昨夜泊まった阿波市営の新しい駐車場は広く、上段にはきれいなトイレもあることに明け方になって気がついた。
[朝日が昇ってきた]
今回最後の山行として、秀麗な山容で吉野川沿いに立つ「阿波富士」▲高越山に登ることにした。
山頂直下に立つ真言宗大覚寺派の名刹、「高越寺」に今回の山行御礼参りも兼ねている。
[吉野川付近から見上げた秀麗な山容の▲高越山]
▲高越山山麓に沸く、ふいご温泉施設の近くに登山口がある。
ここからは、標高差にして1000m以上の苦しい登山になる。
それでも平日の今朝、2~3台のクルマがやって来た。
[最初の1時間は、送電線の鉄塔管理道を兼ねた登山道が続く]
[途中の見晴らしの良い鉄塔付近から眺めた阿讃山地方面]
ようやく、林道終点の中郷登山口に到着した。
[標高555mの最終登山口、奥に▲高越山頂方面が望まれる]
まだここからは、標高差500m以上の急登が始まる。
[池の水面も凍る一歩手前の様相だった]
[樹齢1000年以上の赤樫の大木らしい]
いよいよ、ここから急登の尾根を登って行く。
[ここから、▲高越山頂まで2km]
[苦しい急登の尾根を登る]
先づ「合掌」の立札があり、ここから境内に入っていく感じである。
[いよいよ霊域に入っていく]
[まさに境内の雰囲気です]
高越寺が近くなってくると、日陰の山肌には最近降った雪が残っているのが見えてきた。
[山肌に残った雪が寒々しい]
そしていよいよ、高越寺の山門を見上げる石段に取り付いた
[長い石段の先に見上げる、高越寺の山門]
[山門をくぐり、青空をバックにした境内に入った]
[高越寺本堂に今回の山行御礼を報告]
[雪が残る高越寺の境内]
境内からの展望は、吉野川北岸の一部が眺められる。
[高越寺境内からの北側の眺め]
[吉野川の北に広がる阿波市街、奥に見える橋脚は徳島自動車道]
その後は、境内の奥にある▲高越山頂上に向かった。
[まだ紅葉も少し残っていた]
[日陰では、雪を纏った紅葉が目についた]
三角点は山頂方向とは逆方向に100mほど行った尾根筋にある。
[三角点の付近にはブナも残る稜線]
[一等三角点(1122m)付近は、樹林に囲まれて展望は無い]
その後に山頂方向に向かった。
[弘法大師の像が立つ、▲高越山頂上(1133m)に到着した]
[山頂のパノラマ、木々に囲まれて周囲の展望は余り良くない]
その後は奥へ稜線を進み、奥の院~船窪高原公園方面へと向かった。
直ぐに南西側に展望が開ける岩場に出た。
[南西側に開けた岩場で撮影しながら休憩した]
[左側の手前尾根筋が見晴らしの良い船窪公園、奥に剣山山系が広がる]
[雪を抱く▲三嶺~▲天狗塚にかけての稜線をズームアップ]
[▲一の森~▲剣山~▲次郎岌をズームアップ]
ちょうど一ヶ月前(10/26)、あちら側からこちらの山並を眺めていたと思うと、何だか感慨深い思いがする。
その後は少し登り返すと、奥の院に到着した。
[奥の院の領域に到着]
[まだ少し雪が残っていた]
奥の院をさらに奥に稜線を下っていくと、船窪公園側からクルマで来られる広い駐車場に出た。
[ここまでが霊域、感謝して山を下る]
駐車場に出てからは、立石峠を通過して見晴らしの良い船窪公園まで舗装路を歩いていった。
[途中の立石峠から見た北東部の展望、手前の蛇行部分が吉野川の流れ]
[紅葉した船窪公園までの道路付近]
[立石峠から見た南側方面の山肌]
2kmほどの道路歩きで、5月中旬のオンツツジ群落で有名な船窪公園が見えてきた。
その先の展望広場では、クルマが一台停まっていた。
[船窪公園の展望広場が見えてきた]
南西側に開けた展望広場からは、剣山山系~祖谷山系の山並が広がる。
[左側最奥から剣山山系~祖谷山系の山並]
[船窪公園からの展望の看板]
[▲一の森山~▲剣山~▲次郎岌の山並]
[奥に▲石立山~手前に▲塔の丸~そして奥に▲三嶺]
[剣山山系と対峙する祖谷山系の山並、右側に最高峰▲阿波矢筈山]
[▲剣山山頂に立つアンテナや山頂ヒュッテをズームアップ]
[山肌に雪を抱く、▲三嶺山頂付近をズームアップ]
[船窪公園を見渡す展望塔]
船窪公園広場で昼食を食べてから、往路を再び引き返した。
[立石峠付近の樹間から見た奥の院方面の稜線]
[帰路は、通常の巻き道遊歩道を通って引き返した]
[朝方に比べて穏やかに周囲を映している池面]
ようやく、標高555mまで下ってきた。
この近くに「覗き石」という展望岩が有るので行ってみた。
[覗き石からのパノラマ]
[行場のようです]
[ちょっと降りていく気がしない、長い階段がある]
[山肌に当たる夕日も翳ってきた]
[冬に備えて、忙しく餌を啄む音が響きわたる]
下山後は、あいにく近くのふいご温泉が定休日の為、鴨島町の「鴨の湯」で入浴(¥500)した。
その後は夜遅く神山町阿川方面に走り、道の駅「神山」で車中泊にしました。