温泉大好き

趣味で ”うたごえ・喫茶”を行っています。
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カボチャのプリン

2007年02月22日 05時49分15秒 | 友から・友へ
田村さんが また、素敵な記事を書いていました。
勇気付けられます。

 現在闘病中だということを知っている同級生のTさんから、一通のメールが届いた。私の病状を気遣い、Yさんと二人でお見舞いに行こうと電話したが、あいにくつながらなかった。そんな内容と、クラス会へのお誘いが書かれていた。

 彼女は、数年前、脳腫瘍の手術を受けたがすべて取り切れず、顔面半分に麻痺が残る状態でいる。このことは以前から私も知っていて、陰ながら心配や応援もしていた。

 自分の身に重い病気を抱えながら、私を心配してくれる。同病相励ましあう・・・。そんな前向きな姿勢に、私はクラス会への出席を約束した。

 両肺に転移したといっても、まだ癌は小さい。免疫療法剤の副作用で全身倦怠感はあるものの、ご飯も喉を通らない人に比べ私は軽い方だ。少し我慢すれば見た目は元気そのもの。

 久しぶりに会ったクラスメイトも、私の転移性肺癌という病気を知って最初のうちは驚き、心配顔で接してくれたが、二次会のカラオケにつき合い、マイクを持って歌い始めたら「田村君、本当に癌なの?」と信じてくれなかった(笑)

 Tさんも、どこも悪そうには見えず、「お互い信用されていないね!」と顔を見合わせ苦笑い。

 二月に入り、気の早い蝶が飛び出し、セツブンソウやフクジュソウの花も咲き出したというのに、また病気の話題を書いたのには訳がある。

 Tさんは、脳腫瘍の手術を受けたあと、あることを始めた。それは手作りの「カボチャのプリン」などを佐野市田沼町にある「道の駅」に卸しているということだ。大変な病気にかかると落ち込んでしまうのに、毎日作って持って行くという。そんな、生き方が私を勇気づけた。

 クラス会の会場で、そのことを披露したTさんに対し、クラスメイトは優しく反応した。「明日行って、三個買ってくる」「売れ残ったらみんな引き取る」・・・。酒の席でのお話だから、その後どうなったかはわからないが、応援する心遣いが私にもうれしかった。

 カラオケが終わってクラス会も解散となった。帰りはTさんとYさんが送ってくれるという。車の中には、私にと用意された「カボチャのプリン」が置かれていた。フォトタイトル「トンネルの先は春」

                       2007年 2月18 日掲載

 今日もきのうほどでは無いが、暖かくなしますね。
        フォトのタイトル通りですね。