深度計予備回路

どこまで行けるか模型生活!
粘土でキャラドールの首をつくろう!
箱模型もつくろう!

「太田」で、叫ぶこと数回の後・・・・

2013-01-28 19:42:31 | キャモデル (いろいろ)
MGイングラム、”納車状態”まで、出来上がりました。

このパトレイバーのシリーズは、カーキットのように、ぺっかり仕上げるのがいいのか、
全高10m弱のロボプラモとして、シャドーを効かせて仕上げるのがいいのか、毎度、結論が、だせなくって、
番組含めて、非常に、好きなんだけど、手を出すのが億劫で「つくりたいけど作れない」という罪作りなアイテムなのです。

「要は、”自分なりのルール”が、決まらない」

まぁ、ヘルダイバーとか、ハンニバルあたりなら、ミリタリーキットとして、仕立てる気楽さがあるのですが、
元々、パトカー仕様で、常時、行き届いた整備と、洗車・・だけに留まらず、「主役自ら磨いている」という、98式は、なんとも難しい・・・

だもんで、コックピットまわりを こしらえながら、製作ルールを考えます。



シャドウもいれない、カーキットを意識した、光沢仕上げのまま、一旦、篠原から納車された、新車状態として、仕上げきって、
その後に、出動を繰り返した結果に、発生するであろう、削れ、擦り傷、砂塵、なんかを、暫時追加して、
広義で言うところの「事故車のプラモデル」に通じる、仕上げとすることで、アニメロボのプラモらしい「活躍感」を、目指す事としました。

「これをもって、今回のレイバーキット仕上げる、基本仕様とする」

それと並行して、立体物イングラム決定版の誉れ高い、YAMATO製1/24TOYの”60%くらい”は、遊べる感じを目標に・・・


まず、1/35イングラム、良いキットです。
細かいとこに、不満とか、不安は、ありますけど、なんせ、格好良くできあがる!
ガレージキットしかない時代から、AV98は、立体造形に恵まれてた気もしますが、
このMG版についても、最終的な出来っぷりを、手放しで放置出来る分、「余裕をもって重箱の隅を突ける」ありがたーーいキットなのです。
<MGダンバインもそうだけど、スマッシュヒットですな!

で、こんかい突いた、「重箱の隅の内容」とか、楽に仕上げるコツとか。

まず頭、
これといって、気になることもなく、普通に、かっこういいんで、
左のマルチモードアンテナの、先っちょのグレーの部分を、後嵌め式にして、マスキングサボるとか、フェイスガードの接線を、掘り込むくらい。
あと、右の軟質パーツのアンテナは、プラ棒とか、真鍮線で、こしらえなおしとくと、シャープでいいですね。
<軟質パーツは、合わせ目消すのがめんどいし、曲がるしのう・・・・
ちなみに、軟質でも、塗装はできるんで、マウント部分は、そのまま使っって問題ないですな。


今回、電飾モデルを買わなかった時点で、リトラランプも、「閉」状態で、固定に決定。
腕の取り付け開口補強部分は、金型跡ものこってて、恰好わるいので、削り落として、リベット打ち直しときました。

あと、ペリスコープは、磨き仕上げ後、黒く塗るのが、リスク高い(まぁ失敗しても拭ける、エナメルで色さしゃぁいいんですが)ので、最初に、開口しときました。
胸の冷却口のメッシュ張りとかも、しましたが、これはどっちもでよかったような・・・<横着して、かなり奥に張り込むことになったし・・・

今回出来てしまってから、後悔したのは、下部ハッチの開口範囲の拡大ギミックと、パイロットの胸にに被さる、プロテクターの追加・・・・
うーむ・・・・
もし、今後二号機つくる事があったら、頑張ろう・・・・・<それなりに しんどいキットでもあるから、よっぽどの事がないと、作らない気もする・・・・


篠原の製造プレートを、真鍮板に同梱の「シール」を、貼り付けてから切り出して、こしらえ、
ナンバープレートも、おなじく白のプラ板で・・・・・あと、ウインチは、糸巻いて、こしらえときました。


つま先ブロックの基部に、関節を組んだんですが、結論から言えば、1/24TOYのように、足甲中央に1軸入れたほうが効果高かったかも・・・・
あと、裾の、四角い落ち込みモールドを、これまた開口しときました。

高く足を振り上げたときに、太もも装甲の内側が、腰ブロックと干渉して、どうにも、危険なので、イメージを損なわない範囲で、がっぽりと、切り広げております。
股関節軸を、左右3mmくらいずつ伸ばすという解決策でも、「レイバーらしい無骨な安産体型」の強調と、可動範囲が両立できるので、悪くないのですが、
MGのすきっとした立ち姿も、捨てがたかったので、今回は、切り欠き作戦で・・・


パトライトクリヤーパーツを後嵌め出来る加工にしてくらいで、あとは、そのまんま。
あ、そだ、肩装甲後ろにある、謎の○モールドですが、勝手に、対レイバー用の、ハイマウントストップランプってことにして、クリヤーパーツに置き換えときました。
<裾の、○と□のコンビモールドも、無指定ですが、地上車両用の、ウインカー&ブレーキランプとしときました。

あと、この時代のMGキットに全般に言える、お勧めポイントですが、
ABSフレームが、予想値より脆く、完成後に破損する事が多いので、ボールジョイントの♂側が、二つ割になるような、構造になっている場合は、
指定がなくても、アロンαなんかを流して、割を一体化させて、強度を増しておく事が重要なようです。
幸い、今回は、致命的な肉抜きが行われているフレームは、なかったのですが、太ももの挟み込みフレームなんかは、プラ板で補強してあります。


