パラダイム・シフト

2009-05-30 13:30:04 | 
知人が台湾観光に行ってきたという・・

紹興酒とマオタイ酒と月餅と乾燥梅干を
頂戴した。梅は紹興酒に入れると旨いらしい。
梅干チューハイの乗りである。

早速、試してみたが、私はやはり氷砂糖が良い。

台湾はご当地から2時間30分、直行便で往復できるわけなので、
とくに我家みたいに空港まで10分弱のところに住んで
いると、ドアツウドアでいつでも行けそうなきがする~♪

が、台湾島は未踏である。仕事では台湾のエージェント
との遣り取りは普通なのだが・・

知人の情報によると食べものはバッチリ旨いとのこと!
手ごろな値段でフカヒレや北京ダックも食せるらしい。
意外と知られていないが台北近郊には温泉が沢山あり、
終の棲家としてもいいかも?

木柵地域の鉄観音茶は私の大好物の一つである。
とにかく素晴らしく旨い。コルシャルのような濃度がある。
そして勿論飲茶は外せない。

近々、私もタイガーバーム公園に立っていることだろう
近江兄弟社のメンタム作戦に似てるなぁ。
これも神の思し召しである。
いまさら日本の首都を目指す大きな意味もないし、
南方に眼を向けるのは至極当然なことかも・・

50年後は日本もUSAの52番目の☆になってる
かもしれないし(^O^)

これからは、近場のハワイかグアムでお産して、生まれてくる
子供には米国籍をチョイスできるようにしてあげるのが
一番のプレゼントではないかと思います。

やはり米国は底力が違う、多民族主義というのは未来の
スタンダードになるのではないでしょうか?

わが日本は残念ながら貧相なコクーンにしかならない。
あと、15~20年で忘れたころにまたバブルがくるでしょう。
その財源はなんらかの戦争特需だと思います。

プーチンの独裁体制がどうなるか・・ロシア国内の粛清はもう始まって
いるし・・



1Q84

2009-05-30 13:29:38 | 文学
人類が誕生した頃の地球の一日の
長さは、今よりも短く22時間くらいだったらしく・・
我々の体内時計はそれを記憶しているらしい。
したがって、一月を28日とする陰暦は
原始、男女問わず人類の肉体的にも理にかなったスケジュール
なのでしょう。

村上春樹氏の作品は、あまりにパイパーコンテンポラリーであるため、
なかなかノーベル賞が取れないのではないか・・うがった見方をすれば
多くのノーベル文学賞の受賞作家は良い意味で世界各国の地理的・思想的に
土着のローカル作家達だといえるかもしれない。

したがって、既に現世人類の中でもグローバルに読者を限定してしま
う性質がある氏の作品は・・「ノルウエイの森」や「スプートニクの恋人」
のみ例外的に極めて大衆に迎合される作品であったのだと思う。

当初から68万部増刷したという新刊は・・それほどの佳作
とは思えないのですが・・現状が苦しい出版界としては、ひとつの
セールスの方法であるし、タイトルの構造も分かり易い、
ジョージ・オーウェルの「1984」(これは小説の書かれた1948年のアナグラ
ムと言われている)と魯迅の「阿Q正伝」とのアナグラムであるから期待は
高まる。イクワヨ!
しかし、どうもコンセプトがタイトルほどの中身だとは思えないのであります。
カルト宗教とセックスのモチーフはもう古臭いのではないか?・・・
と相変わらずの恋愛パターン・・そして最後は消え去るみたいなぁ。
遺伝子の究極的な目的は永続的な自己複製である。「母(マザ)」からクローン
としての「(娘)ドウタ」を作り出すこと。その暗喩が「空気さなぎ」である。
そして、宇宙やすべてのコミューンは「父(リトル・ピープル=遺伝子)」によ
って支配される・・・その点は共感した。
そして、青豆は天吾が作ったフィクションであり、メビウスの環のように、
この物語は永遠に完結しない。

しかし、氏の翻訳作品には錚錚たるものがあり、
グレイス・ベイリーという米国の女性作家が書いた
「最後の瞬間のすごく大きな変化」という作品は超難解!
ある方からお借りしてもう7~8年かかってますが未だに
読みきれていません。多分、ストーリーを理解しようとする
ことがいけないのかもしれない。

ボク的にはいろいろ言い訳はあるのですが・・チャレンジしていただければ
その意味を痛感されると思います。
とにかく、常識的な感覚ではとても読めません。
いわゆる小説だと思って読み始めると一行を進むのに
一日かかっても理解できないという恐るべき本です。

