昨日も今日も風が強かったですね。桜の花びらが地面に・・・。
今度雨が降ってしまったら今年の桜も終わりかな?
今日はデンパークでしたが結構強風でディアボロには苦戦しましたが、3回のショーはどの回も
良くて楽しくできました。ご覧いただきました皆様ありがとうございました!!
そしてファンの方からいただいた差し入れを夜のティータイムで上品なお菓子をいただきながら
落ち着いた雰囲気の中でこのブログに向かっております。
もうすぐブログのお引越しをしますので、その前に久しぶりに音響機材の話題を。
3月、4月は風が強い日が多くて屋外でのパフォーマンスはジャグラー泣かせでありますが、
実は音響泣かせでもあります。
施設現場に行ったり、桜の現場に行ったりと忙しい日を送っておりますが、特に桜の現場では
風に乗って砂やホコリが大量に飛んできてミキサーやワイヤレスレシーバーが・・・。
パソコンのキーボード用のエアーダスターを使って定期的にメンテしないとボリュームのガリ発生やら、
ノイズの原因にもなって困ります。
しかし、パフォーマンス中にもっとも困るのが、パフォーマーが装着しているヘッドセットからの風切音。
一生懸命パフォーマーがトークしていても強風の中ではボーボー、ザーザーとMCの内容がお客さんに伝わらない。
そんな強風が巻き起こす雑音から少しでも解放されるようにと、ウインドシールドをいろいろ試しております。
このウインドシールド、またの呼び方がマイクスポンジだとかウインドスクリーンなどとも言います。
とにかく、ヘッドセット先端のピックアップ部分に取り付けるスポンジ状のパーツです。
パフォーマー(特にスピニングのOK!ヒロヤは・・)はショーをしている時には動き回って息も荒くなったりもするし、
そうなれば口元に近い所にあるピックアップ部分からは息(ポップノイズ)をダイレクトに拾ってしまうのと、
この季節には付きものの風切音も拾うと、もうこのウインドシールドなくしては、
一体全体何をパフォーマーがしゃべっているのかさせもわからないほど酷い時があります。
これが意外と音響泣かせで、ヘッドセットがダイナミックタイプならまだしも、
コンデンサータイプで高感度の製品だと付属されてくる標準的なサイズのものだけではノイズを避けられません。
なので、大道芸パフォーマンスなどであまり高性能で高感度のコンデンサーマイクや無指向性のマイクなどを使っていると
その事態はさらにひどくなります。
スピニングマスターズではシュアのヘッドセットやTOAなどの安いタイプ(ボーカル用は避け)で
エアロビやスピーチなどに使われるものを使用します。
ウインドシールドの話題ではありませんが、シュアのヘッドセットで言うならばSM35-TQGよりも
半額くらいで入手できるPGA31-TQGの方がより大道芸などでは使いやすいという
価格に相反する現実があります。
それに昔このブログでも書いたように大道芸パフォーマンスにおけるヘッドセットマイクは消耗品です。
あまり高価なものではなく、そこそこのものでリーズナブルな価格帯のマイクを2~3本持っていた方が
何かと便利。
少なくともスピニングはOK!ヒロヤが汗をかき、たまに雨にさらされながらショーをするなど
湿気からは逃げられないので1回ごとのショーが終わるたびにウインドシールドを外し、
カプセルを乾かし、乾燥させたウインドシールドを状況に合わせて装着し直しております。
話題をウインドシールドに戻します。
このピックアップ部分に装着するのがTOA社 WH-4000A用ウインドスクリーンで、
これをいつも大量に持ち歩いています。
同じような形状のウインドシールドがシュアのPGA31-TQGにも標準で付属されていました。
どちらもピックアップ部分(カプセル)の形状にはピッタリの設計ですが、
大道芸などの現場、特に桜の時期のフィールドにはこんなものじゃボーボー、ザーザー、はぁはぁ、ぜいぜいなど
あらゆるノイズからクリアなボイスを守ることなどできません。
そして頻繁に使っているからでしょうか、2~3ヶ月も使っていると写真のとおり
ボロボロで役に立たなくなってしまうんで、まさに消耗品。
写真の左端が新品状態。中央、右端はどちらも2ヶ月ほど使用した状態。
完全に変形しスポンジ表面もボロボロの状態。これではそよ風でもボ~ボ~と。(笑)
仮に新品であっても強風の日に限ってはこのウインドシールドだけでは十分ではなく、
この7~8年しばらくの間は、強風対策として二重にして対応して良好な結果でありました。
まず、二重にするために使っていたのがTOA WH-4000A(写真左側)や、
SHURE PGA31-TQG に標準で付属のウインドシールドの上に
さらにaudio technica AT810FWS(写真右側) という品番の少し大きめでまん丸のウインドシールド。
強風の日であろうが、OK!ヒロヤがヘルメットをかぶった時にピックアップが口元に密着してしまっても
まともでクリアな音声が拾えており、それなりに良かったのですが、部品として購入すると非常に高価。
10個もまとめ買いしておこうとすると3600円なり!!
しかも二重に装着するのも少し面倒です。
もう少しリーズナブルで二重装着しなくとも風切音、ポップノイズを減少させられるのもがないか、
ネット上を2~3日散歩してみました。
最近「おおっ!これが良い!」という格安のウインドシールドがありました。
幾つかの製品をテストしてみて良好なモノを記載しておきます。
上記写真の左端の2個(同じ製品)は今回テストした大きいサイズのものです。
高さ:約4.5cm、幅:約3.3cm、 内径:約1.2㎝ 深さ:約3.8cmとの表記でした。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07MMPBB1F/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
右上の2個はシュアーの標準付属品。
右下の2個はネットで購入した小さいサイズのもの。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07MQWWLJC/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&th=1
小さいサイズのものは強風対策用というよりは、通常使用するための純正代用品として購入したもので、
強風時の防風対策としては大きいサイズのものをテストしました。
上の写真で大きさを比較してみるとかなり大きく感じるのですが、装着方法さえ考えれば
パフォーマーの視界を遮るようなことにはなりません。
本日の比較的風が強かったデンパークでテストをしましたが、防風効果はバツグン!ボイスだけをクリアに拾うことができました。
5個で500円チョイ。マイクメーカーがスペアパーツとして販売している価格帯からすれば5分の1程度と格安でした。
何度もクドクドと書いておりますが、大道芸現場におけるコンデンサーマイクは消耗品です。
汗も唾液も、雨もすべての湿気はマイクの性能を著しく低下させます。
また、ウインドシールドも汗や唾液でベタベタのまま放置すれば、これもまたマイクの健康上良いわけがありません。
ショーの度毎にヘッドセットをメンテナンスし、乾燥させたシールドを装着し次のショーに挑んだ方が安心でしょう。
さて、告知も・・。
4月号のスピマガでも4月~5月に出演する大道芸フェスティバルやイベント出演などについて
お知らせさせていただきましたが、犬山城下町 大道芸まつりの方も出演パフォーマーが決定!!
4月の犬山城下町 大道芸まつりは 「鈴鹿野郎舞一座 加藤みきお&ひろみち」の親子パフォーマーと
スピニングマスターズ OK!ヒロヤの二組体制で4月28日 日曜日の開催です。
http://www.spinning4.com/blog_eReport/?page_id=16
いよいよ忙しいシーズンに突入であります。
こちらのブログも引っ越し先の準備がまだ完全ではありませんが、こちらに新設します。
http://www.spinning4.com/oneoff/
なかなか会えない方とも、どこかの会場でお会いできるのを楽しみにしております。