家電エコポイント

2010-12-21 20:17:17 | 社会
我が家にも届きました。
冷蔵庫を15年ぶりに購入!

エコナビというやつで、消費電力が
凄く低いです・・早く買い換えておけばよかった(-^〇^-)

最後の忠臣蔵【試写会】

2010-12-10 01:10:27 | 映画
全く文句のつけようのないドラマでした。
久々に、劇場の席で涙が溢れました。

笈田 ヨシ氏の「茶屋 四郎次郎」の演技には全く脱帽しました。
この世と人を繋いでいるもの・・・
夕霧太夫の「男はんは女の黒髪一本で繋ぎ止められている」
という言葉はあるい意味では正解かもしれません。

しかし、孫座衛門はそれを遥かに凛々しく超越していた。
ボクの感動は「武士」あるいは「武家」における
節操・節度・忠義という美徳を貫く精神。それは封建時代の名残かもしれません。
ナンセンスと思う人もいるでしょう。
しかし、主君から託された使命を自らの人生を犠牲にして達成する強烈な精神は、
この無節操極まりない現代の役人や偉い人たちにも見習って欲しいものです。

娘を持つ父親であれば、100%の人が嗚咽するでしょう。
大切な人を守り抜く父性の力強さに憧憬さえ覚えます。

キャスティングもカメラ割りも緋の打ちどころがありません。
安田成美さん演じる「夕霧太夫」、桜庭みなみさんの演じる「可音」
どちらも素晴らしかった。

昨今の角川映画には一目置いていましたが、ワーナーブラザースとのコンビで
名作に仕上がっています。杉田監督の作品としては白眉ではないでしょうか?

劇中に伏線のように出てくる人形浄瑠璃は「曽根崎心中」ですが、
さすがに名作であることを再認識させられます。梶芽衣子さんと宇崎竜童氏主演の
ATG作品を思い出しました。あの映画も凄かった。

ボク自身も反省することしきり、大切な人の我儘を許し、姫御寮として
守り通す。それこそ男子の本懐と覚醒しました。女性はみな可愛い「お姫様」なんです。






ノルウェイの森 【試写会】

2010-12-08 00:09:46 | 映画
原作の初版がたぶん1986か87年だったと思います。

今夜、一見かんたんそうな超難問が少し解けた気がしました。
二十数年かかりました。それでもボクは今何処にいるのかは不明のままです。

当時、ワタナベ=ボク自身でした。
でも今は、ボクは直子であり、キズキであり、緑であり、レイコであり・・・
すべての登場人物がボクの構成要素なのだと、ボク自身の投影なのだと強く思い知らされました。
そして、あの日から今日までにこの物語の主要なシュチュエーションを実体験してしまっていました。
たぶんそれが普遍性というものなのでしょう。変わったのはたかだか携帯電話くらいのもんです。

それは、みじかな人の自死であり、あきれるほどの喪失感であり自己嫌悪と絶望感・・・恋愛ごとしかり
利己的な身勝手さ、他人を思いやる気持ちをどんなに切望したことか、希望という言葉。
「誠実さ」「真理」。

さっきまで寄り添っていた彼女から、次の瞬間「もう二度と触らないで!」と手を振りほどかれたこともある。
渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で人目をはばからず嗚咽するように泣きわめいたこともあります。
学生時代、バイトで疲れ果てて夕方六時半まで寝ていたこともある。

そう、「ノルウェイの森」は大人の入口に立った田舎者にとっては超難問でした。しかし、この
映画で、少し解決の糸口が見つかりました。

それは、自然数の素数の総和は「発散」する。しかし、その逆数の総和は「π」の関数に収束する
という、大数学者オイラーが発見した「ゼータ関数」・・つまり自然数の素数の逆数の総和は
「円」に収束するという公式。つまり真理は円の中のどこかにプロットされるという意味だと思います。
そして、次代数学者リーマンが予想したかの有名な「リーマン予想」、「素数の逆数」は、
y軸を虚数、x軸に実数を取ると実数部分はx=1/2のライン上にプロットされる筈だという予想。

