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モノ作り、ハンドメイド大好き!ワン-オフ アイテム

「モノ作り」をテーマにしたコンテンツを中心で情報発信中!他にもパフォーマンスに関するエピソードや、身近な話題も記載。

風が強い時のウインドシールド

2019年04月06日 22時34分41秒 | 音響関係

昨日も今日も風が強かったですね。桜の花びらが地面に・・・。

今度雨が降ってしまったら今年の桜も終わりかな?

今日はデンパークでしたが結構強風でディアボロには苦戦しましたが、3回のショーはどの回も
良くて楽しくできました。ご覧いただきました皆様ありがとうございました!!

そしてファンの方からいただいた差し入れを夜のティータイムで上品なお菓子をいただきながら
落ち着いた雰囲気の中でこのブログに向かっております。

 

もうすぐブログのお引越しをしますので、その前に久しぶりに音響機材の話題を。

 

3月、4月は風が強い日が多くて屋外でのパフォーマンスはジャグラー泣かせでありますが、
実は音響泣かせでもあります。

施設現場に行ったり、桜の現場に行ったりと忙しい日を送っておりますが、特に桜の現場では
風に乗って砂やホコリが大量に飛んできてミキサーやワイヤレスレシーバーが・・・。

パソコンのキーボード用のエアーダスターを使って定期的にメンテしないとボリュームのガリ発生やら、
ノイズの原因にもなって困ります。

しかし、パフォーマンス中にもっとも困るのが、パフォーマーが装着しているヘッドセットからの風切音。

一生懸命パフォーマーがトークしていても強風の中ではボーボー、ザーザーとMCの内容がお客さんに伝わらない。

そんな強風が巻き起こす雑音から少しでも解放されるようにと、ウインドシールドをいろいろ試しております。
このウインドシールド、またの呼び方がマイクスポンジだとかウインドスクリーンなどとも言います。

とにかく、ヘッドセット先端のピックアップ部分に取り付けるスポンジ状のパーツです。

パフォーマー(特にスピニングのOK!ヒロヤは・・)はショーをしている時には動き回って息も荒くなったりもするし、
そうなれば口元に近い所にあるピックアップ部分からは息(ポップノイズ)をダイレクトに拾ってしまうのと、
この季節には付きものの風切音も拾うと、もうこのウインドシールドなくしては、
一体全体何をパフォーマーがしゃべっているのかさせもわからないほど酷い時があります。

これが意外と音響泣かせで、ヘッドセットがダイナミックタイプならまだしも、
コンデンサータイプで高感度の製品だと付属されてくる標準的なサイズのものだけではノイズを避けられません。

なので、大道芸パフォーマンスなどであまり高性能で高感度のコンデンサーマイクや無指向性のマイクなどを使っていると
その事態はさらにひどくなります。

 

スピニングマスターズではシュアのヘッドセットやTOAなどの安いタイプ(ボーカル用は避け)で
エアロビやスピーチなどに使われるものを使用します。

ウインドシールドの話題ではありませんが、シュアのヘッドセットで言うならばSM35-TQGよりも
半額くらいで入手できるPGA31-TQGの方がより大道芸などでは使いやすいという
価格に相反する現実があります。

それに昔このブログでも書いたように大道芸パフォーマンスにおけるヘッドセットマイクは消耗品です。
あまり高価なものではなく、そこそこのものでリーズナブルな価格帯のマイクを2~3本持っていた方が
何かと便利。

少なくともスピニングはOK!ヒロヤが汗をかき、たまに雨にさらされながらショーをするなど
湿気からは逃げられないので1回ごとのショーが終わるたびにウインドシールドを外し、
カプセルを乾かし、乾燥させたウインドシールドを状況に合わせて装着し直しております。

 

 

話題をウインドシールドに戻します。

 

このピックアップ部分に装着するのがTOA社 WH-4000A用ウインドスクリーンで、
これをいつも大量に持ち歩いています。

同じような形状のウインドシールドがシュアのPGA31-TQGにも標準で付属されていました。
どちらもピックアップ部分(カプセル)の形状にはピッタリの設計ですが、
大道芸などの現場、特に桜の時期のフィールドにはこんなものじゃボーボー、ザーザー、はぁはぁ、ぜいぜいなど
あらゆるノイズからクリアなボイスを守ることなどできません。

そして頻繁に使っているからでしょうか、2~3ヶ月も使っていると写真のとおり
ボロボロで役に立たなくなってしまうんで、まさに消耗品。

写真の左端が新品状態。中央、右端はどちらも2ヶ月ほど使用した状態。

完全に変形しスポンジ表面もボロボロの状態。これではそよ風でもボ~ボ~と。(笑)

仮に新品であっても強風の日に限ってはこのウインドシールドだけでは十分ではなく、
この7~8年しばらくの間は、強風対策として二重にして対応して良好な結果でありました。

まず、二重にするために使っていたのがTOA WH-4000A(写真左側)や、
SHURE PGA31-TQG に標準で付属のウインドシールドの上に
さらにaudio technica AT810FWS(写真右側) という品番の少し大きめでまん丸のウインドシールド。

 

 

風の日であろうが、OK!ヒロヤがヘルメットをかぶった時にピックアップが口元に密着してしまっても
まともでクリアな音声が拾えており、それなりに良かったのですが、部品として購入すると非常に高価。

10個もまとめ買いしておこうとすると3600円なり!!

