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岡崎シニア山岳会

岡崎シニア山岳会活動報告 コメント歓迎します。

登山における脚の痙攣

2013年08月23日 | 登山の知識情報
先日OSACで空木岳と南駒ヶ岳に登山しましたが、7月の山伏の時同様、脚を痙攣する人がでました。
基本的には体力不足なのですが、対策も重要です。
特に夏山では大量の汗をかき、水分と同時に、体内からナトリュームやカリュームが出てしまい、内分泌系のバランスが崩れるのが大きな要因と思います。
そこでなってしまってからは岩塩などを舐めるとかなり効果がありますが、予防の方が重要です。
1)登山中、水ではなくスポーツ飲料を飲む
2)休憩時、味噌汁や梅干し入りおにぎりなど塩分を摂取
3)登山前後のストレッチ
私が実践しているのは以上ですが、今年からアミノ酸飲料をスポーツ飲料として使い効果を出しています。
明らかに登山後の筋肉痛が減少し、殆ど無い状態です、しかし今回、南駒往復では少し痛みが出ました、これは空木から下山する数時間は水だけを飲んだことが要因と思います。
ここで注意が必要なのはアミノ酸飲料にナトリュームとカリュームが入っていることの確認です、無いものも有ります。
最後に体力の強化です
1)まず現状把握、昭文社の地図にある、コースタイムに対しどのくらいの歩くことが出来るかです、OSACでは休憩時間を除き大凡コースタイムで歩いています。
 またエアロバイクによる体力測定を行い、定量的な体力把握が重要で、これを継続的に観測し、改善効果を実感できると、トレーニングを継続的に行う動機付けになります。
2)ハイキングでのトレーニング、エアロバイク、ジョギング何でも同じですが、心拍数を安静時の2倍くらいになる程度に負荷をかけないとトレーニングになりません。
これを1回につき最低1時間以上続けてください。また週1回軽登山(本宮山、猿投山など)など実践的なトレニングを行い、その間に、もう1回上記を入れると効果的です。
最後に私の場合、夏は痙攣しないのですが、寒くなると、目的地に着いて休憩している時、体が冷え、大腿四頭筋と言う太腿の筋肉の周辺の筋肉が痙攣することが有ります。
これは日頃、日常生活では使わない筋肉が疲労したと考えています。

中央アルプスにおける韓国人事故

2013年08月01日 | 登山の知識情報

皆さんご存知の通り、20名の韓国人パーティーが中央アルプスで遭難し4名の尊い命が失われました。
韓国系の報道機関と日本の記事を添付しましたが私の感想です、一部想像で記載します。
1.状況
1)釜山の旅行業者が手配したが、ガイドは同行しなかった
2)韓国から近いということもあり、天気が悪い場合の予備日が十分あったとは思えない(推測)
3)日本で使える携帯電話を持参していない
4)70歳以上の高齢者が含まれている
2.まずかった点
1)まず悪天候で突入したこと
2)ツエルトなどビバーグに対応した装備を持たない
3)歩行速度の遅い人を置き去り
4)全体を掌握するリーダーの不在または機能不全(これが一番深刻)

我々の会は上記のようなことが起こらないように1)-4)について、対応しているつもりです。
また状況として韓国には2000m以上の山は無く、日本の3000m級山は大変魅力的です。
しかし夏でも状況によれば低体温症になることを理解していなかったと推測します。
ガイドのいないことも有りますが、数年前のトムラウシ事故の再発と考えることが出来ます。


マダニが媒介する深刻な病気

2013年05月28日 | 登山の知識情報
昨年くらいからマダニから感染する病気SFTSウイルス感染症が話題になっていますので、少し調べました。
まだ日本全体で詳しい情報が集まっていないようですが、明らかなのは西日本に多いことです。
しかしここで注意が必要なことは、マダニが仲介する深刻な病気は他にもあることです。
昔からあったツツガムシ病、私は今回初めて知った日本紅斑熱が有り、後者は三重県に多い病気だそうです。
私は4年前まで犬を飼っていました(チャトラン)が、時々このマダニが血を吸っているのを見ました、その時は現在の知識がなかったので、手ではがしていました。
今考えると大変危険です。ここで言えるのは身近にマダニは居ますが、全てSFTSに感染しているのでは無さそうで、余深刻に考える必要はないと思いますが、
草むらに入る時は半ズボンを止めた方が良いと思います。

アミノ酸飲料の効果

2013年04月04日 | 登山の知識情報

このブログへの投稿が遅れましたが、3月20日岐阜鵜飼マラソンに参加しました。
ハーフマラソンは6年前、恵那峡マラソン以来6年ぶりでした。
恵那峡では2時間10分を目標にし、ラップタイムを管理しながら走りましたが、ゴール直前、下りと思っていたのが登りで、30秒ほどオーバーしましたが概ね達成でした。
そして今回も恵那峡の目標時間と同じ、2時間10分を目標にし、2時間8分で走りました。
そして本題に入りますが、今回アミノ酸飲料の、アミノバイタルとヴァームを走る30分位前に飲みました。
走った日はスポーツ飲料の効果は分かりませんが、マラソンが終わって2-3日経過しても、筋肉痛は有りませんでした。
これは明らかに効果有です、耐久マラソンに数回出場した、あるお医者さんが、血液中に出る、疲労物質が減少した報告を記載した、HP記事も有ります。
上記はマラソンでの事例ですが、先日南アルプス南部、山犬の段に行った時、アミノヴァリュウーと言うスポーツ飲料を飲みやはり、筋肉痛は無く、効果を確認しました。


