深度計予備回路

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見果てぬ夢

2010-02-13 17:42:11 | ガンダム
旧ザクを、塗ろうと思ってたのですが、
こないだのレッシーで赤と、FBを使い切りまして・・・・・・
しかたないので、量産型ザクのパッケージを破る・・・・・・そんな感じの話

えっと、このザク既にスパイクアーマーを、接収されておりますので、
それが無くても、成立する雰囲気で思案するのです。

旧ザクは、老獪に掻き回す感じの隊長機として、
このザクは、どっちかいうと「若い」パイロットが乗る、切り込み役のアタッカーとしましょう。

出力アップした6式に、それなりの火器と、増加装甲をほどこし、
ジャンプザックを巧みに使いながら、敵軍に切り込む感じ。

実際「時代は一撃必殺ビームライフル」だったりで、多少の増加装甲なんぞ、意味を成さないような気もしますが、
局地戦線じゃ、旧態前とした、実体弾系火器を装備したMSや、戦車、歩兵部隊も、よーさんおります。

MSはともかく、そんな戦車やら、歩兵さんに金星取られるわけにゃぁいかない・・・
というか、そういうものどもから打ち出される砲弾に頓着しないで良い程度に、装甲しないと!
ってかんじの、装甲強化を目指すんかんじで。

ジャンプノズル付きの、ジェネレーターザックとか、膝下メカは、
旧ザク準拠って感じで、違うデザインでこしらえます。
ジャンクを使うと、それぞれまちまちの外観になるんだけど、
現場部品で加工した雰囲気でそれはそれで良し!!!

頭には、悪天候の視界をサポートするカメラとか、流体パルスの加速ポンプをくっつけて、ちょっと強そうな感じに。

胴は、冷却ダクトの開口と、パイプやら、股関節の基部を前面の攻撃からカバーする追加装甲板を・・・

膝下は、旧ザク準拠だけど、燃料カートリッジ式じゃなくて、ジェネレーターボックス直結式にしました。
ノズルユニットが、戦車に足元から狙い撃ちされると、残念なので、装甲板、立てときましょうか。
ついでに、裾のフレアに強化リブを這わして、多少頑丈に・・・・

両腕はそのまんまだけど、膝下に積めなくなった、ミサイルポッドを、組み替えて搭載
撃ち終わったあとは、装甲代わりに利用できますな。
頭を、側面からの攻撃から、守るために、シールドと、ミサイルポッドに、装甲板を立てときます。

武装は、少々、弄ったマシンガンと、件のミサイル*6、バズーカーは、必要なときに、構えなおすタイムラグを減らすために、
バックパックにジョイント、ボックスマガジンで、数発自動装填としときましょうか。

接近戦は、あんまし、考えて無い機体ですが、超接近戦用に、取り回しの良い「ヒートナイフ」を腰にスリングしときました。

弄った感想だけど、

「いまさらながら、ザクは、結構難しい・・・・・・・」

チューと半端に、パーツ足しても、触った部分が浮くというか、スコープドッグ以上にやりにくい。
06Rに近い、改造比率を越えないと、ザク臭が勝ってしまうというか、
いっそ、バランスがおかしく感じちゃうというか・・・
MSVのデザインっていうのは、さりげなく秀免なものだと、再認識しましたよ。

「なんとなく良くなってきた」という、曖昧な一線が、基本なのですが、
アクティックギアのAT改造にすれザクにすれ、これまで、いろいろ、むちゃぶりしてきて、
なんというか、言葉に出来ない、「音速の壁」みたいなもんの存在を感じております。

それは格好良いもんでも、自賛的なもんでもなく、
武装強化、とか、カラーバリエーションといった、ライトカスタム以上を、狙って
ちょっと深いとこまで手を出すようなときの話で、

もともとのデザインが、白いご飯のように、優れているケースほど、
「やればやるほど格好悪くなっていく感覚」が、しばらく続くことが多いのです。
その下降線が、上昇に転じる、タイミングが、確実に有って、
やりかけた以上、それを越えるとこまで、がんばらないと、
自分が格好良いと思えない残念な失敗になるようです。
<当然、方向が間違ってたら、いくら努力しても、いつかは、墜落するのですが・・・

こんな具合に、自由奔放な俺摸ですが、唯一にして最大の不文律、
「俺は格好いいと思う」を、実現するため、思いがけず、「けっこうまじめ」に取り組んでたりします。

面白い・・・・この感覚は、とても面白い・・・・・

ザクで、俺MSVやって、改めて、それに気づく・・・・・

「格好悪さが格好良い・・・・・」

うーん深い・・・・深いなぁザク・・・・・
実はそんなに、ザク信者じゃないし、
ガンダムプラモ時代を生きてきた、スリコミでつくられた感覚もある
(この”萌えに近い曖昧な感情の動き”は、おそらくそう)とは思うけど、
なんだか、すごいと思うな・・・・・・・

ハイザックとかザク3とか、ドムトローペンとか、ゲルググマリーネでもない、
当然ヅダでも、ハイゴッグでもなく、ザリグ(w)でも無い、
純粋な、1年戦争MSの「見事なオマージュ」を、今のところ見た事がない・・・・
いかにも「当時の大河原さんが、描き兼ねないモビルスーツ」
(有る意味必要によって、生み出されたアッグシリーズともMSVとも違う)を、描く事は不可能か・・・・・・・・
当然今の大河原先生にも「それは限りなく難しい」と思うのですが、いつか見てみたい・・・・・

画家の視点に立って、脳や、発想のメカニズムまで、トレースし、
「完璧な、贋作が出来る、絵描き」ならば・・・・・おそらく・・・・・・・・・