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2008年FC東京席割り案への意見

2007-08-28 06:36:52 | FC東京
7月にソシオ向けに手紙が送られてきた中に席割りの変更案が示されていた。8月末まで意見を伺いたいということで、様々な意見を送られたソシオも多いだろう。僕も自分なりの意見を内容はまだまだ浅いがまとめてみた。サッカー観戦だけで100スタジアム以上を訪問し、JリーグのみならずFIFAの試合、UEFAの試合、各国代表戦、Bundesliga、リーガエスパニョーラ、セリエA、リーグ1等を生観戦してきて、様々な席割りを見て、実際に色々な席種で観戦もしてきた。そういう経験も踏まえながら、FC東京が良くなってくれるのならばと思いつつ、少しでも参考になればと願う。
(注)下記は完全に私見であり、実際にどのように運営されるのかはその時が来るまではわかりません。

【2008年味の素スタジアム席割り案について】

1.はじめに
 率直に申し上げて、後半チケットの座席割り振り案につき拝見したところ、これまでの席割りにおける状態、ご案内の手紙、メッセージボードへのファンからの意見&回答などを総合して自分なりに考えると、問題が大きいのではないか。席割りについては、スタジアムへお客様を呼ぶため、およびクラブ経営上の収益面・コスト面等の検討からもチームの強化と並んで最重要な部分。にもかかわらず、今回の案は変更する具体的な趣旨・理由の説明がなされておらず、根を詰めた検討がなされていないのではないか、非常に危機感が欠如しているのではないかと胸苦しく感じている次第。これまでの数々の施策等評価できる点も数多くあるので静観して役職員の皆様を信じるのみというスタンスを取りたいところであるが、どうもJ1優勝を目指すクラブとしての体制へ進化・展開していないようにも感じられるので、誠に僭越ながら本ペーパーを作成することとした。

2.問題点・ポイント
①味の素スタジアム開業年度での開催試合がいまだに1試合あたりの最多入場者記録(2001年7月7日FC東京VS鹿島アントラーズ48,521人)であること。
 →例えば、チケットsold outにもかかわらず当時の人数に比肩する入場者数にならないのはチームの不作為ではないのか?cf)直近sold out試合2007年6月17日FC東京VS浦和レッズ38,439人。

②2006年度が2005年度よりソシオ数、入場者数が大幅ダウンしたこと。
 →現在の席種・席割&価格設定に変更したことが原因ではないのか?

③ホーム自由席とアウェイ自由席が販売枚数によってスライドすることについての検討。
 →特にホーム側席が相手チームによって削られるという状況については強烈な違和感・不快感を覚える。実際的にも、そのオフィシャルにアウェイ側席を拡大させたという事実だけで試合前からFC東京が押されているなとこちらは思うし、アウェイ側から見れば自分たちが押し込んでいると思ってしまう。
 →現SB席ソシオの方からのメッセージボードへのクレーム投稿に対する回答からも同制度自体がアウェイ側優先のための制度に映る。

④新たな指定席を設けることの弊害の検討。
 →指定席ソシオとなった場合の具体的な席の場所がどこになるのかわからない。
 →バックスタンド2Fに対する現在の観客数に対して指定席化する席数が明らかに多すぎる。
 →マイシートの概念の取扱い。=一度指定席化を実施してしまうと、マイシート制との兼ね合いで、指定席化における不具合があったとしても自由席に戻すことが難しい。
 →味の素スタジアムにおける固有問題として、バック2F指定席であるメリットが訴求しづらい。販売方法によっては、問題になる可能性あり。

⑤チケット価格と内容の検討
 →②とも関連するが、ソシオ(年間チケット)だけの問題だけでなく、一般販売チケットの価格設定・販売予定数と、そもそもの席種自体の内容と価格設定が合致しているのかを再検討すべき。また、特に試合当日が雨天となってしまった場合についても支障が少なくなるような対応が必要。