こむら返り(足の痙攣)

2012年05月02日 | 登山の知識情報
今回の連休登山で登山途中でYさんが、私は小屋に着いてからこむら返りを経験しました。
私の場合今まで登山中になったことは有りませんが、目的地の小屋やテントで休憩を始めると体が冷え、起きることが有りました。
今回のYさんの場合、まず汗を多くかいたので、血液中のミネラル不足が考えられます。そこで岩塩を少し舐めていただき、数分休むと急速に治りました。
私は同行者でこのようなことを数回経験し前述の方法で改善が見られました。
数週間前、NHKでもこむら返りのことを放映していましたが、こむら返りが足の血液の循環を悪くしている、深刻な病気の危険信号になっている話に誘導しており、健康な人の運動中のこむら返りとは論点がずれていました。
また登山などハードな運動で生じるこむら返りの要因に汗で血液中のミネラルが不足しいることが大きな要因であることを忘れていると指摘したい。
そのことを記載した、アスレチックトレーナー、西村典子さんの記事を引用させていただきました。
ところで「こむら」とは「ふくろはぎ」のことですが、今回Yさんや私が痙攣したのは、ふくろはぎではなく膝まわりの筋肉(名称不明)でした。

Jet Boil など熱交換器付コッヘル

2011年11月26日 | 登山の知識情報
近年(2-3年位前から)Jet Boilなど効率の良い湯沸しを持っている方が増えて来ましたが、私は多くのコンロを持っているので、購入を見合わせていました。
しかし先日偶然山用品店に寄ると、Heat-1という熱交換器付、コッヘル(小型の鍋)を販売していたので、購入しました。
(1L用ですので3名分のラーメン用、お湯を沸かすことができます)
この取扱い説明書によると、通常のコッヘルで沸かす約1/2の時間で済むそうで、消費ガスの節約ができます。
これは冬山など、多くのガスが必要な山行時、持参するガスボンベの数を半分にでき、装備の軽量化に大変有効です。

日本旅行業協会のガイドライン見直し

2011年10月11日 | 登山の知識情報
OSACでは数人のパーティーで歩く時、一番後に山行リーダが付くことにしています。
以前投稿した通り、この方式は山の会では、極一般的な考え方ですが、旅行業協会の規程は添付の通りです。
そこで何故、彼らがこのような、手順書を作ったか考えてみました、業界の方で異論が有ればご指摘ください。
まずバス1台とか比較的大勢のP(パーティー)を山に引率する場合は先頭+最後尾に主催者が付くのは常識になっていると思いますが、問題は2-3人のお客様に対しガイドが1名付く場合です。この場合多くのお客は当然ガイドが先頭になり案内してくれると考えます。このような事態にも対応した規程と私は考えました。
有料ガイド登山の場合、これは有る程度仕方ない状況と思いますが、通常の山の会のルールの様に、最後尾にリーダまたはガイドが付き、お客や、参加メンバーを見守る方が安全で有ると私は考えます。

シニアの安全登山-5(読図研修山行で道迷い)

2011年09月20日 | 登山の知識情報
このシリーズはこれで最後にしますが、やはり山の会(ハイキングクラブ)での事故事例です。
この会の場合はHPに情報を公開し、反省していることは、大変立派な行為と思います。
事例に対する私の感想は公開された記事にも有るように、リーダ、サブリーダー、メンバーで意見が異なる場合の対応に問題が有ったようです。
そして技術的には雪山に入る場合の必需品、赤旗を持参せず、これを有効に使わなかったことが、最大のミスです。
またGPSを持参しながら、道迷いを起こしたことの要因解析がされていません。
GPSの使い方方法に未熟な所が有ったことを反省すべきです。

今回OSACの運営に役立てたいと、山岳会関係者の遭難事例を多く取り上げましたが、多分比率的には、山岳会会員以外一般の方の事故の方が多いと思います。
私が最後に言いたいのは、山岳会会員、一般問わず、安全登山に必要な基本技術を身に付け、愚直にもそれを実行することが、大変重要です。
記事にも書きましたが山を甘く見ていると、何れ事故に遭遇します。
ハインリッヒの法則というのを知っていますか?軽微な事故(ヒヤリ、ハット等)を幾つか経験した方はそろそろ大きな事故を起こす心配が有ります。
我々OSACも今年綿向山で下山中、大幅にオーバンランしてしまいました、これが軽微な事故に相当します。
何れまた正式に通達しますがOSACの山行以外でも実行していただきたい事です。