そんな本を翻訳できる村上氏の力量はいまさらボクが述べる
までもなく世界的且つ歴史的作家の地位を確立しているのです。


おいらの愛する公式

2009-05-29 14:51:06 | アート
ふたたびタロウです。
で・・・
立ち木算(並木算)とかやってると・・・
π(円周率)のことを考えるようになるわけです。
そして、円周率は無理数であること、しかも小数展開
が無限に続き循環もしません。

πが無理数であることはアリストテレスが予想していましたが、
その証明がされたのは2000年以上後の1700年代でありました。
それも充分に証明できるのに70年くらい掛かっています。
このことだけでも数学には壮大なロマンを感じます。

そして、20世紀に入ると、微積学のみを用いた証明が発見されました。
その中で、レオンハルト・オイラーという数学者がバーゼル問題として
示していたπ(二乗) が無理数であるという証明が使われるわけです。

このオイラーという数学者は、我々工学系人間にとってはまさに
神のような存在で、とくに複素解析におけるオイラーの公式、

e(iθ乗)=cosθ+isinθ

は、指数関数と三角関数の間に成り立つ等式として、
純粋な数学は無論のこと、電気工学・物理学などで使われる
微分方程式の解析になくてはならない「至宝」とまで呼ばれる公式
なのであります。

そして、θ =π のとき、

e(iπ乗) + 1 =0

という[オイラーの等式]が導かれます。
これは、全く性質の異なる無理数である、自然対数の底eと、
虚数である√-1=i、円周率πとが、基本的な整数0と1で結合
できるという「奇跡的な出会いの数式」なのであります。

そしてこの数式が、小川洋子氏の小説に出てくる「博士の愛した数式」
なのであります・・・

要するに、なにが言いたいのかというと、極めて初等の算数の問題を
深く洞察していくと、2000年のタイムトラベルができ、18世紀の大数学者に
出会うことができ、最後には奇跡を見ることができるという・・・脳ミソの
素晴らしさです。
そしてそのトリップには紙と鉛筆さえあればいつでも行けるのです。
チャレンジすることの勇気をもらえるのです!

オイラーは晩年失明しながらも研究を続けました。紙と鉛筆さえも不要。
真実は心の中にあるのです。



1+1=2 ?

2009-05-28 10:03:29 | 社会
こんにちは、タロウです。
ボクの脳ミソ(大脳皮質)の99%は自然科学的
なロジックでモノ事を思考します。
残りの1%で観念的なこと、例えば音楽を聴いたり
絵を描いたりしています。

ですから、モノ事を総じて観念的にしか捕らえられない人に対応する
のが苦手です。この手の人は、特段の理由もなく、1+1=2だけ
が答えじゃない、3になることも10になることもあると、突然根拠
も無く言い出します。理屈に合ってないと問うと「理屈じゃない!」と
反論したりして始末に負えません。
したがって、遭遇したら「日光のお猿」状態になります。

しかし、1+1=2だけではないことは数学的には説明できます(笑)

例えば、バナナ1個とりんご1個を足すと柿の個数はいくつになりますか?
という問題・・・は冗談として、
普通の足し算ならば1+1=2が答えです。
では、2+2あるいは2×2は4、3+3あるいは2×3で6
つまり、掛け算は基本は足し算なので、数学的な一般式は・・

A+A=2Aと表現されます。

ではこの数式を無限にあるものに使ってみます。

自然数は奇数1、3、5・・・と偶数2、4、6・・・の組み合わせ
からなっています。
そして、奇数1は自然数1と、奇数3は自然数2と、奇数5は自然数3
というふうに1対1で対応させると、どちらも過不足なく同じ個数だけ
あるとみなすことができます。

そこで、奇数と偶数の個数を各々Nと表すと、
自然数は奇数と偶数の合計ですから、
自然数の個数はN+N=2Nなるはずです。

ここまで、よろしいでしょうか(^.^)

ところが、もともと自然数の個数はNであるから
N+N=Nという計算が成立します。

つまり、N+N=NでもN+N=2Nでも正解
なわけです。
このように、無限の世界では有限の世界での計算ルールは
成立しません。わかるかなぁ?

