深度計予備回路

どこまで行けるか模型生活!
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ジョニー・・・

2008-11-17 15:54:37 | ボトムズ(模型とか嘘設定とか)
といった具合に、また「何色にぬるんじゃ??」って、事で悩まんといかんことなのです。
競技機で、実験機で、大きい組織がワークスで付いてる感じ・・・・

デンジャーメロンとか、シャドウフレアが、お手本かな
<シャドウフレアは、プロトストライクドッグ(そういう絵も有るね)らしいから、系譜的にも似てるのかな。
ダークブルーと、ホワイトっていう、ツヴァークのカラーも、結構綺麗なので、そのへんも良いかもしれませぬ。

たぶん机の上にある塗料のストックから適当に選ぶ事になるとおもうのですが・・・・・

まぁいいや、風に吹かれて豆腐屋ジョニー・・・・・・・

そんで、AGアリーナ主催者の、大佐殿が、とんでもピッチで、改造ATしてらっしゃるこの頃、
新作は、ダイビングビートルの模様です。

ちょうど、貼り残ったAT嘘設定も、ビートルさんなので、貼っちまいましょうか
<モチベーションアップに・・・なるのか?w

ちなみに、ペールゼンファイルよりだいぶ前(ベルゼルガの次くらい)に書いてるので、あの作戦で、H06が大量導入されてるのと、食い違ってきてますが、

「例によって開きなおりましょう」

個人的には、EX10で、ゴウトのおやっさんが、誇らしそうに「新型だ」って紹介してた、印象を大事にしたいなとおもってますし、
正直、ペールゼンの冒頭は、ガタガタのH14のWPとか、マーシードッグが揚陸の裏方するほうが、
絵的にいけてるんじゃないか?と思ってましたし・・
<ダイビングビートルって、ヘイスティっぽくて、モダンな感じするんですよねー

まぁ、兵器寿命が長いギルガメスだから、あのころに、配備されてても、「新型」の部類にはいってるのかもしんないのですがw

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悲劇の傑作機

ATH06の制式コードで呼ばれる、ビートル系ATが、
H14に変わる、次期 ”汎用” H級ATとして、開発、採用された事は、あまり知られていない。

大成功し、大量配備されたH14も、採用から時を減るに連れて、設計に古さが目立つようになり、
ギルガメスでは大戦末期、それに変わる新型ATのトライアルが繰り返されていた。

そんな中、優秀な成績で採用されたのが、メレンブルク社製のH06シリーズである。

H06は、続々と高性能な新型が開発されるMCに、補強無しで対応できる恵まれた体躯に、
最新の装甲を装着し、期待以上のテスト結果を残した。

広範囲の監視を可能にする、頑丈な新型ターレットも、パイロットに好評であったし
バララント機に匹敵する機密性と、内部与圧機構を持ち、水中はもとより、宇宙空間においても、
十二分に活動できるだけでなく、MC冷却機と反応熱を利用したエアコンまで装備し、
劣悪な環境の局地任務においても、専用パイロットスーツ無しでの運用が可能であった。

しかし、恵まれなかったのは、その採用時期である。

ウットヘルト社から、制式機の生産を勝ち採ったメレンブルグ社は、
ギルガメス中に、溢れるH14と暫時機種転換が行われることを、見越した大量需要に沸いたのであったが、まもなくの終戦・・・・・・

現場での、H14は、旧態然として、なお信頼が厚く、高価なH06との転換は思いのほか進まぬまま、
軍需景気も下火となり、結果、登録台数は、当初の予測を遥かに下まわることになる。

そんなおり、大規模な戦闘が行われていたクメン王国の内乱に、政府側の主力機として、始めて大量導入が決定されたのである。

基本設計の段階で気密性にすぐれたH06は、無改造で潜航稼動が可能であり、
ハイドロジェットと、スワンピークラッグの追加のみで、湿地戦における水陸両用機として即応する事ができた。