しかも二重に装着するのも少し面倒です。

 

もう少しリーズナブルで二重装着しなくとも風切音、ポップノイズを減少させられるのもがないか、
ネット上を2~3日散歩してみました。

最近「おおっ!これが良い!」という格安のウインドシールドがありました。

 

幾つかの製品をテストしてみて良好なモノを記載しておきます。

上記写真の左端の2個(同じ製品)は今回テストした大きいサイズのものです。
高さ:約4.5cm、幅:約3.3cm、 内径:約1.2㎝ 深さ:約3.8cmとの表記でした。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07MMPBB1F/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

 

右上の2個はシュアーの標準付属品。

右下の2個はネットで購入した小さいサイズのもの。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07MQWWLJC/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&th=1

小さいサイズのものは強風対策用というよりは、通常使用するための純正代用品として購入したもので、
強風時の防風対策としては大きいサイズのものをテストしました。

上の写真で大きさを比較してみるとかなり大きく感じるのですが、装着方法さえ考えれば
パフォーマーの視界を遮るようなことにはなりません。

本日の比較的風が強かったデンパークでテストをしましたが、防風効果はバツグン!ボイスだけをクリアに拾うことができました。

5個で500円チョイ。マイクメーカーがスペアパーツとして販売している価格帯からすれば5分の1程度と格安でした。

 

何度もクドクドと書いておりますが、大道芸現場におけるコンデンサーマイクは消耗品です。

汗も唾液も、雨もすべての湿気はマイクの性能を著しく低下させます。

また、ウインドシールドも汗や唾液でベタベタのまま放置すれば、これもまたマイクの健康上良いわけがありません。

ショーの度毎にヘッドセットをメンテナンスし、乾燥させたシールドを装着し次のショーに挑んだ方が安心でしょう。

 

さて、告知も・・。

 

4月号のスピマガでも4月~5月に出演する大道芸フェスティバルやイベント出演などについて
お知らせさせていただきましたが、犬山城下町 大道芸まつりの方も出演パフォーマーが決定!!

4月の犬山城下町 大道芸まつりは 「鈴鹿野郎舞一座 加藤みきお&ひろみち」の親子パフォーマーと
スピニングマスターズ OK!ヒロヤの二組体制で4月28日 日曜日の開催です。

http://www.spinning4.com/blog_eReport/?page_id=16

 

いよいよ忙しいシーズンに突入であります。

こちらのブログも引っ越し先の準備がまだ完全ではありませんが、こちらに新設します。

http://www.spinning4.com/oneoff/

 

なかなか会えない方とも、どこかの会場でお会いできるのを楽しみにしております。

 


ワイヤレスのアンテナ

2018年12月26日 11時07分41秒 | 音響関係

大道芸やイベント出演の現場で、音響のセッティングは非常に大切なこと。

大道芸では通常だと100人~200人、イベント出演でのステージでは500人前後、
ホールなどでは800人~1000人くらいを想定し、
全てのお客さん全員に心地よい音が届くようにすることが仕事なので、
その都度音量なども変化するし、場合によっては装備している機材では不十分になることもあるので、
別に持って行ったり、ステージイベントやホールでの出演時は設置されているPAへの接続をお願いしたりします。

人数に対しての音量とか、スピーカーの配置なども気を使いますが、
意外と重要なのに気にされていないのがワイヤレスの運用。

大道芸ではいろんな電波が飛び交っているところなどでも使用することが多いので
ワイヤレスマイクのセッティングは毎回のように気を使い、音切れやノイズがないかなどのチェックを行います。

1ヵ所であまり動かないパフォーマーの場合にはそのリスクは少なくなりますが、
スピニングマスターズの場合はパフォーマーが動き回るので、
ステージイベントやホールでショーを行う場合には時間が許せば動き回る範囲すべてで
ワイヤレスチェックを行うことにしています。

半年くらい前からとある現場でOK!ヒロヤがディアボロのパートに突入したところで
数か所の音切れを確認しました。いつもしないところでだったから「あれ?」と思いましたが
1秒もないくらいの短時間だったのであまり気に留めず、、そのままショーが進行して終了。

たぶんお客さんも気付いていないほどだったのですが、
それから同じ現場で毎回のように同じポイントでOK!ヒロヤの肉声だけが途切れる瞬間があったのです。

その時使用していたワイヤレスシステムはLINE6 XD-V75でした。

2.4GHzを使用したワイヤレスなのでWi-FiやBluetoothと同じ。なので、
例えばそれまでなかったWi-Fiスポットを施設が新設したとか、アンテナ配置を移動したとか、
最近は監視カメラも無線化に同じ周波数帯でWi-Fiを使っており増えておりますので、
そんなちょっとした理由でも干渉は発生するものです。

