社労士・行政書士の徒然日誌

北海道帯広市の社会保険労務士・行政書士が日々の雑感等を徒然に綴ってゆきます。

震災から半月

2011-03-30 | 徒然日誌
 ご存知の通り、東北・関東地方を中心に大きな地震が起き、それに伴う津波等で大変多くの犠牲者が出ました。現在も原発問題を含め、東北地方では予断を許さない状況が続いており、日々のニュースを気にしつつ生活しています。

 十勝では最初の地震の際、震度4の揺れを観測し、地震自体ではそれほど被害はなかったのですが、沿岸部では津波が押し寄せ、浸水や資材等が流される等の被害が出ております。又、物流が滞ったことによる間接的被害や被災地に資材等が優先的に回る関係から建設業者を中心にこちらの現場で仕事はあっても資材がないとの状況も出てきています。

 ただ、被災地に比べるとこの程度の被害は大したことがなかったように思います。被災地ではテレビ等で報道されない部分においても悲惨な状況が広がっているようで、その被害の全容は今も明らかになっていません。

 そんな中でも被災地ではこの逆境に負けず、立ち直ろうという動きが出てきているようです。先日テレビで被災地の学校での卒業式の様子が報道されていましたが、親が亡くなったり、行方不明になったりしている卒業生たちが立派に証書をもらって卒業していく姿がありました。震災が起きてから日も浅く、想像できないくらいの傷を心に負っていると思いますが、その毅然とした言動に胸が熱くなりました。

 被災地以外の日本各地では「自分に何かできることはないのか」との思いから支援活動が活発化しており、募金活動や物資の輸送等が行われています。自分もできる限りの事はしたいと考えています。

 震災から半月以上が経ち、報道等もやや落ち着き、被災地以外の地方では通常通りの生活に戻りつつあるように思います。ただ、依然被災地では予断を許さない状況が続いています。過度の自粛は必要ないと思います。ただ、同じ日本で起きたこの大きな災害に対し、決して他人事にならずに、胸に刻み込み、今後長い期間で行われるであろう復興活動に自分なりにできることを行っていくことが重要ではないかと思います。

 最後に今回の震災で被災された被災地の皆様にお見舞い申しあげますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

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嫌いな言葉

2011-02-20 | 徒然日誌
 今年の十勝は年明けから本格的な降雪がなく、晴天の日が多いこともあり、穏やかに毎日が過ぎているように感じます。雪が少ないということは雪かきをする立場からすればいいことなのですが、除雪を請け負ってる業者さんなどは商売あがったりの状況かもしれません。しかしこればかりは天気の事なので予想がつきませんね。

 今年の目標として読書をたくさんするということを掲げていたのですが、現在のところ普段よりは本を読んでいると思います。読みたい本はその時読むのが一番いいと今更ながら分かったので、あとで読もうはなるべくなしにし、買ってすぐに読むようにしています。

 色々本は買うのですが、私自身買わない種類の本があって、それは「勝ち組○○になるために」「勝ち組○○はこうする」という類の本です。こういった本を書いている著者の方を否定するつもりは全くないのですが、私自身このブログでも何度か書いているようにこの「勝ち組」「負け組」という言葉が非常に嫌いです。なので、この言葉が入っている本は手に取りません。

 「勝ち組」「負け組」って何を根拠に決まるのでしょうか?まずそこが分かりません。日本は資本主義社会ですので格差が生じるのはやむを得ないというのは分かります。でも格差が生じるのはあくまで結果であって、それに対し勝ち組、負け組と区分けしてしまうことに非常に抵抗を感じます。格差社会と言われて久しいですが、この勝ち組、負け組という言葉がその格差社会を助長しているようにも感じます。

 今の日本は一生懸命頑張ったからといって結果が出るとは限りません。そういった中で結果が出ない人や会社を負け組と称するのはいかがなものかと思います。ここ最近は以前よりは使われる場面が少なくなったように感じますが、どうしても抵抗を感じずにはいられない言葉の一つです。

