大相撲の呼出

読み終えたばかりの「おすすめの小説」紹介します。

「櫓太鼓がきこえる」　鈴村ふみ

大相撲の物語ですが、主役は力士ではなく…「呼出」なのです。

　　　　

呼出、よびだし、そうです力士の四股名を大声で高らかに呼び出すお仕事。
「ひがぁ～しぃ～、〇〇〇さとぉ～」「にぃ～しぃ～△△△がぁ～わぁ～」

呼出新人の篤のすったもんだのお仕事小説。

呼出って、こんな事もしてるんだ。
知らないことだらけで、とっても興味深く読めました。

力士と同じく部屋に属していて、ちゃんこを一緒に食べてるのも知らなかったなあ。

落ちこぼれだった篤が呼出として成長していく青春小説。
力士たちそれぞれの話もあって面白い。
相撲好きでなくても楽しめますよ。

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