桜桃忌(-.-)

2006-06-19 21:00:37 | 文学
太宰治(1909~1948)が山崎富栄と玉川上水に入水心
中して果てたのは、昭和23年6月13日のことだが、

毎年一度太宰を偲ぶ会を持とうという相談が友人知己
の間から持ち上がり、翌昭和24年の6月19日に第一回
の桜桃忌が開かれた。

「6月19日」に決まったのは、太宰の遺体がその日に発
見され、奇しくも39歳の誕生日に当たったことにちなむ。

「桜桃忌」の名は、太宰の死の直前の名作「桜桃」にち
なむものだが、

鮮紅色の宝石のような北国を代表するこの果物は鮮烈
な太宰の生涯と珠玉のような短編作家というイメージに
最もふさわしかったからである。

今、「津軽」を読んでいます。

 津軽の雪
  こな雪
  つぶ雪
  わた雪

  みづ雪
  かた雪
  ざらめ雪
  こほり雪
    (東奥年鑑より)

新沼謙治の歌う「津軽恋女」のサビに使われていたのを
知ったのはつい最近のことでした

青森・秋田・岩手には行ったことがないからでしょうか・・・・
とても異質な文化を感じます

イタコとかナマハゲとかも良く理解できないけど、東北
には必要なモノだったんでしょうね


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2 コメント

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Unknown (まっこ)
2006-06-20 14:30:57
桜桃忌って、6月19日だったんだーと思い、

朝、『斜陽』を一気読みしてしまいました。

寝不足の頭に重っ・・・

でも、生死を考えるような重いのを読むと、

あー、がんばろって思えるから不思議ですよね。
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太宰の作品は・・・ (むーとんです。)
2006-06-20 16:44:53
若い頃に読んだら死にたくなるし・・・

今、読んだらこんなに長生きして

いいのかしらと思わせるところが

ありますね



彼に言わせれば、

「大人は裏切られた青年の姿」

「信じるところに現実はあるのであって、

 現実は決して人を信じさせることができない」

のであります
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