剣山から西側へ走り、名頃登山口に着いた。
広い駐車場が整備され、キレイなトイレもある。
ダケモミの丘までの登山道が崩壊気味で、駐車場から直ぐ左手の尾根筋を上がるように変更されたようである。
薄暗い樹林帯が長く続くが今どきは日が遮られて風が通ると涼しい。
道が急登になってくると、少しずつ花が観られるようになる。
そして水場を過ぎて、苦しいガレ場の急登になって初めて展望が良くなる。
▲剣山から続く縦走路が左側に見えてくる。
ガレ場を登りきると、直ぐ前に池が現れ避難小屋が見えてくる。
池に沿って登りきると、徐々に下がってきた縦走路を1900m近くまで持ち上げている▲三嶺の山頂である。
この山頂は、▲剣山から続く縦走路と共に、西側に聳える▲天狗塚へと続く笹原うねる素晴らしい縦走路の起終点にもなっている。
山頂からの展望は全方位で見飽きない、しかも山頂には三人だけの静けさである。
大きなザックで上がってきた香川県の青年は、同じ登山口から西側の縦走路途中にあるオカメ岩避難小屋で二泊、のんびりと往復してきたらしい。
香川県には山らしい山がないので、こちらは羨ましいと言っていた。
もう一人は広島県の若者で、明日は▲剣山に登るらしい。
午後からの雷雨に会わないよう、早めに下山した。
その後、近くにある「いこいの温泉郷」で入浴(¥500)したが、夕食は宿泊者と予約制のみで食べられず、再度名頃登山口の駐車場(標高905m)に戻り車中泊としました。
この辺りでの長期滞在では、入浴場所と食事場所が懸案なのです。