伊勢参宮名所絵図ですが、
肝心の小田の橋が 半分だけしかのってません。
小田の橋は、二重架橋が特徴で、狭い小橋のほうを仮屋橋といいます。
元の絵を見れば よくわかります。
最近では、橋のとなりに、車道と区別するため、歩道のための橋を架設した橋を見かけますが、
それと なんか、よく似てます。
絵図の解説によると、仮屋橋の、仮屋とは、女性が月経や出産のときにこもった仮小屋のことだそうです、
それで、仮屋橋を通らなければ ないのは、当時 穢れているとされた
生理中の女性、服喪中の者や、身分の低い者 などだった。
上記の、案内板で、小田の橋の絵が半分しか載せられなかった理由は
、仮屋橋をのせると、不浄橋といて、人間差別につながり 非難をうけるからか 。
どうしようが
最悪!!ひどい 話です。
これが、本当なら、世界的に類をみない、この橋は、まさに 人間 差別の橋だったのです。
もう、とても許せないだ。 わが愛する小田の橋は 由緒ある橋から 世界最低の橋になりさがってもうたぁ。
でも、ですね。
そんな橋、わざわざつくりますか?
なんかへんです。
もういちど、絵をよく見てください。
↓ ↓
仮屋橋を渡っている人は、町娘たち だったり、老武士だったり、商売人だったりと 服装からしてどうみても、地元の町の人たち、で、そのような不浄の橋だとか人間差別の橋だとか ぜんぜん 感じられませんよね。
では、この仮屋橋と比べ 本橋を渡ってる人はどうでしょう。
指さしたり、物見遊山で景色を見てるし、 その足元など、そのいでたち からしても、
ほとんど 旅人ですよね。
これは何を意味するのか