3.新たな席割りの提案
 現実に即して上記に指摘した問題点・ポイントをすべて解消させるようにまずは検討する。また、将来構想としての2F席総指定席化という考え方は尊重するが、今回については『SB席』に凝縮した。加えて、席割り自体とともに発生する入場時のソシオ待機列の変更など入場ゲートの考え方、スタッフ・警備員・バリケードの配置等についても一定の考慮をしている。
 また、sold out試合については、限りなく観客数が49,970人に近づくように考慮し、必要であればそれを超える人数をこなすような方策も検討している。

《新席割り図(代替案)》

①『B自由席』を新設し、ゴール裏席とバックスタンド席を明確に区別する。また、B自由席には両チームサポーターの入場を許される。また、キッズ・ファミリー用のスペースを設ける。(注)キッズ・ファミリーが必ずそのスペースに座らなければならない席というわけではない。

②『U自由席』を廃止し、ゴール裏2F席は『G(ホーム・アウェイ)自由席』へ、バックスタンド2F席は『B自由席』へ統合。

③2F席を限りなく1F席と同一席種としたのは、雨天時の場合への観客に対するHospitality面を最大限に考慮しているため。

④『SB席』の席割りをより明確化し、バックスタンド2F席の最前列から通路までの4列分を『SB席』として衣替え。なお、『SB席』は個人ソシオ限定席(法人不可)とする。なお、年間チケット販売時の人数の状況によって次のように『SB席』の範囲を変更する。

上記のように細かくしたのにも重要な理由がある。
a.いたずらに空席を拡大させない。販売可能であるにもかかわらず販売不能となる事態は必ず避ける。したがって、今年度のような『SB席』800席分を売れていないにも関わらず常に用意しておくという事態はご法度。販売された分だけ席を用意するというスタンスをとる。
b.『SB席』については後半年間チケットの販売は原則として行わない。行えるとすれば、年初に設定した『SB席』のブロックに対して定員が埋まりきっていない時のみ。これは、下手に後半からの申込みが増えて新たにブロックを拡充せねばならないという事態になった時に、今までB自由席として当該位置で見ていた人からクレームが予想されることと、既存の『SB席』の人で仮に最前列を希望されていた方・ホーム寄りを希望されていた方などからのクレームも予想されるなど対応が困難なため。
c.通常であれば、中央部分の席から等間隔に『SB席』を設定するのがレイアウト的にはきれいではあるが、単純にそのように決めるのは早計。なぜなら、購入者が東京のソシオであることから、いい座席でありつつも東京側で観戦したいと思うのが普通。次に、大多数の人間が飛田給方面からやってくる可能性が高いことから、アウェイ寄りになればなるほど座席までが遠く感じられることが挙げられる。よって、販売数によっては東京のホーム寄りに偏った席設定となる。なお、本年度の『SB席』がB2F221番あたりから設定されているように思われ(私は『SB席』ではないため詳細不明)、そこをスタートとした。
d.法人ソシオを不可としたのは、接待用の招待席として使われてしまうことでコアなソシオが不快に思うリスクを減らすことと、一般販売していないソシオ席としての価値を最大限に引き出すため。同様の理由で『SB席』についてはファミリー設定をしない。

⑤『SB席』に限っては次年度マイシート継続制の対象外とする。
a.暦年において、販売数によって『SB席』設定座席を変更するため、年度によっては前年度の席を用意できる人・できない人が発生する可能性がある。
b.『SB席』の最前列を希望したが不幸にも外れ他の座席となった場合など、希望に沿わない状況となるケースを考慮し翌年度再びチャンスが訪れるようにする。

⑥『G(ホーム・アウェイ)自由席』の売れ行きによっては、『Gアウェイ自由席』の一部分に対して『Gホーム自由席』として販売することもできる。しかし、東京に優勝がかかるような試合の場合で、相手チームが物理的に遠方(ex.広島など)でない限り設定されることはないはず。