全身の塗装は、真面目に下地処理の後、クリヤー吹きを平行しつつ行いましたが、その乾燥時間を利用して、今回の目玉(?)関節カバーのやりかえを始めました。

キットのパーツも、1/60シリーズに使われていた、「プラを溶解する、悪魔のような軟質パーツ」では無いので、これはこれでいいのですが、
皺も、単調だし、やらかい物とはいえ、整形品の悲しさ、やはり突っ張るわけで・・・・

深く曲げた時には、ABSフレームの保持力とゴムのコシの力比べが、常に発生し、ゴムに負けないように、限界まで、締めあげた保持力が、最終的には、破損に繋がるし、
整形品にクセもつくので、膝突きの駐機状態で、ディスプレイとかも、限りなく不可能に近い

それなりに、凝った可動フレームが与えられているのに、「イングラムのキットは動かして遊ぶもんじゃねぇ」という、残念な結論が、大方の見方かと思います。

まぁ、布の素材感に、賛否両論はあろうっことかとおもいますが、「裁縫さえ、力でねじ伏せる豪腕系プラモさん」として、ここは、縫うしかない。

ドール服に比べりゃ、鼻歌ですよ、ハイ

布は、グリフォンにもつかえる、「ちょっと色目が濃いもの」を、糸と一緒に、仕入れておきました

あとは、キットのゴムパーツをゲージにして、あるものは筒に、あるものは、箱状に、縫い合わせていくだけ。<膝とか、無駄に手間が、かかってます・・・・・

皺も寄せたいので、それぞれ、ゴムパーツより、一回り、長く縫うのが、コツですな。

で、キットへの取り付けですが、膝や肘など、単純なものは、通すだけ、あるいは、両面テープを固定するだけで、良いのですが、
基部で、回転してほしい、股関節部分や、煩雑になりやすい腰部分は、付属のゴムパーツを、取り付けジグ部分に糊シロ残して、切り飛ばし、
そのゴムパーツに、布をとりつけて、キットにフィッティングさせると、スムーズです<布とゴムパーツを糸で縫えば丈夫に出来ます。

肩なんかも、ゴムを接続する、ABS製のリングが用意されいるので、これを利用して取り付けることで、「動かして遊んだらすっぽ抜けた」とかいう、残念な状態にはならないとおもいます。

こういった、小技は、昔メカの膝裏とかでも、威力を発揮できるので、一度、針と糸を使ってみるのもわるくないかとおもいます。

あと、篠原系レイバーの肩のカバーには、脇に「締め付けバンド」が、ついてるので、薄いゴムシートの切り出しに、真鍮線をまげてこしらえたバックルつけて、「実際に」締めときました。

土曜の段階で、イングラム本体は、ここまで出来てたのですが、
昨日の日曜午後から、模型部の例会だったので、午前中息抜きに、おまけの、隊員人形も、塗ろうと思った折、

【一号機のおまけ 遊馬君】<【グリフォンのおまけ おたけさん】という、単純な公式の元、おたけさんをグリフォンのパッケから取り出・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・・・げ
 

「なんで人形の成型色が真っ黒なんだ! 塗るもんの手間ぁ何だと思っとるんだ馬鹿もんがぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

 と、太田節で、叫んで、手ごろに白く整形されている遊馬君塗りましたとさ・・・

「なんで、この俺が、篠原の人形なんぞ、塗らんなならんのだ・・・」<グリフォンの成型色が黒なんだからしょうがないよ太田さん・・・


↑おもったほど、玩具っぽいっポイ感じにはならんかったので、このままウエザリング無し・・・・いやいやそれはあるまい・・


↑綺麗に片ひざ付けるかが、キャラキット(およびそのデザイン)の、バロメーターになりつつありますね・・・・

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2 コメント

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このまま何もせんほうがええ・・・ (タナカ)
2013-01-31 23:04:44
・・・っと日本沈没の名台詞調な気分なのですが如何な物でしょうか?

汚し=唯緒殿の記号が暗黙に整備されているだけにそうも云ってれないのでしょうか。

軽い墨流しで十分に思えるのですが敢えてダメージ後の部分タッチアップ風とかですね・・・う~ん。
野明の気持ち的には直ぐに直したいが間々ならずで取り敢えずタッチペン程度で位???
返信する
きれいのは、よそに任せていいよね・・ (唯緒)
2013-02-01 20:15:07


タナカさん江

ここだけの話、一旦こぎれいに仕上げたあと、「このままなにもせんほうがええ・・・・」とか、よく思ったりします。

「なら、なぜするのか」といった、お話しなのですが、
そこに、登録商標を持つわけでも、アイデンテティーを感じているわけでも、なんらかの、脅迫観念にかられているわけでもなく、
「痛んだのも見たい」という、あまりに、あっさりした、理由があったりしますのです。

ばばちい百式、ハゲハゲのユニコーンガンダム、使い痛みした初号機とか、サビダレのトールギスとか、
「自分でやらないと、見れないのでやった」という、犯行動機が・・
<それぞれ、綺麗なやつなら、自分より100倍くらい巧いのがあるし、TOYとか、パッケ写真で、いいきもするし・・・・

パトカーだけど、篠原巡査いうとこの「格闘レイバーの宿命」絶対、使い痛みしないわけ無いですし、格闘を控えても、
膝小僧は、かならずガタガタになるし、シールドは、ガリガリになってるんじゃないかなぁ・・・・みたいな?

そして、いま、一号機より、さらに、ぺっかぺかで、グリフォンが、6割くらい塗りあがっとりまして、
さらにさらに、「このまま・・・・以下略」みたいな、感傷も出そうものですが、卸したてのスポーツカーが、破壊活動に従事したような状況とか・・・

  「どんなんのか、見てみたいですよねぇ・・・・・・」<向上心は無いくせに、好奇心とかサービス精神はある人なので・・・
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