こんなことを理解した上で、「1+1=2だけじゃない!」
という人であれば膝を割って議論できるんですが・・・
なかなか感情が先走る人が多すぎて・・・

う~ん、動物の「心」とは「ココロ」とは何ぞや・・意識?
無意識下の記憶・・



政教分離

2009-05-26 13:06:26 | 社会
ボクはどんな宗教も否定しませんし、
各々の信仰心も大切にします。

しかし、宗教団体が政治に関わって
くることに戦慄を覚えます。
活動内容が出版程度で止まっていれば
特に問題はないのでしょうが・・・

最近の新興勢力は、集票マシンとしての
信徒獲得が第一番の目的である団体がほとんどです。

政治に関与した宗教団体は、一種の特権階級を形成してし
まいます。世界中の歴史で常識となっていることです。
政治家の世襲も憲法の職業選択の自由以前の問題で、
現実は特権階級として作用している点が由々しき問題なんです。

したがって、少なくとも宗教団体にも法人税を課税
すべきだと思うのですが・・・最大の既得権でしょ。

憲法20条の「政教分離」は、国家権力が特定の宗教
を弾圧したりできないように、宗教の自由を謳ったものです。
が・・・現実には逆転現象が起っているわけです。



お菓子づくりは難しいm(__)m

2009-05-25 09:53:26 | おやつ
ところが、しばらく放置していたら
シューッと凹んで「カステラ餅」になってしまいました(゜o゜)
風味も甘さ加減もグッドなんですが・・・
テクスチャーが「餅」なんです(^^)
多分微妙なコツがあるのだと思います。

名人プチ姉さんから色々問題点を指摘してもらって
再度チャレンジしようと思ってます。

タロウくん化石化!

2009-05-22 10:15:33 | 動物
人類とお猿さんの共通の祖先になると
推測される動物の化石が発見されていたと
いうニュースは皆さんご存知だと思いますが・・・

先日、河原で「タロウくん」と
化石ごっこをして遊んでいました。
なんとタイムリーなニュース(^^)

ジャン・ワン チェロリサイタル

2009-05-21 09:07:22 | 音楽
宮崎国際音楽祭、今回は昨夜の
中国人チェリスト、ジャン・ワン氏の
リサイタルだけ聴いてまいりました。

オープニングで自衛隊の戦闘機を飛ばすという
アホな行為があり、ボクの中での音楽祭の評価は
すでに最低となりました。

さて、昨夜はJ.Sバッハの聖典である
無伴奏チェロ組曲、全6曲のうちから
1番、4番、6番を一夜で演奏するという
ハードな演奏会でした。

そもそも、この曲集は[Cell SUITES For Solo]
であり、無伴奏なんてどこにも書いてありゃしません。
この日本語訳にも抵抗を感じるんですが・・・

伴奏者はコラボしているのであってオマケではないのです。
古い日本人の西洋古典に対する勘違いがずっとまかりとおって
いるのです。舶来品を崇める一種の権威主義みたいなものです。
ナンセンス!

ジャン・ワン氏は当日宮崎入りしたにもかかわらず精力的な
素晴らしい集中力の高い演奏を繰り広げてくれました。
後半はさすがのワン氏もお疲れだったのかメカニックにやや
不安定な部分もありましたが・・アイザック・スターンホールに
朗々と鳴り響く音楽に聴衆の方はすでにノックアウト状態でした。

まあ演奏家の趣味や時代の問題ですが、プレリュードはサラリと、
サラバンドやブーレのテンポはかなり遅く取るという感じでした。
バッハには失礼ですが、チェロ組曲は総じて終曲のジークが面白くな
いのでイマイチ締りが悪いといえば悪いんで、中間にボリュームを持って
くるという手法は勉強になりました・・・(^^)

聴く方にも相当の集中力の持続が要求されるプログラムなので
マニア以外には結構つらいものがあったかもしれません(笑)。
やっぱり、バッハは右脳にガンガン作用して気分がハイになります。

しかし、驚いたのは、演奏後の花束贈呈が無かったのであります。
普通はプログラム終了後、カーテンコール、花束贈呈があって
アンコール(礼奏)となります。
これは、お決まりでもありますが、演奏家に対しての最低の礼儀です。
もし、忘れたのならホスピタリティの足りなさ・・・
経費節約というのなら絶対削ってはいけないアイテムです。

それにもかかわらずアンコールを二回も要求するのは・・・

いずれにしても、この「花無し事件」で国際音楽祭の終焉がはっきり
見えました。もし、うっかり忘れたのであったら演奏中に誰かが気づいて
花束調達に走るべきでした。スタッフは何してたんや!

