私が最初に読んだ本格ミステリーが、アガサクリスティーでした。
中学~高校時代、ミステリーに明け暮れていました。
当時は作品ばかりに目がいって、彼女のことをあまり知り
ませんでした。本当の殺人事件までもが彼女の周りで起こ
っていたとは、ミステリーの女王に相応しいですね。
アガサ・クリスティ (Dame Agatha Christie
(1890年9月15日 - 1976年1月12日)
イギリス生まれの推理作家
彼女は、1901年 父が死去した年ごろから、詩や短編小説を
投稿し始めたようです。ちなみに、詩や小説を書くことになった
理由は、インフルエンザにかかり、読む本がなかったからだとか。
正規の学校教育は受けず母親から教育を受けてきた彼女に
とっては、自由にいろいろなことを想像できたんでしょうね。
第一次大戦中には薬剤師として勤務し、毒薬の知識を得ます。
また、1926年12月3日アガサ・クリスティは失踪事件も起こして
います。自身のミステリ小説さながらの謎の失踪事件に世間は
大騒ぎとなり、マスコミの餌食とされたこともあり意識的に
表舞台と離れるようになったが、これが神秘的なミステリ
の女王伝説につながっていった面もあるようです。
『アクロイド殺し(1926)』
『オリエント急行の殺人(1934)』
『ABC殺人事件(1936)』
『そして誰もいなくなった(1939)』
は世紀をまたいで版を重ねています。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
参照
早川書房 アガサ・クリスティー日本オフィシャルサイト クリスティータイム
↑↑「クリスティージュニアミステリー」
というものができているようです。(リンク)
帯ちゃんシリーズ、第三弾!
今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをしています。
今日は、高校一年生の時の話。楽しかりし日々。
題して『 さっちゃんと父 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。
≪其の14≫ 変心
「ねえ、良かったら今日、お昼一緒にお弁当食べない?
皆が誘おうよって、あの隅の3人がさっ。」
「あっ、そうなのお~!ありがとお!」
「いつも休み時間、本読んでるよね。」
「うん、好きなんだ!」
本を読んでいる時に誘ってくれたのはマンミ。隅に居たうちの
一人が私を大きく変える存在の女の子、久保ちゃんだった。
彼女のことは、『結婚式の影絵』 に書いたが、
同じ生年月日、血液型、身長、体格、そして複雑な生活事情?
本当に 私とよく似ている人だった。彼女が陽で私が陰。
ちょうどバランスがとれて釣り合っていたのだろう。
彼女とはどこへ行くのも一緒だった。
この彼女のおかげで私は、一度目の変心を遂げた。
彼女から受け取ったのは、心からにじみ出るやさしさと
いたわり・思いやりの心。人へと尽くす心、
自分にはそこまで出来ないな。どうせ自分は自分、
人は人と、投げやりなひねくれた心を持ちつつ、
太陽の光の如く、私にも少しは吸収されたようであった。
このころが一番笑いの絶えない時期だったようだ。
えっ?・・なんでって?父がよくいっていたんやわ。
「おまえ、そりゃあ~~~、気持ち悪かったでぇえ~~!
よう、寝ながら笑っとったもんなあ。。。
寝言も言うっとったし、時々、座ってたし~、
何か、楽しいことでもあったんか?」
・・・・いや、私は全然、覚えてへんねんけど・・・・