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ネット上での交流

2011-02-12 | 徒然日誌
 先日大学時代の恩師と久々に会いました。仕事の関係で帯広にお越しになることになり、時間があればと声をかけていただきました。お酒抜きの短い時間でしたが、色々な話ができて、とても楽しかったです。大学を卒業して10年以上になりますが、学生時代とは全く別の感覚で会話ができたことに私自身もちょっと驚きました。先生の懐の深さがあってのことだと思います。

 私が大学に入ったのはちょうどWindows95が発売された年で私自身もパソコンを覚えたくて大学へ行ったようなものだったので、バイトでためたお金で発売されたばかりのパソコンを買いました。まずはまったのがパソコン通信でした。現在のようなインターネットが本格的に普及する前だったので、NIFTYが運営していたパソコン通信で当時の趣味に関して、掲示板のようなところで意見交換をしていました。パソコンを使っての顔が見えない方との初めてのコミュニケーションだったのですが、とても楽しかったのを覚えています。

 その後間もなくインターネットが爆発的な勢いで普及し、その際には趣味のホームページを開設しました。まだ学生だったこともあり、この時期は本当にホームページ作りにはまっていました。いつもサイトを充実させるためにはどうしたらいいかということを考えていた気がします。一時期はかなりの訪問者に来ていただき、掲示板等でも活発に交流をしていました。

 そして仕事を始めてからしばらくして、事務所のホームページとこのブログを開始しました。ホームページは学生時代の経験から、素人っぽいものですが、現在まで何とか自作で作成しています。作成自体は大変ですが、やりがいがあります。

 最近はツイッターを始めましたが、こちらも色々な方との交流や情報を入手することができ、とても楽しいです。ネット上での交流に対し全く抵抗がないのは、学生時代からパソコンを通して、コミュニケーションをとってきたからかもしれません。こうして考えると、遊んでばかりいた大学生時代も無駄ではなかったのかなと思えます。

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ひと段落

2011-02-05 | 徒然日誌
 もう1週間ほど経ってしまいましたが、サッカーアジアカップ、日本代表やってくれましたね。準決勝、決勝ともに延長までもつれる厳しい戦いでしたが、今の日本代表には以前のようなここ一番での弱さは感じなくなり、むしろ頼もしさを感じるようになりました。アジアカップ期間中は寝不足になりましたが、本当に見てて面白い試合の連続でした。暗いニュースの多い中、日本中が盛り上がる最高のイベントでした。

 仕事の方はやっと指名願業務がひと段落といった感じです。北海道と帯広市の受付が集中したこの2週間ほどは業務が立て込み、精神的にも肉体的にもかなりきつかったですが、何とか無事に申請を完了することができました。今月は町村を中心に指名願の業務を行っていきますが、こちらはほぼ書類の方の作成が完了していますので、準備ができ次第、早めに提出を進めていきたいと思います。

 仕事が大きな山を越え、ひと段落したと思ったら急に疲れが出てきました。仕事をがむしゃらにやっている最中には感じないのですが、ふっと気が抜けると、一気に疲れが押し寄せてきます。しかし、今月はたまっている就業規則の改定作業に力を注ぎたいと思っています。1月は指名願があるということで、少し待っていただいた顧問先もありますので、今月から急ピッチで進めていきたいと思います。それぞれ改定のコンセプトはできているので、あとは綿密な打ち合わせを行いながら、会社の実態に合う就業規則を仕上げていきたいと思います。

 それにしてもなかなか疲れが抜けません。20代の頃はこんなではなかったのですが・・。

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労働基準法の性格

2011-01-23 | 徒然日誌
 今週の金曜日から帯広氷まつりが3日間にわたり開催されます。冬の北海道でのイベントは各地で行われており、もっとも有名なものは札幌の雪まつりで、こちらは全国区のイベントですが、帯広の氷まつりもなかなかの盛り上がりを見せるイベントでもあります。雪の多い札幌と比べ、痛いような寒さが特徴の十勝ならではのお祭りです。雪像ならぬ氷像はかなりの芸術作品です。うちは巨大滑り台を主目的として今年も行く予定です。

 労働基準法に違反する契約、例えば1日の所定労働時間が10時間や時間外労働に対して割増賃金を支払わないといった契約は当然無効となりますが、たまに従業員本人もその契約内容に同意の上だから問題ないのではというご質問をいただくことがあります。