そのX=1/2は見つけた!という霊感が走りました。
人生の出来事同士の間には何の規則性もないディスタンスを持って、まるで素数のように出現し・・・
一見、ただの偶然のように見えていました。

しかしながら、年齢を重ね、少なくとも実数部分の垂直な一直線が見えような気がしました。
後はコツコツ老後に日記でも見ながらちびちび「点」をプロットしていくだけ、それでもすべて
お釈迦さまの掌のような「円」の中だけの出来事でしかありません。東洋の思想は膨大な数を「無数」
と表現します。数が大きくなればなるほど「無(ゼロ)」に近づくのです。数学的にも真理です。
そんな感想をもった映画でした。

足し算と引き算しか知らない子供に掛け算を教えるのは簡単です。掛け算=足し算ですから
しかし、割り算は違います。割り算は逆数の掛け算です。
この「逆数」の本質的な意味を説明するためには、上記のような高等な数学的説明が必要なのです。

日が替り奇しくもジョンの命日になってしまいました。しかし、ボクはビートルズ=ポールだと考えている
ので・・・(笑)トラトラトラ

「ノルウェイの森」にはプロコフィエフのピアノコンチェルトの第2番が良く合うと思います。
蛇足ながら・・・「セカチュウ」はアンドレ・ギャニオン」のコンプリートアルバムを聴きながら
読むと号泣できます(^。^)お試しあれ!

P.S
キャスティングについては、松ケンはビンゴ!
直子は忽那汐里ちゃんでしょうね。凛子さんは初っ端から逝っちゃってて
純粋さと知性が欠落している。
レイコさんは、10年後の中越典子さんかな、但し、歌の上手いひと。





銘醸ワイン??

2010-12-06 23:16:10 | ワイン
今夜はМ観光ホテルの「第12回ワインフェスティバル」
で忘年会でした。

これといったワインもなく、鯛の蒸し焼きのソースボウルに
アメリケーヌソースがたっぷり入っていたので、これをパスタに
かけてひたすら食しておりました。(#^.^#)

いつものように有料銘醸ワインブースを覗きますと・・・
オーパス・ワン 2005    グラス 6500円
サロン 1997        グラス 6000円
ルフレーブのバタモン 2004 グラス 5000円
DRC エシェゾー  2007 グラス 7000円
Ch.マルゴー  1976    グラス 8500円
Ch.ラトゥール 1987    グラス 8500円

という法外な値段の上に、このヴィンージ・・「ヨレヨレと虐待」
さすがに食指も金も動きません。まあ、ラトゥールくらいは
いいかなと思っていたら。
ハイ、いつものようにN倉女史のご相伴にあずかりました。
しかし、いかにボルドー五大シャトーとはいえ’87は残念ながら薄かった。
他の五大シャトーもそうですが’87、’88は総じて軽く仕上がっています。
ところが’89は別物のように豊かなポテンシャルがありますが・・

それでも、今夜のワインでは一番美味しかったです。
N倉さん、ほんとうに「だんだん」でした。
くじ引き当選おめでとうございました。

しかし、彼女はオーパスとマルゴーも試したらしい、ん~分限者やね。
さすがにマルゴーはブルみたいになっていたとか、そりゃ分かります。
70年代のマルゴーには手を出してはいけません。
オーパスも2004年以降はスキルが一段落ちています。2005でも
飲めたのはそういう理由です。もちろんバランスはきっちりしてますので、
今でも美味しく飲めると思いますが、’87~90年代は別格です。

しかし、ラトゥールの参考小売価格16万円とは・・(苦笑)
家にも’87のラトゥールがあったような気がしていたので、さがして
みたら’71と’77でしたぁ。(^。^)
ちなみに’71は「まさよしさんの誕生日」用です!!