CAD製図基準(案)では、CADデータファイルフォーマットは、原則としてSXF(P21)形式とあり、バージョンまでは記されていません。
国総研の電子納品に関する要領・基準のQ&Aでは、[CA-608]では、『SXFレベル2 Ver3.0の対応については、CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)[H17.8]の10.1(4)SXF形式の開発レベル(p42)に記述があり、CAD図面の納品フォーマットはSXFレベル2 Ver2.0としており、SXFレベル2 Ver3.0は採用していません。
なお、受発注者で協議し、SXFレベル2 Ver3.0により納品する場合、そのラスターデータのファイル名の命名についても受発注者で協議し、決定してください。(H17.12.9)』と記されています。
つまり、図面の電子納品で受発注者協議が無い限りは、SXFレベル2 Ver2.0が現時点での納品フォーマットになります。
SXF Ver3.0に対応したCADが市場に出回り始めているなか、このVer3.0で保存した図面データがVer2.0で開けないというトラブルが出始めているようです。図面データを保存する場合に特段のことが無い限り、納品はVer2.0であることを充分に意識してください。