Wi-Fiの方はネットワークやインターネット接続の利用が多いので、一瞬途切れたとしても
ユーザーは気付きにくく、まして自宅ではない外出先での一時的な利用であればわからないのが現状。

しかし、我々パフォーマー側はトーク中に途切れるとこれはギャラリーにとっても
パフォーマーにとっても不快。
度々そうなるとひどい場合にはショーが中断してしまうケースもあるほどです。

Bluetoothは一般的な送受信範囲が見通し線で10mほどで、ギャラリーの中で使っている人が居ても
殆ど問題になったことはありません。逆にこのBluetoothはマイクとして使う製品も…

ネットで2000~3000円程度で売られているBluetoothを使った小型のヘッドセットもありますが、
スピニングマスターズのケースで言えば全く問題外。不安定極まりなく、ブツブツ切れたり復活したり、
さらにはコンデンサーマイクのカプセルがあまりにも音質がひどく、大道芸ならともかくとしても
ギャラを頂いて出演させていただくイベントなどでの使用はあり得ないと思っております。

スピニングマスターズとしては、そういう理由からワイヤレスマイクに関しては極力安心できる製品を
チョイスしていますし、デジタル方式のワイヤレスマイクを採用した時も
音声がとてもクリアだったことがキメ手でした。
ただし、問題なのは同じワイヤレスシステムを使っていたり周辺のWi-Fi環境との干渉。

話を戻しますが、周辺の環境やフェスティバルや
大きなイベント会場で同システムのワイヤレスを使っている場合など電波干渉を避けなければなりません。

音響屋さんどうしだと話は簡単で機材のチャンネルなどを変更する程度の一手間でOK!

Wi-Fiに関しては周波数帯を変更してもらうことなど事実上不可能。
こちらでセッティングを変える必要が出てきます。

その、とある施設でのディアボロルーティン中に発生するデッドスポット。たとえ0.5秒だけでも
トークが途切れるのは自分は嫌なので、いろいろ試してみました。

1)アンテナの配置や向きを変える。

2)LINE6のチャンネルを変える。

3)OK!ヒロヤのベルトに装着しているトランスミッター(送信機)を同機種のスペアに換える。

4)音響台に設置しているレシーバー(受信機)を同機種のスペアに換える

5)レシーバーの配置を変える。

6)電池はエネループなどの充電式ではなく、アルカリ乾電池を使用。毎回新品に!

7)アンテナを換える。

と、試してみて、一応機材の不良や故障が原因かと思ってやってみた3)と4)は何ひとつ変化なかったので
機材の調子が悪かったという説は外しました。

1)も2)も5)も大きな変化はなく、起きる時には音切れが…

6)はあまりにも初歩的で…

結局解消に至ったのは7)アンテナの交換。LINE6からは数種類のアンテナが発売されとります。

1/4波長のもの、1/2波長のもの。(これは本製品に付属されていました)
どちらも一般的なホイップアンテナというものです。

マニュアルに記載のスペックによれば1/2波長のホイップアンテナはゲインが5dBで無指向性。

 

そして、たかがアンテナ!されどアンテナ!!プライス的に高額ですが、
パドルアンテナというものがあり、360度の無指向性と180度の指向性の2タイプが販売されていました。

形状がウチワのような薄いもので、マイクスタンドなどに取り付けて設置します。

3dB、12dB、23dBゲインも3段階で調整ができるのも魅力的。
※ゲインというのはちょっと難しいのですが、簡単に言うと電波の強度と一般的には言われております。

特に指向性の180(上記写真左)はアンテナ設置場所より前方向でしかパフォーマーは動かないので余分な方向からの
Wi-Fiなどの干渉波を受けなくて済みので興味はありました。

どちらも効果あり!だと思うのですが、試してみるには高額だったことと、
スピニングマスターズのお片付け事情からすると毎回邪魔になりそうだったので、とりあえずは
最終手段として一時的に棚上げ。

 

ではどうしようかと考え、Wi-Fi用のアンテナでもう少しゲインがあるアンテナを試してみようかと、
ふと思い立って、早速ネット通販で買ってみました。(笑)

 

21日に実施した滋賀竜王センターコートでの大道芸時は下の写真の付属品のアンテナ。(赤丸)
こんな風に音響ボックスのフタの一番高く左右に開いたところにアンテナがあります。

 

届いたアンテナに交換しての犬山城下町 大道芸まつりではこの長さ!!(笑)

長さが重要ではなく、このアンテナのゲイン12dBというスペックを試すためにテストをしたのですが、
大正解!!今のところ気になっていた場所でのデッドポイントが解消できました。

また、客上げの時などにワイヤレスマイクのレシーバーやアンテナから遠くに離れても途切れることなく
クリアーなので、一先ず良かったのではないかと思います。

アンテナはそのまま装着することができず、BNCタイプのコネクターへ変換する必要があります。

Wi-Fi用のアンテナの多くはSMAタイプ。
装着するためには変換コネクターや同軸ケーブルを自作することになります。

今のところ安定した状態ではありますが、すべての現場でテストを済ませていないことと、
あくまでLINE6メーカーサイドからすればサードパーティーの製品なので
使うこと自体には問題が無くても、メーカーに質問しても答えは返ってはきませんのでご了承を。