⑦価格
年間チケットはカテゴリ2前売価格×(17-1)試合で計算。
なお、ナビスコカップの準決勝チケットについては、年間チケットには含めず別途優先販売(ソシオ:カテ2価格、一般:カテ1価格)を行うなどの検討も一考の余地あり。チームとしてのナビスコカップを勝ち取るための緊急補強費・出場選手への金銭的な追加インセンティブの付与などへ充てられるのであれば理解は得られる。仮にACLへの進出等があった場合についても同様。ソシオとして年間のFC東京主催試合が全て含まれるのは歓迎すべきことであるが、チームとして勝ち進むことにより開催コストがかかる一方で、追加の収入が得られなくなり、結果として勝ち進む動機が薄くなってしまう状態になることは避けねばならない。


⑧入場ゲート・バリケードについて
a.ソシオ優先ゲートは、メインゲート(『ペア席』・『SS席』・『SA席』のみ)、北ゲート(『Gホーム自由席』のみ)、バックゲート(『SB席』、「B自由席」のみ)とする。
b.バリケードについては、『SA席』と『G(ホーム・アウェイ)自由席』の間、『G(ホーム・アウェイ)自由席』と『B自由席』の間の計4箇所。
c.『G(ホーム・アウェイ)自由席』と『B自由席』の間のコンコース上のバリケードについては二段階にわけて封鎖しておく。まずはソシオ優先入場が終わるまでの完全封鎖を行う。次に、一般入場開始後、『G(ホーム・アウェイ)自由席』の観客は『B自由席』の方には通行できないままであるが、バリケード上で券種のチケットチェックを行い、『SB席』および『B自由席』の観客が通れるようにする。このため、バックゲートからの『G(ホーム・アウェイ)自由席』の観客の入場は出来ない。いわゆる暴動等を起こしかねない激しいサポーターが通例いると考えられるゴール裏サポーター同士がぶつからないようにするためのセキュリティ面とスタジアム館内への入場口全てにチケットをチェックする人間を配置しなければならないという状況(コストアップ)を回避することを狙う。
d.『B自由席』に飛田給側から向かう場合、東京グッズを身につけた人は必ずホーム側を通って回り、逆にアウェイグッズを身につけた人はアウェイ側を回ることとする。もしくは、外周を回ってバックゲートから入場する。
e.⑥の場合は要検討。

⑨スタジアムキャパシティの拡大の検討
a.特に『Gホーム自由席』が現行と比べ座席数が減少するので、対策が求められる部分が将来的に出てくる可能性がある。一つの案として、『Gホーム自由席』の1F席を全座席撤去して完全立見席にしてしまう。
b.「少年少女観戦送迎バスツアー」をスケールアップし、FC東京カラー(スポンサーロゴ入り)の特注観戦バスを保有し、送迎から観戦自体もそのまま行えるようなもの(コーナーにあるスタジアム入退場口から特注バスがピッチ外まで入り、そのまま仮設スタンドになってしまう優れもの)にしてしまう。

⑩その他
今回の席割り自身とは直接関係がないが、併せて観客を呼び込むために行っておくべき施策を検討することが必要。
a.観客動員数連動報酬の導入
→観客動員数に応じ勝利給の上積み実施、スタッフの特別ボーナスの実施
b.ホーム成績によるGM・監督の責任問題の明確化
→ホーム負け越し=即更迭・解任 等のルール整備

という感じ。まだ、物申してない人?はお早めに。
もしくは来月のチームミーティングでも話題になるんだろうな当然。

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1 コメント

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Unknown (backstand)
2007-08-28 10:16:02
今、外なので、記憶で言いますが、FC東京からは「席割案についてインターネット等への掲示は遠慮して欲しい」旨の依頼があったはずです。
このエントリーには案そのものの転載はありませんが、文中にそれと分かる記述があります(特に2.のマル4)。少なくともこの部分は削除した方がいいのではないでしょうか。
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