 ちょっと固い話になってしまいますが、労働基準法は民法の特別法の位置づけで制定されています。民法だけ見ると民法には契約自由の原則というものがありますので、何となく当事者同士が合意していればいいんじゃないのという気もします。しかし、特別法である労働基準法は強行法規、いわゆる当事者の意思に関係なく法律が強制適用されることとなっています。

 よって前述の10時間労働や割増賃金を支払わないと言った契約はその違反部分が無効となり、労働基準法通りの契約に強制的に是正されることになります。労働基準法が強行法規なのは契約時に使用者と労働者は平等の立場で契約を締結するのが前提となっていますが、やはり力関係において使用者側の権力が強いことは明白であり、その権力を使い、労働者に不利な労働条件を盛り込んだ契約を締結することを防ぐためです。そのため労働基準法では労働条件に関する最低限の基準を定めています。

 労働者を雇用していく上でよく引き合いに出される労働基準法ですが、労働者の方に最低限の生活を保障する意味でも非常に重要な法律なのは言うまでもありません。労働者の方の勤労意欲を維持するためにも労働基準法に沿った労働契約が必要になってくると思います。

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ソフトランディング

2011-01-19 | 徒然日誌
 体重が戻りました。とはいっても正月休みに入る前の体重に戻っただけで、昨年それ以前に増えた5kg程は全く減る気配がありません。年をとると体重がなかなか減らないとは言われていましたが、こういうことだったのかと実感しています。何となく体が重く、歩き方が変わったような気がします。

 今週は北海道への指名願を提出する予定ですので、書類作成や確認、押印等でかなり忙しい日々を過ごしています。北海道の指名願は独自の基準による加点項目があり、季節労働者の通年雇用化を進めていたり、防災協定を締結している団体に所属していたり、社会貢献や奉仕活動を行った場合等に格付評点に加点がされます。その中で建設業以外の新分野へ進出した場合に加点という項目があり、1件そちらの準備を行っていました。他の項目に比べると比較的手間がかかりましたが、何とか書類は整備できました。

 建設業以外の異業種へ進出をすることを一般的にソフトランディングといい、昨今の建設業界の状況が厳しいことから北海道でもこのソフトランディングを推進しています。補助金の支給や今回の格付評点への加点等、又、成功事例等も積極的に紹介し、建設業者さんへの異業種進出を勧めています。

 しかし現実にはこのソフトランディングはかなり難しいことが多く、失敗事例をよく聞きます。新規事業に参入した際にはメディア等で取り上げられたりもするのですが、その後の状況を伝え聞く限り、成功事例というのはかなり少ないのではないかと思います。やはり本業以外の分野で成功するにはそれなりのノウハウと努力が必要になると思います。

 今回、指名願の加点項目として新分野進出に関する書類を作成したお客さんはどちらかというと周りからの要請により、新たな事業へ進出した経緯もあり、本業の建設業とも関連する分野でもありますので、本業自体にはそれほど影響はないようです。こういった形での新分野進出であれば、リスクも軽減されますが、本業が苦しくなり、一念発起、異業種へという場合にはやはりそれなりのリスクというものを考えなければならないように思います。

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仕事の予定変更

2011-01-13 | 徒然日誌
 昨日の帯広は最低気温がマイナス20℃近くまで下がり、日中もマイナス10℃を下回っており、外回りが結構きつかったです。車の運転をしていると車内は結構暖かくなるので、外に出たときのギャップが激しく、体がついていかない感じです。十勝では放射冷却現象という天気のいい日に気温がぐっと下がることが多いのですが、昨日は天気もあまりよくなく、本当に寒い1日といった感じでした。相変わらず寒いのは苦手です。

 建設工事等の指名願の書類の作成を進めています。受付機関ごとに提出期間が定められているので、順序を考えた上である程度スケジュールを組んで、提出を行う予定でした。ただ、ここにきて就業規則や助成金等の急ぎの業務がかなり立て込んできており、ちょっとスケジュールに狂いが出そうです。もともと自分の中で決めていた提出予定日は本来の期限より早く設定していたので、その予定日を若干遅らすことにしました。