 

普段あまり気にしないで使っているワイヤレスマイクシステムですが、
現場周辺のちょっとした環境変化で急に不調となったり、
逆にアンテナを交換しただけで安定したりとデリケートなものなので、
毎回サボらずに音声チェックをしなければと思いました。

 

明日からは強烈な寒波がやってくるそうです。

スピニングマスターズは滋賀竜王センターコートの予定でしたが、
急に場所が使えなくなったことと、帰りの関ヶ原が心配なので明日の滋賀竜王ete前での大道芸は中止しました。

それでは!皆様も風邪引かないようご自愛ください。

 

 


アナログからデジタルへ

2016年10月16日 00時36分31秒 | 音響関係
昨日はOK!ヒロヤと二人でデビルスティックのルーティン製作のために
ふらりと河川敷へ行ってきました。




予てからファイヤーデビルでのツーティンを1分程度で披露できるような形で
作りたかったのですが、優先順位では何かと遅れがちで・・・。

やっと基本形だけ完成でありますが、
もう少し作り込んでからショーに組み入れるつもりのようです。



こういうショーのネタ作りや技の構成をするときに活躍してきたのが
こんなアンプ。単三電池4本でかなり長時間稼働してくれます。



何年つかってるだろう?もう10年くらいかな?全然壊れないし
まだまだパワーも十分です。

結構な音量なので屋外でも室内練習でも重宝しております。



ワイヤレスマイクの話題。

最近ワイヤレスのシステムを入れ替え作業をしました。

800Mhz B帯アナログから2.4Ghzデジタルワイヤレスへ変更。




今までも三味線用として使っていて音質的にも良いことはわかっていましたが、
ちょっと気になるところもあったりして、あえてMCトーク用としての使用は控えていました。

使用許可がいらない周波数帯なのでどこででも気兼ねなく使えるのですが、
一方では許可が要らないと言うことはいろんな通信機器もこの周波数帯を使っているということ。

代表的で一番身近なものではWI-FIですが、
携帯やパソコンはもちろん、レジや電子レンジ、ブルートゥースも。


公共電波の飛び交う大道芸現場でのノイズとか、混信とかショーの進行に悪影響がないかを
アナログのワイヤレスを使っているうちに 並行して3ヶ月くらい現場でチェックしてきました。

スピニングの立ち回り先では特に大きなな問題はなく、
ヘッドセットのコネクターもシュアと同じミニキャノン4P。


ミュートスイッチもあるので待機状態が可能です。




更に便利なのが電池の残量が数値で表示され。
それは送信機だけではなく、受信機側でも表示されるので
OK!ヒロヤがショーに専念しているときも
トモヒロパパが裏方で残量チェックをモニターできるというわけです。



送信機のボディーはアルミ。
ちょっと重ための感じでありますが、
丈夫でもあるので一長一短というところでしょうか。

チャンネルは14あるので選択幅も十分です。

音声の方はアナログに比べると透き通った感じでクリア感があり
電波が途切れることやノイズも皆無で
OK!ヒロヤの肉声にはあっていると思いました。

元々は津軽三味線用として導入したのですが、
三味線生演奏再開まで眠らせておくのはもったいなく
今はOK!ヒロヤのMC用として活用しております。



今日はジャズドリーム長島の予定でありましたが
ステージイベントがあり二組ではちょっとタイトかなと思い
メンバーで相談して急遽 滋賀竜王へ。

スピニングマスターズもショーの進行など細かな改造をしてなかなか好調でありました!!




さて、明日は安城のデンパークでの出演であります!!








大洪水とヘッドセットマイクの話題

2016年08月02日 23時13分49秒 | 音響関係
今日は大道芸でジャスまで行っておりましたが、
夕方から雨予報だったんで炎天下でも仕方ないと、
ちょっと早めにスタートしました。

暑さと海外からのお客様と、夏休み中のチビッコ相手に
ややリアクション薄めの中頑張っておりました。


その帰り道。

ナガシマの堤防から見える名古屋方面の空を覆い尽くすような
超低空 真っ黒の怪しい雲。その黒い雲の中が時々ピカピカと・・・。

この様子ではおそらく名古屋は大渋滞と予測し途中で夕食。

〇将のギョーザはうまい!!と満喫している間にも
外はパニック映画のような状態に。





その後はスピニングの自宅周辺まで帰っては来たものの大洪水で大渋滞。

いや~大変な一日でありました。






それではここからはマイクの話。



スピニングマスターズの芸風がそうなのか?

それとも、OK!ヒロヤが汗かきなのか?

さらには、この夏が異常すぎるほどの暑さだからか?



耐汗性に強いヘッドセットマイクが求められるこのシーズン。

毎年というわけでもないがやはりこのシーズン、
ひと夏ごとに大メンテナンスをすることになるんだけど、
今年はそのタイミングがめちゃくちゃ早い!!

