さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

さっちゃんと父 ★ 15 ★

2008年08月02日 21時30分00秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾! 

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをしています。

 

さっちゃんは、幼い頃から疑惑を持ち続けていたことがあったのです。 

誰にも言えず悩んでいたこと、・・・それは・・・・・

 

引き続き、『 さっちゃんと父 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

≪其の15≫ 長年の疑惑

  

私には、記憶のない空白の5年間がある。

それは、おぎゃあと産まれ落ちてからの引き取られるまでの間。 

本当に病気だった母の姿は写真があり何枚もみせてくれた。

私より年上の親戚の彼らの写真も沢山あるのである。
 

私は・・・というと、5歳からの写真しかない!
 

 

家を建てている時からの写真・・・ 

私は自分から親に何も聞かなかったが、何かを察してか父は、


「お前の写真はな大きな台風があってな。そん時みんな
 

流してしもたんや。確か、伊勢湾台風やったかな」 


私が幼い時からそういっていたが、なんとなく腑に落ちな

かったのである。普通の台風でも被害があるからそれは 

気にしなくて、少しは忘れていたのだが・・・

やがて、だんだんと不可思議に感じて、私の心の中を 

ぐるぐる廻っていた。誰にも言えなかったのだ。

なんと、11年間もの長い間、悩み続けたのである。

『伊勢湾台風』 ちょうど私の誕生日前後のことである。

  

  

母を亡くしたその年、私は、東京のいとこ(父の兄の子)たちに

誘われて、父と東京へと物見がてら、遊びに行くことになった。 

4人兄弟のいとこは、長男とは15ぐらい離れていたのかなあ?

ゴールデンウイークというのに突然の旅になったにも関わらず、

いとこたちは私たちに休みを合わせてくれて、富士急ハイランド

へとドライヴして連れてってくれたのである。 

父は兄に次いつ会えるかわからぬということを思っていたようだ 

 

が、私は、年上のいとこに聞いてみたかったことがあったのだ。

 

 

 

 

images

ソラログ

撮影:まーきー様

 

 

 つづく。。。

ーー【 INDEX 】ーー

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