RICOH オートハーフ E2 / PN400N
彰化/台湾
ニコンのフィルムスキャナー、Coolscan 5000 EDというのを買って、少し前の記事から使っています。それまでのEpsonの複合機PM-A950は、値段(5万はしなかった)や機能(プリンターついてるし)を考えれば、決して不満ではなかったのですが、やっぱりもうちょっときれいに速くスキャンできるのが欲しいなぁと思い...
スキャンの出来はやっぱりいいです。フィルム面へのピントがちゃんと合っているようで、4000dpiでスキャンして等倍で見ても気持ちいいくらい。ストリップのオートローディングも楽。それから、ゴミ取りしてくれるDigital ICE、これはすごい。少々の埃や、しょっちゅうゴミとか薬品とかこびり付いて来る、活気のない近所のカメラのキタムラの現像でも概ねOK。
ただ、致命的だったのが、ネガを反転だけさせて、補正なしでスキャン、っていう機能が、どこを見てもない。ここの記事のこんな感じの眠い画のままスキャンして、レタッチは別のソフトでやりたいんですが...
自動露出補正を切るとそれっぽくなるのですが、ネガのラチチュードより狭いレンジでスキャンしていて、頻繁に白飛び、黒潰れが発生。また、自動補正ONにすると、なぜかひどい飛び・つぶれはなくなるものの(それでもちょっとはある)、RGBの明度0-255いっぱいにデータが置かれるので、大幅なレタッチがやりにくい。色補正も、既に決まったものを後から調整するような感じで、一旦醤油で味付けした焼き飯を、塩味に変えるような、そんな感じ。ちなみにEpsonなら、どのスキャナーでも普通にできます。スキャナレベルでは、完成品じゃなくて素材が欲しいのに...
なんでこんなボケナス仕様なんですかニコンさん?ポジだったらこれでいいけど、「ボタン一発自動で全てお任せで満足」なユーザーが買うような製品ではないと思うんですが... 大体自動補正もいまいちな感じだし。今日カスタマーサポートに一応電話して訊いてみたら(週末やってるのは偉い)、「ツールパレットにない機能はありません」だって。なんじゃそりゃ。
きれいにスキャンできるだけに、結構複雑な気分。安い買い物じゃなかったし。解決策があるといいんですが。僕の勘違いだといいんだけど。
と、グチはこれくらいにして、カメラはオートハーフ。今度はネガです。ほんと素晴らしい写り。そこそこ明るい場所(バスターミナルです)とはいえ、夜でも使えるカメラだとは... 今まで使い方や魅力がわからず、あまり使ってなくてごめんなさい。