何度か話題に出ておりますが、それだけスピニングマスターズの大道芸パフォーマンスでは
重要なアイテムであり、何を言っているのかが伝わらなければお客さんとの関係は築けないのです。

http://blog.goo.ne.jp/one-off-item/e/2a6e3867b6e4af5787f3f257cdf851f2

http://blog.goo.ne.jp/one-off-item/e/56d993080216387eb4a36cc59c0d56de

http://blog.goo.ne.jp/one-off-item/e/6ab155e0c8b9494f1cd761128905289d




ちょっと前に話題に出したシュアの新モデルとなったヘッドセットマイク。
今手持ちのヘッドセットが使えなくなれば、おのずと新タイプへの移行となります。

旧タイプが右に対して新モデルは左にフレキシブルがあるので、
「どうかな?」と思って購入は留まっておりましたが、
しかし旧タイプはもはや入手はできないので乗り換えを考えておく必要もあるし、
ならば「性能的にはどうなのか?」と、1セットだけ購入してみました。





左右変更の改造は以下の通り。簡単です。





この部分の頬にあたるところにウレタン製のクッション材が装着されておりますので





ゆっくりはがしてステッカーなどの裏紙など表面がツルンとしてシートに張っておきます。





3ヵ所にスクリュー止めされているだけなので簡単に分解できますが乱暴な作業は禁物。





精密ドライバーの+で慎重に外しました。





こんな感じでヘッドバンドワイヤーがホールドされております。





少しホットボンドのような接着材はついていりましたが簡単に外せます。



スピニングはTOAのWH4000Aの不用品からヘッドバンドワイヤーだけを流用しました。


TOAのヘッドセットの写真



改造後のシュアのヘッドセットの写真




ちょっとだけワイヤーを短くしましたが、このためにあったのか?というくらいピッタリ。


左右変更の改造が完成し、大道芸現場でいきなりテスト。

これがまたビックリするくらい汗に弱く
OK!ヒロヤが10分ほどの呼び込みをしていただけで あえなくアウト!!
何らかの耐汗対策をしなければ まったく使い物にはならず という状態でありました。






フレキシブルの先端のマイクがTOAとソックリ!いやいや同一製品だと思うほどで、
声を通した時の高音域の無さ、クリア感のないこもったような音質。

それにこれだけ耐汗性が低いことなどから、
TOAのOEM製品なのではと勘ぐりたくなるくらいスペックも使用感も、
そして音質も まったく同じでした。


※ダイソーなど百均などで台所用品とか、
洗車用の水をよく吸い取ってくれるタオルを切ったものを使いました。



汗の対策は 吸水シートを巻くなどして対策はできましたが、
音のこもった感じはすぐには対処できず、
せっかく改造までして最終的には一番つまらない結果。(笑)


シュアの製品だから低価格帯のものでもそれなりに使えるかと思いましたが残念です。

ワンランク上の製品もありますので、
そちらの方が音質的には納得できるスペックを持っているのかも知れませんが、
ちょっとテストを、というには高額でありますので、また次回。


今まで使っていたものを分解して部品やケーブルを交換して2本だけもう少し使えるように仕上げました。

とりあえずこれで夏を乗り切りたいと思います。








ヘッドセットの話題の続き

2016年06月27日 00時31分27秒 | 音響関係
大道芸に最適なヘッドセットマイクの話の続き。

スピニングとしての希望条件は、
単一指向性であること、
右側であること、
コンデンサマイクであり
ヘッドセットがしっかり固定でき
動き回ってもマイクポイントがズレたりしない
ヘッドバンド部分のフィット感が良好なこと。

もうひとつ贅沢をいうのならウィンドシールドの脱着が簡単で落ちにくいこと。

これらをクリアできコストが抑えられればなお嬉しい!!

しかし、これがなかなか無いのであります。
こんなに多くのメーカーが 様々なシュチエーションを考えて製品開発し
世に送り出しているというのに、
ドンピシャ!!ビンゴ!!となる製品には出会えておりません。

コスパに関しては1万くらいまででしょうか?
定価で1.5万くらいまでが上限で、それ以上となるとやはりどうも・・・。

大道芸での使用環境的にかなり特別で破損や劣化も早いので
高額な製品を長く使うことを考えるより、安い物を定期的に変えた方が有利かもしれませんね。

単一指向性にこだわる理由はやはりハウリングマージン。

無指向性もテストしたことがありましたが、
パフォーマーが道具などを取りに振り返ったり、
スピーカーの近くで何かの作業をしようとするとハウリングを避けるのが難しく
やっぱり大道芸の現場には不向きです。

右側マイクにこだわるのは、
これはもう「右に慣れてしまっている」というのが正直なところであります。
もっと掘り下げてみるとディアボロのプレイが影響するのが理由。



4人全員でショーをしていた時はピンマイクを胸元に付けて使ったりしていましたが、
ヒロヤとケイタの2人でショーをするようになり、
ディアボロのデュオプレイをすると自分の体の中心線から左下へと視線が行き、
4ディアパスを行う時も右側にいるプレイヤーが左側を意識するときには
自分のヘッドセットのマイク部分が左頬辺りに来ていると
視界に黒い影(ウインドシールド)が気になってしまうからなのです。

なので絶対に右用を譲れなくなってしまいました。(笑)
そしてOK!ヒロヤソロとなっても左用は違和感たっぷりで 今さら・・・なのであります。


今まで使ってみて音質的にはTOAよりもシュアの方がクリアで肉声は聞き取りやすい。
パナソニックも良かったですが、ヘッドセットの固定方法がヘッドフォンのように
頭の真上からかけるタイプだったので激しい動きやバランス芸実施では妨げとなりNG!






