグリップの位置が勝手に変わってしまうこととはオサラバ!!



③ストリングスのねじれ対策として

大道芸パフォーマーとして活動しだしてからは実は大して重要ではなくなりました。
しかし20年以上もこうやっていましたので、今さら変えられないというか
パフォーマーとしての性というか・・・(笑)

その昔は3分間のフリースタイル形式でガンガン技を詰め込んで披露していたころには
連続的に技を繰り出していくとストリングスがねじれて「ヨレ」が溜まってきます。

これを自動的に解消してくれるのがラジコン用のベアリング。
内径2mmの小さなボールベアリングを通してストリングスを装着することで
長く連続的な技をしていてもストリングスがグニョグニョになるのが防げます。




左右のスティックにそれぞれ装着しておけば安心です。

現在のパフォーマンスではディアボロの技を連続で披露しているといっても
せいぜい3つか4つ程度なのでそれほど気にするようなことではないかもしれませんが、
無いよりはあった方がということと、
これもまたストリングスが切れにくくなることにも一役買っているので
今でもこのようにベアリングを使用しております。





④ 滑り止め対策

夏に汗をかく・・・、オイルや水を触った手でそのままディアボロのプレイを・・・。

こういう状況はちょいちょいあります。

昔は木製スティックでも滑り止めのためにテーピングをしておりました。
手で握る部分にテニスラケット用のグリップテープを巻いてみると
それほど握る力も必要なく、長く安定してパフォーマンスができ、
握力や腕力の疲労も確実に違っておりました。

テニス用、バトミントン用のラケット向けに販売されているラバータイプのグリップテープで
グリップ感をさらに重視するためにゴムのラインが張り付いているタイプを昔から使っております。



この黒いゴムが裏側にくるようにスティックのグリップの上に巻き付けて完成。

スピニングマスターズではOK!ヒロヤが自分の好みとセンスで
デコレーションをしてカラフルに仕上がっております。

また、汚れも気になるので、ファイヤーショーの多くなった今は
ビニールテープを巻いて、更に補強しております。

ちょっと重量も増えますが、スティックリリース系の技はやり易いようであります。



スピニングマスターズはこまめにメンテナンスをしておりますが、
ショーの途中で失敗するのも嫌だし、ましてやストリングスが切れるとお客さんに危険。
プロパフォーマーとしてきちんと道具の管理をするのもお仕事の内だと思います。