対するビーラーゲリラが装備するのは、湿地装備がほどこされた、H14であり、
機種転換を迫るメレンブルク社を、必死に迎撃するかのごとき「鬼気迫る猛反撃」は、因縁めいた構図として、関係者を苦笑させたという。

足場の悪い湿地戦で、機体の運動性能は然程の問題とされず、
いっそ、パイロット達に好評だったのは、ゲリラが装備するロケット弾の不意打ちで、即挫傷しないタフさであり、
快適なエアコン機構であり、視界の広い新型ターレットレンズであった。

特にターレットレンズは、水中から水上の敵機を、発見できるという副次効果が高評価を得、
エアコン機能を持つ専用のパイロットスーツなしでも、”現実に”二時間の潜水行動が可能な事と合わせて、H06は、「優れた水陸両用機」としての評価が一人歩きしはじめる。

一方の、湿地装備を施したH14(WP型)も、40分程度の潜行が可能であったが、エアコンも、専用パイロットスーツも無い状態では、10分程度で「搭乗者の限界」が、来る事になる。

いかに水中とはいえ、補機動力と、MC反応熱が、コックピットを侵食し、ビーラーゲリラの、気迫を、もってしても、カタログ道理の潜水など「まったく不可能」であり、接収機に乗った、EX10パイロットをして、「ゲリラの胆力には、頭が下がる」と言わしめた。

後に内戦は、メルキア軍の介入によって、ひとまずの決着をうることになるが、
最終的に、H06は、「汎用H級機」ではなく、「優れた局地戦機」としての評価を、更に上げる事となった。

クメン内乱後、H06は、汎用配備が先行した現場からの高評価を受け、いよいよ機種転換が、進むかと思われたおり
同機にとって、更に不幸な事態が、発生する事になる。

彼の有名な、クエント消滅に終息する、両軍合同作戦である。
作戦の目的、仔細は、いまだかつて未発表であるが、一個小隊の殲滅に、ギルガメス、バララント合わせて、相当の戦力が投入されたとされている。

そこで、ギルガメス上層部が目にしたのは、アデルハビッツが、秘密結社と称される、イリーガル組織の協力によって開発した、新型H級ATの挙げた凄まじい戦果であった。

黒山のごとき、AT軍に突入し、前方戦力を悉く排除しながら、突破逃走を続ける姿は、これ以上無いデモンストレーションである。

もちろん現実は、搭乗パイロットのスキルに、大多数依存した物であったであろうが、
作戦モニターを注視する、関係者にとって、素晴らしく魅力的に映ったであろうことは想像に堅い。

事件後、解体された秘密結社との関係を自然消滅させたアルデバビッツ社は、
この新型H級ATの青写真を、然るべくギルガメスに持ち込み、制式採用を快諾させることに成功する。

ここに至り、H06は、”更なる悲劇の傑作機への道”を進む事が確定したのである。

ただし、同機が得た、「極地戦における高評価」は、その存続の道を、辛うじて約束させることとなる。

火力、運動性に優れるが、パイロットの生命維持を、相変わらず搭乗スーツに頼る、アデルハビッツ社製の新型H級ドッグシリーズと比較しても、構造的に、充分なアドバンテージを持つH06は、局地任務において・・・・常に、軍務の裏方として、現在も、兵士達の歓迎をうけている。

余談であるが、H06が、いかに優れた強度と密閉性を誇るかを語る例がある。

海中任務用に、与圧機構を大幅に強化し、ソナーを含め、水中機動装備や、雷撃ユニットを追加したしただけの、同機が、
「サブマリナービートル」の愛称で、水深200m近い潜行任務を、現実の物にしている。
これは、既存のATが持つ構造からして、あまりに驚異的な事例であり、
H級ドッグはもちろん、両軍において現存する、あらゆるATとも一線を画する、H06独自の優れた設計を示す物である。