結局シュアを改造するか、自作しかないのかな?






ipadのライトニングケーブル

2016年06月09日 11時02分35秒 | 音響関係
現在大道芸でもイベント出演でも ショーをするときの音源はipodを使ってます。

古い人間なので、なかなかそれまで便利に使っていたモノを
簡単には変えられない、世間一般的な言い方を借りれば「ガンコもの」なのでしょう、
今でもホイール付きのipod classicやipod nanoが主役。

これらはいずれもDockコネクターなのでライン接続が簡単でした。
ヘッドフォン端子に接続するよりもDockコネクターで接続した方が
ライン信号出力とUSB接続などでの充電機能が利用しやすいので便利です。

1年くらい前にipad miniをショーでサンプラーとして使いたいと思い購入。
しかしDockコネクターからLightningコネクターへと変わっており
ライン接続が簡単ではなくなっておりました。

よくよく調べてみると変換アダプターが必要で
これを(Lightning - 30ピンアダプタ) 使えば映像信号やオーディオ信号を取り出せるようでしたが
当時は5000円以上とかなり高価。

iphoneやipadはすべてこのコネクターでしたので
しばらく待てば普及して価格も落ち着くかなと・・・。

最近は3000円を切るショップをネット上でも見かけますが、
それでも「こんな小さな部品に・・・」と思ってしまう昭和世代。(笑)


自分なりにいろいろ調べてみましたが、今のスピニングの環境ではこれがイイ!!

ミラリード(MIRAREED) AUXケーブル AUXコード&2.4A充電器(ライトニング)ブラック MFi認証品 2A出力 GA-1450

アマゾンで1450円!!(現在は1000円を切っております!)
シガーソケット付きで2.4Aの出力でipad miniにはバッチリ!!





バッテリー駆動の環境はもちろん、スピニングは100vが使える通常の環境でも
12vが使えるように安定化電源を搭載しておりますのでシガーソケットを使うのはまったく問題なし!!

オーディオ出力は素直な音質でケーブルも柔らかく取回し安さもGOOD!
ノイズ発生もなくクリアです。
さらにipadからシガーソケットまでだけを利用し、
オーディオケーブルは好みのものを使えばケーブルの長さも自由でもっと高音質も可能かと。


ipad、ipad mini、iphoneを音源として使う方で
スゴイバッテリーなどを使っている環境の人はイイかもね!!








大々的にオーバーホールを

2015年12月06日 23時35分27秒 | 音響関係
音響関係のオーバーホール作業を大々的に行いました。

年に2~3回は音響装着関係のメンテナンスはしますが、
今回は音響ボックスのリメイクも含め、
駐車場でヒロヤとケイコママと3人で大々的なオーバーホール作業を決行!

駐車場でやっちゃってるところがスピニングらしいでしょ?

OK!ヒロヤがブログに載せておりました。ココ!

年末年始の忙しい時を迎えるにあたり今やっておかなきゃね!


大道芸の現場でも音響トラブルは大変困りますが、
イベント出演時のトラブルは致命的です。

そうならないよう日頃からのメンテナンスは大切ですが、
普段では手が届かないところも今回はガッツリやっておきました。


特にアンプ周りと、ワイヤレス関係は最重要器材。

ワイヤレス受信機はAZDENからTOAに変更。

AZDENを使うメリットは、30チャンネル可変式でありながら、
乾電池での駆動が可能で、しかも小型軽量。
どこででも買える単3乾電池2本で作動するので
電源がないストリート大道芸の現場ではとても重宝するのは事実なんですが、
デメリットとしては、電波干渉に弱く、音質も良くはありません。




AZDENのワイヤレスはもともとビデオカメラに装着して使用する録音機材で、
MC用ではないので、そこそこのマイクを接続してもボイスがこもっているように鮮明さがイマイチ。

そして周波数チャンネルの設定変更も細かい作業で現場ではイライラ。
設定変更を急いでいるときに老眼の自分には困るところであります。


流用しているのは受信機はだけで、送信機もセットで購入したのですが、
今でも新品同様で倉庫に眠ったままです。笑


TOAの送信機とも通信できたので、この組合せで7年くらい使ってきましたが、
ストリート大道芸の現場などでのみの出番となる予定です。

ちょっとかさばるのですが、TOAのWT-1802という機種に変更。



アンテナはTOA純正部品ではなく、無線用の800Mhに適合できるものを流用しました。
写真では受信器にダイレクトに接続しておりますが、
実際には同軸ケーブルで2本は離れたところに装着して受信感度などをテスト中。