それなのに青○賢○氏は、のうのうと客席のど真ん中に鎮座しておる。
アホか!あんたが走らんか!と睨みつけてやりました。

そもそも某国営放送出身で経済観念の希薄な氏に今のポストを与え続ける
こと自体が宮崎県の汚点だと思います。
丸投げパック音楽祭はもういりません。県民もコンビニのプリンの
ような、ただ口当たりの良いだけの演奏には飽きていると思います。
「栄養が無い」んだもん(^^)

まあ、そろそろ来年からでも、もっと地元の音楽家や愛好家を絡めて練り上げ
た本当の意味での宮崎の音楽祭を期待したいです。予算も今の一割程度で相当
いい物を作れる筈です。
ちなみに、ある県議はちゃんと調査リストを作成され、物申しておられるようです。
驚きます。ケタが違う!その血税はどこに流れていくのやらです。
こういうものは県民にガラス張りに見せなきゃいかんでしょう!

芸術はお金じゃないと一途に信じている誠実な方々、とくに
手弁当のボランティアや毎回チケットを購入される熱心なサポーターの方に
こそこの数字を見て頂きたいのです。

お土産鮨を持って・・・

2009-05-18 02:19:21 | グルメ

会の開始が5時30分だったので・・
9時前には参加者も三々五々に散っていかれ
ましたが・・

明日もあることなので、タロウくん用にサビ抜きで
一折握ってもらい早々に帰宅いたしました。

まだ、あと4合くらいはキャパは残ってましたが、
深酒は禁物です。

やっぱり、鮨屋さんは良いなぁ
お店のスタッフが清潔でキビキビされてて
こちらもダラダラ飲んだくれるわけには
いかないです。

店長企画の趣味鮨、酒抜きで通おうと決心しました。
じっくりと静かに、舎利とネタを噛み締めたいですね。
まあ、カロリーと財布の中身との兼ね合いもあるので・・
ほどほどにですが。




そこでくじ引きがありまして・・・

2009-05-18 02:13:59 | グルメ
お弁当箱に・・
ボクは3番、P先生は13番という
付箋が貼ってあり、ナベアツ的組み合わせ(^^)

最後に抽選会がありました。
P先生は、お先にフケたので(^_-)
くじはボクに託されました。

P先生!奥播磨「大吟醸」アタリましたよ。
次回、お会いする機会にお持ちしますね。

純米酒を楽しむ会

2009-05-18 02:00:10 | グルメ
久しぶりに「一心鮨光○」に・・・
10軒ほどの蔵元さんが参加して
回遊しながら利き酒していくというシステム。

時間的に難しいかなとおっしゃってた
P先生も参加されて一緒に回遊、上手くナビゲートして頂き、
旨いお酒と料理を堪能しました。

P先生のお勧めは「奥播磨」の下村酒造店のお酒でしたが、
ボク的に良かったのは、諏訪酒造の純米大吟醸「鵬」、
田治米合名会社の「竹泉」シリーズです。

川西屋酒造店の「隆(りゅう)」も捨てがたい^_^;
いや、どれもそれぞれの持ち味があって、こうなると
個人的嗜好の問題です。

お鮨は勿論、鯛のお造りは抜群でした。
白玄堂さんの玉露はもう味の素を入れたような旨み!

結論、酒も魚もお茶も良質なアミノ酸生成が鍵ですな。


おすすめはこれだ!

2009-05-18 01:47:59 | グルメ
恒例になった感のある
○形屋の北海道物産展

いまのトレンドはスイーツなんでしょうが・・・
やっぱりマルセ○バターサンド以上のものは
無いですね。

前回はシャケが抜群によかったのですが、
今回のヒットは山下水産さんの海鮮加工品のラインナップ
売り子さんが立て続けに、ほたて昆布巻きやら5種類くらい
試食させてくれましたが、

この「ニシンと菜の花の黒酢和え」はピカ一でした。
〆具合が抜群によく、ニシンを雑魚だと思ってたボク
は深く反省いたしました。

確かに、ニシンやシャケは親よりも子、すなわちカズノコや
イクラの方が重宝され、稼ぎも良いわけです。

しかし、地元の人はそれなりに手をかけて美味しく食べて
いるのだなぁと感心した次第であります。

月曜まで販売しているようです。チャレンジしてください。
後悔はさせません。ムートンイチオシのお惣菜です。

歌うな、美しい人よ、私の前で

2009-05-09 11:48:40 | 音楽
という、プーシキンの詩に
ラフマニノフが曲をつけたという歌を
東由子(ひがし よしこ)さんの演奏で聴きました。

演奏も凄かったのですが、
この曲を19歳で作ったという才能に
唖然となりました。
天才のなせる音楽でございます。

聴いた後、なんだか生き易くなりました。
凡人は肩肘張らず、楽に生きればいいんだよ(^^)