剣山山系の紅葉が不作と言うのもあり、好天による大展望が期待出来る▲国見山を16年振りに再訪することにした。
[朝陽が射し込むのには、時間がかかりそうな祖谷の谷]
朝景の撮影をしながら、登山口のある後山峠に向かった。
[今頃、狂い咲き?のサクラが数本あった]
[ガス沸く、祖谷の谷]
[雲海に無数の野鳥が飛び立つ]
[後山峠近くで見えた雲海の谷]
後山峠の広場にクルマを停めて出発しました。
[見覚えのあった▲国見山登山口]
きれいに間伐された杉林の急登を尾根筋に上っていく。
上空が開けてきたと思ったら、新しい舗装林道に飛び出て驚いた。
1台の駐車車両の反対側に、新しい案内板と登山口の標柱が立っていた。
どうやら以前に登った16年前から林道が新しく延伸したようだ。
[昔の登りの中間点付近に新しい登山口の標柱が立っていた]
再度登山口に取り付くと、眼下に雲海が見られた。
[新しい登山口付近からの展望]
[こちらの登山口付近からも眼下に雲海が眺められる]
防火帯を兼ねた広い登山道を登って行くと、前方に駐車車両の方だろうか?二人組の登山者が見られた。
[先発の二人組を発見]
少し先で休憩中の二人組に追いつき言葉を交わした。
お顔を拝見して、何処かで見覚えのある思いで話すと、「山小屋に居ました」の返事で思い出した。
昨日登り、以前に泊まったことのある「一の森ヒュッテ」の元管理人の内田さんであることに気が付いた。
退所後やや太った体型であったが、顔つきで記憶がよみがえった。
気持ちのいいブナ林の稜線付近を進むようになると山頂が近い。
[なかなかいい雰囲気の黄葉したブナ林の稜線が続く]
ブナ林の奥には、まだ雲海の谷が見えていた。
[黄葉の奥には雲海が見られた]
[黄葉の木々越しに雲海の谷を見る]
[黄葉の窓から見る雲海の谷]
しばらくして神社の祠と大岩を過ぎる。
[山頂直下の神社の祠と大岩]
この付近のブナも良い雰囲気である。
[朝陽が射し込む黄葉のブナ林]
少しの登りで空が見え出すと▲国見山頂上に到着した。
[展望の良い▲国見山頂上]
芝生が張られたような山頂を見て、16年前に登った時の記憶と違う感じがした。
確か、大岩に上って周囲の展望を眺めた記憶があったのだが…?。
[方位盤もある▲国見山頂上のパノラマ、きれいに整備されて昔の面影はない]
この山は四国の中央部に位置し、徳島県の剣山山系~祖谷山系、愛媛県の赤石山系~石鎚山系、高知県の四国山地とほぼ四国の高峰をぐるり見渡せる展望台である。
[高知県~徳島県にかけてのパノラマ]
[池田湖にかかる高速道路も見えた]
撮影をしていると、二人も到着した。
[どうやら二人も到着した]
[祖谷山系の山々と右端に▲剣山と▲次郎岌の剣山山系]
[祖谷山系と剣山山系を展望する]
[近くの▲中津山と祖谷山系]
[左側から▲烏帽子岳~▲阿波矢筈山の祖谷山系]
[▲寒峰も間近に見える]
[愛媛県の赤石山系と石鎚山系も遠望出来る]
[右奥は▲笹ヶ峰~▲沓掛山~▲黒森山~▲西赤石山~▲八巻山~▲東赤石山]
[山頂にレーダードームが乱立する▲梶ヶ森]
[こちらの山頂は▲雲辺寺山]
どうやら内田さんは、ヤマケイの分県登山ガイドの▲国見山案内の執筆取材にやって来たらしい。
山頂では、連れの女性の方と二人でモデル写真に応じ撮影された。
[山座同定と写真撮影を終えて、昼食の二人]
連れの高齢のご婦人は、最近になって登山を始めたらしい。
内田さんには、当ブログ案内の名刺を手渡し別れた。
二人が帰った後も、しばらく撮影してから下山した。
[目前には▲中津山]
[紅葉ラインは1400m~1200m付近だろうか?]
なお、下山中に、手渡したはずのブログ案内名刺が道端に落ちているのに気が付いた(*_*)(*_*)。
多分、内田さんが下山中にウッカリ落としてしまったのだろうが、これも一期一会の出来事なのである。
ここの登山道は、植林杉林帯や広葉樹林帯、そしてブナ林帯と景色が変わる。
[趣ある樹林の登山道]
[色づいた広葉樹林帯]
[見上げると黄葉が眩しい]
[太いブナも見られるブナ林帯]
[ブナ林混じる稜線登山道]
[急斜面まで間伐された杉林帯]
[この山も黄葉が目についた]
以前に登った時にはガスって自慢の展望が見られなかっただけに、今日の展望には満足した。
台風21号に続き、台風22号も同じようなコースをたどりそうで、明日からは雨模様になりそうである。
下山後は昔懐かしい三加茂町の菊花楼で夕食を食べ、これも懐かしい三野町の紅葉温泉に入浴した。
その後は、香川県まんのう町の道の駅「ことなみ」で車中泊にしました。