今回はクリアでノイズのない音声を求めて機材の入れ替えをしたという訳です。

これで、OK!と叫ぶヒロヤボイスが、くっきりハッキリと聞き取ってもらえそうであります。

イベントで単独出演でならイイのですが、複数のパフォーマーがショーをするイベントや、
フェスティバルなどではB帯ワイヤレスマイクの周波数混線に苦労させられることがあります。

そういうときのためにデジタルワイヤレスも装備しておりますが、
こちらはWi-Fiやスマホの通信にノイズをもらうこともあり、
何かとワイヤレスマイクの使用も気を使うのです。


とりあえず、本日の子供会さんのイベントが大きめのホールで
2回のショーをしましたが、この状態で良好な音声が確保できておりました。



音響台を大改造し、大工さんのような作業を数日したおかげで腕が筋肉痛であります。(笑)













スピーカーケーブル

2015年10月18日 00時00分44秒 | 音響関係
スピーカーケーブルって重要?

はい、とっても重要です!!





スピニングマスターズではケーブルはカナレの4S6、
コネクタはノイトリックのNL4FX、
音響業界では定番中の定番での組み合わせです。





音質的にハイクオリティーだけを求めるのなら、
この組み合わせじゃない選択もありますが、
大道芸の現場では ヘッドセットマイクと同様で、
使用環境としてはあまり良い条件ではないことは確かであります。


頻繁にセッティングと撤収を繰り返す現場。
抜いたり挿したりの接続作業の数もかなりの回数になり、
コネクタのチョイスでは耐久性も大変重要。

この組み合わせでずっと使っていて十数年変えたことがありません。
それくらいノントラブルで、現場では安心感、安定感が何よりの保険なのです。



他のメーカーや組み合わせを試してみなかったわけではなく、
ポータル簡易PAなどに付属してくるケーブルは断線したり、
コネクタの接触不良に悩まされることが多いし、
ホームセンターなどで売ってる赤黒の安いのは丈夫だとは言えず2芯なので不安。

カナレは4芯あるので2芯と2芯で結線できるので、そのメリットは大きいと思います。





音質も悪くなくギャラを頂いて出演をするイベントでも
必要かつ十分な性能だと思っていますしトラブルは絶対に避けたいので。



メートル単位で百円チョイ。サウンドハウスなどでは単価70円!
丈夫でロングライフ!大道芸でこれを使わない手はありませんね。

http://www.canare.co.jp/

http://www.soundhouse.co.jp/


もっとイイ音を!とご希望の場合はお試しを!




続いて接続部分。

コネクターはノイトリックに限ります!




クラシックプロというメーカーのスピーカーを購入した時に
付属していたスピコンを使ってみたことがありましたが、
使えなくはないな、というくらいで、耐久性には大きな不安を感じます。


スピーカー本体は素晴らしく大道芸のような現場では
CSP10やCSP12が最も適しているように思いましたが、
付属のコネクター、これだけはイマイチでした。(笑)

やっぱり使い慣れたノイトリックが良かったです。

1個450円!価格だけのことはあるっていう、当たり前のことを感じました。(笑)

http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/56237/



スピニングマスターズではスピーカーケーブルをトモヒロパパが全て自作。
スピコンが使える機材には迷わずノイトリックを使っていますが、
例えばポータルPA などのように機材によってはフォンコネクタ接続となり
変換アダプターの代わりになるケーブルが必要なケースも出てきます。



写真は、ポータルPAを使う時にミキサー側の出力がフォンコネクタなので
スピコンにするためのアダプターとして変換ケーブルを自作したものです。


フォンコネクターは標準的なこれ↓
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/56264/

時々 こっちも使ってみたりします。↓
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/136894/



延長ケーブルのメス側はこんな感じで、
防水防塵のブーツをホームセンターの電材コーナーで発見。



この為に作ったのかと思うほどピッタリサイズで300円とお手頃価格だったので流用決定。

もちろん、メス側もノイトリック製のNL4MP-ST↓
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/56246/




便利で、ずっと使っていますが、
あくまでもゴム製品なので3年くらいで劣化によるひび割れなどはありますが、
まあ、点検をかねて交換するようにしてます。

写真の赤いラバーブーツが、一体何者なのかは知りませんが、
プロショップのような大型ホームセンターでしか見かけません。(下の写真 右 赤い方)


代用品としてはこんなものもイイかも!

コンセントのソケットに付いているゴムブーツ。(下の写真 左 黒い方)



これなら何処のホームセンターにでもありますよね。




最後に音を出してくれるのはスピーカー。

そして信号伝達の最後はスピーカーケーブル。

更に接続は確実に!!

いくら良い機材を揃えようともこのケーブルやコネクタが粗悪では良い音は出せないばかりか、
断線してしまってはせっかくのショーがアウト!ですよね!!




