単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

鶯宿温泉かどや

2013-11-03 | ちょこっと旅・温泉

 

雫石町に入ってからも、どこの湯にしようか、いろいろ、思いあぐねた。

網張、いや、湯田か・・、ふと、いつもは素通りする「鶯宿」が、浮かんだ。

 


 

温泉街に、深く入っていく。

鴬宿川沿いの細い道の角に建つ、元湯旅館「かどや」。民宿のような、小さな旅館だ。

お向かいは、鴬宿屈指の大きな旅館「長栄館」。鴬宿温泉の代名詞・・、言い過ぎかな。

 


 

常連さんじゃないと入りづらい雰囲気はあるけど・・。

「立ち寄り湯ですがあ・・」

「はい、どうぞ。」と、人当たりのいいオバサン・・、女将さん。

 


 

掛け流しの湯船に、冷えた身体を沈めた。言葉にならない、至福の境地。

熱め。微かな硫黄の香り。何といっても、お湯が新鮮!!欲張らない大きさが、いい。

 


 

滞在の湯治客が数人いるようでしたが、一時間ほどは貸切状態。

内湯ですが、露天のような開放感。窓の下を流れる、鴬宿川の川音が心地いい。

 


 

汗が引くまで外で涼んでいたら、宿のご主人らしきお父さんに声をかけられた。

「山形からよく来たなあ。いづ出てきた?今からじゃ帰れねーべ。泊まれじゃ。」

「オレの倅もこんなさ乗ってでな。オレ、何ぼに見える?八十だじゃあ・・」等々。

 


 

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強烈なネイティブ南部弁に、ヤワな庄内弁は、ことごとく粉砕された。

KO寸前のボクを救ったのは女将さんの一声。お客さんの車を案内しなさいとの指示。

ここもやっぱり奥さんかあ・・。ボクは、この宿がとても気に入りました。


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