 仕事を進める上で、提出期限があるものについて自分の中で早めの期限を定め、その期限に合わせ業務を進めるというのはとても重要なことで私もいつもそうしています。ただ今回のように色々な事情から予定が狂うことも考えられます。そのようなときに自分の中で決めた提出予定日にあまりにこだわると、書類が不完全になってしまったり、ストレスがたまることがよくあると思います。私自身、以前にはそのようなこともあったような気がします。

 期限がある仕事ですので、その期限を守ることは大前提ですが、その上で自分で決めた予定を様々な事情により柔軟に変更することも時には必要になってくると思います。ただそう考えると何かあったときに対応するためにも、やはり自分の中で本来の期限より早めの期限設定をすることが重要になってくるように思います。

 常にストレスをためず、余裕を持って仕事を進めたいものですが、現実はなかなかそうはいきません。ただそういった中でも不測の事態に対応できるような仕事の進め方を常に心掛けていきたいと思います。

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育児介護休業規程

2011-01-09 | 徒然日誌
 今日は高速道路を使ってトマムのスキー場に行ってきました。高速がつながって、非常に行きやすくなりました。天気も良く、連休の真ん中ということもあり、結構混み合っていました。今日の主目的は子供のそり滑りや雪遊びだったのですが、傍目で気持ちよさそうに滑っているスノーボーダーを見ていると、無性にスノーボードがやりたくなってきました。今冬は無理ですが、次の冬あたりには再開してみないなあと思っています。

 昨年から引き続き、ご依頼のあった就業規則等の改定作業を進めています。作業を進める中で昨年改正のあった育児介護休業法に関連して、育児介護休業規程の条文について調べたり、考えたりする場面が増えています。昨年改正のあった際にしっかりと勉強したつもりなのですが、他の条文との整合性や知識が曖昧なところがあったりして、もう一度勉強しなおしている感もあります。義務なのか努力義務なのか、1歳未満、3歳未満、小学校就学前までの区別、このあたりの整理が徹底できていない感じです。又、実務的な対応を考えると色々な疑問も出てきたので、調べたり、問い合わせたりもしています。

 育児関係の政策に関しては国が力を入れている部分でもありますので、会社側も関心の高い分野でもあります。しっかりとした規程を作るとともに、内容についても熟知し、何かあった場合にはすぐに対応できるようにしておきたいと思います。

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仕事始め

2011-01-04 | 徒然日誌
 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年の十勝地方のお正月は天気予報も外れ、とても穏やかな年明けになりました。久々に何にも考えず、ゆっくりと過ごすことができました。

 事務所の仕事始めは明日ですが、今日は今年の仕事の準備を色々とするために事務所へ行ってきました。今年の準備をしていると今年やるべきことややりたいことが色々と見えてきました。今年は私自身35歳になるちょっとした節目の年ですので、新しいことも始めたいと思います。昨年から考えていたことではありますが、失敗を恐れずに取り組んでいきたいと思います。

 しかし、まずは目の前の仕事に全力投球することが第一です。仕事をする上で一番重要なことはコミュニケーションだという認識を今年も変わっていませんので、お会いする人との縁を大事に今年も一生懸命仕事にまい進したいと思います。

 そういうわけで今年の抱負はたくさんの人とお会いすることです。その上で色々なことを勉強させてもらえればと思います。あとは毎年の事ですが、少し本を読む時間を取りたいと思います。

 とにかく今年も気負いすぎずに精一杯頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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2010年を振り返って

2010-12-31 | 徒然日誌
 あと数時間で年が明けます。2010年を振り返ると、思ってた以上に年初にやろうと思っていたことが実行できた1年だったと思います。あれこれ考えるより行動するというのは私のモットーでもありますが、今年はそのおかげで失敗もあったものの、たくさんの新しい経験を積むことができました。

 そして今年は例年以上にたくさんの人との出会いがあり、充実した1年となりました。人との出会いこそが人生における楽しみの一つでもあると思います。色々な人と出会い、交流を深め、刺激を受け、人間として成長できると思います。今年もお会いすることのできた全ての方に感謝したいと思います。

 来年の抱負等は又、年が明けてから書きたいと思います。それではよいお年を!

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