明日は修文大学の学園祭に出演です。
大学っていう現場はなかなか珍しいですね。


ヘッドセットのメンテナンス

2015年10月12日 23時05分19秒 | 音響関係
久しぶりに音響機材の話題で、マイクのお手入れについて。

スピニングマスターズでは、かつてはTOAの製品を使ってきましたが、
あまりにも汗の侵入によるトラブル(音が出なくなる)が多く、
スピニングのパフォーマンス向きではないため、
この3年ほどはシュアの「PG30TQG」という製品を使用しています。




ワイヤレス用のヘッドセットマイクの中では比較的安価な製品です。

MC用として使用したいだけでボーカル用のように
音質的なクオリティーはそれほどシビアに求めておりませんので、
シュアでも他のメーカーの製品でも激しい動きや汗に対応するためエアロビクス用などとして
売られているものの方が大道芸用としては良いかも。


大道芸ほどヘッドセットマイクを酷使している環境は他にはないだろうね。

火、汗、湿度、温度、ホコリ、砂、衝撃、などなど、雑な扱い方をするという大道芸現場では、
消耗品と言われてしまうほどのヘッドセットマイク。

特にコンデンサーマイクが主流のワイヤレス用のヘッドセットにはかなり過酷なはず。


※金髪ちょんぼケイタ用とOK!ヒロヤ用の他、常にスペアをスタンバイさせてショーをしております。



現場によってはファイヤーパフォーマンスを行うので、
顔から突き出た状態で装着しているヘッドセットのピックアップ部分は
炎にさらされたりして通常の使い方からはかけ離れているのが現状です。

多くのパフォーマーが年に何セットも買い替えなければならないほど消耗品と言われています。

しかし比較的安い製品とは言っても「使い捨て」というには高価な音響機材であり
きちんとメンテナンスをしながら使えば4年5年と使っていけるはずです。


6月にヘッドセット部分の補強とフレキシブルアームのサビを落し塗装し直しのメンテをしましたが、
今度は口元にくるマイク部分をクリーニングしてみました。

ウインドスクリーンを外してみるとこんな状態。↓


※スピニングはウインドスクリーンをシュアの付属品からオーディオテクニカのものに変更。
強風の現場でも風のボーボーというノイズが小さく使いやすいから。


グリルがサビサビ。(笑)



特にグリルの部分の汚れがひどくグリルネットの表面は
半分くらいは汚れが目詰まりしていて、これでは本来の性能は発揮できません。



安全ピンの針を使ってそっとグリルネットを外したところ。





真鍮製のブラシで良く磨きパーツクリーナーで洗い流し
それでも目詰まりしているところは針で・・非常に細かい根気のいる作業です。

コンデンサーマイクのカプセル側の表面はデリケートな部分なので、
あまり触れない方が良く消毒用アルコールなどをティッシュや綿棒に含ませて
軽く表面を拭く程度で良いと思います。

よく乾燥させてからグリルをマイクハウジングに取り付けた状態。





グリルの固定はホットボンド。
100均でも売っているので1つ備えておくと 緊急時などには これは便利!
スピニングマスターズも工具箱に常備しております。






数ミリくらいでチョンと点付けして不要な部分をカッターなどで削っておきました。





ちょっとした一手間でクリアな声でショーができます。

これでクリアな音声で大道芸中のOK!ヒロヤが叫ぶ「OK~~!」が聞けるのであります。(笑)



電池不要のパッシブタイプのミキサーを製作

2015年09月25日 00時32分36秒 | 音響関係
本日、夕方4時頃にスピマガ10月号を配信いたしました!!
10月のスケジュールなどもバッチリ記載しております。


ついでに・・と言っては何なのですが・・・

ちょうどスピニングマスターズのホームページに記載した
伊那谷道中かぶちゃん村の報告記でも少し触れた自作ミキサーの話題。

ちょっと前のことですがショーをする現場で
小型のミキサーが必要になり、簡単な部品だけで自作しました。

現在のスピニングマスターズのショーでは
3台のipodを音源として使用しておりますが、
頻繁にボリュームコントロールをしたり、
2台のipodから同時に音を名がしていたりしている関係で
こういうコントローラーが必要になりました。



ただ、意外とこんな単純なボリューム調整をするだけの
3チャンエルのミキサーは販売されておらず、
ならば自分の使用用途に合わせて自作ということで作ってみました。

ipodのライン出力からはステレオ信号。
PAに接続するときにはステレオである必要はなく、
むしろモノラル信号の方が使いやすいので、
このミキサーを通した段階でモノラル音声となるように作りました。

以下の条件を満たして一番部品点数も少なくなるよう設計。

1、できるだけコンパクトで場所を取らないこと。

2、ステレオ信号を入力し、モノラル信号を出力できるように。

3、3チャンネルとして3台のipodの音量を個別に調整できること。

4、ボリュームのツマミが扱いやすいこと。

5、電源、電池が不要であること。

部品代としてはざっと千円チョイでできました。

回路図ではありませんが、内部はこんな感じで・・・。




スピニングマスターズがショーをしているときには
ボリュームのツマミから手を放すことがないほど
絶妙なタイミングで音量をコントロールしているので
消耗部品としても安価で簡単にメンテナンスができることもメリットでした。


これが缶製品です。



ほぼ1ヶ月、いろんな実践現場で使ってみましたが
使いやすくて、何かと便利。

電池交換などのわずらわしさはありませんが、
パッシブタイプなので抵抗の分だけ音量ダウンしてしまいますが、
それほど爆音を出すような現場もありませんから、
現状ではベストな仕様だと思っております。