1)山に行く時は必ず山行計画書を作成し、家族に渡す。この時、どのような状況になったら、警察に連絡するか、決めておく。
(例、日帰りなら00時まで待ちお互い連絡が取れないなら、警察に捜索をお願いする、この時、ご家族は山行計画書で状況を説明します)
2)登山には地形図と磁石を準備し、地形図と回りの景色の相関を見ながら、現在位置を把握して歩く。
3)道迷いや体調不良者が居て、暗くなり始めても下山できない場合、安全な場所でビバーグする。
そのためにツエルトと火器(暖房用)、非常食を必ず持参します。
4)救急用品(OSACの計画書下段に記載)やレスキューシートは各自持つ。
5)雪山に入る時は赤旗を持参する。

シニアの安全登山-4 山岳会の山行で道迷い遭難

2011年09月18日 | 登山の知識情報
この連載記事、1~3で読図技術の重要性を述べ、組織された山岳会では読図講習会を行い、道迷いが無い事を期待していますが、現実はこんな事例が有ります。
名門日本山岳会の遭難事故事例ですが良く公開されたと関心しました。
この事例の会員は多分読図技術講習を受けたことが有ると思います。そして講習を受けた、多くのメンバーが参加した山行でも道迷い遭難事故を発生したという事実です。
この山は藪山で決して高くない山ですが、このような山の方が標識が不整備で(標識に頼る山行はできない)結果として、道迷いを発生させたと思います。
このようなケースの多くは先頭を歩く人に他のメンバーが盲目的に追従し、道迷いに気が着くのが遅れたと考えられます。
また画像に追記した通り、道迷いした後の対応が非常にまずく、暗くなって来たら、安全な所を見つけ、ビバーグすることが基本です。
やはり基本に忠実な山行を行うことが何より重要です。


シニアの安全登山-2(シニアは迷易い)

2011年09月17日 | 登山の知識情報
呉さんは後20年後の事、と考えてください、道迷いはシニアに多く発生しています。
この多くは所謂ベテランですが、読図をマスターしているとは限りません。
また割合は分かりませんが知識は有っても実行しない人もいると思います。
先日メールで山岳会会員としての資質と言うことを言いましたが、基本に忠実に地図を見ながら歩くこともこの資質の重要な要件です。
俗な言葉で言えば、山や登山を甘く見ていると、或る確率で事故に合います、まだ合っていない方は運の良い方です。
残念ですが、私の場合、60歳を越した頃からチョンボ(方言です)が多くなりました。
登山中、重要なタイミングでこれが起きると、事故に繋がる心配が有ります。
シニアはますます基本に忠実に、安全確認を怠らず、登山したいものです。
今後、シニアの事故事例を幾つか紹介します。

シニアの安全登山-1 山岳遭難事故の56%が道迷い

2011年09月17日 | 登山の知識情報
以前からの会員の皆さんには耳にタコが出来そうですが、新人の為、旧人にはタコが出来ても、お話します。
余り新しい情報では有りませんが、私が言いたいことを表現した統計を見つけました。
昨年は読図講習のため、オリエンテーリングを計画しましたが、開催できませんでした。
今回、新人が入会したのを機会に読図講習を行います。
新人の方は磁北線に入った地図とシルバーコンパスを準備してください。
1回目はその重要性を理解していただく為、遭難要因分類で56%が道迷いでした。

登山パーティーとして歩く順番

2011年09月01日 | 登山の知識情報
会員の方から質問がありましたので、歩く順番について、解説します。
添付した画像の通りです、このやり方が一般的で、多くの山岳会(ワンダーフォーゲルも含め)で採用されています。
重要なことはCLが先頭を歩かないことです。
また先頭を任されると歩行速度が早く成りがちです、我々の月例山行ではコースタイムより早く歩かないことにしていますので、今どのくらいのスピードで歩いているか、体感的に分かることができるように成りたいと思います。
それが出来ない時は(出来るまでは)地図で現在位置を確認したり、高度計を使い、現在のスピードを把握する努力をしてください。
準備した地図のポイント(休憩場所など)に到着目標時刻を入れるもの方法です。
今度の山行の時、先頭を歩く人が決まったらそこで上記方法を実践しましょう!

雪山登攀、アイゼン、ワカン、スノーシュー、スキーの比較

2011年02月08日 | 登山の知識情報
愛知県山岳連盟では雪山に登る時、前爪付きアイゼンを推奨し、雪山訓練ではもっぱらこれを使います。
また比較的急斜面の有る、深雪に対応し、通常の登山ではわかんじき(ワカン)を使います。
しかし最近、雪原歩き用にスノーシューが良く使われるようになりました、そこで今回標準的なスノーシューを購入し、茶臼山で試してみました。
そこ結果は構造から予測した通り、軟らかい雪の茶臼山牧場の歩行では、ワカンに対し沈み込みが少なく、快適でした。
しかし茶臼山の急斜面では、斜面し対し平行に着地する為、かなり歩き難い時も有りましたが、登れないことは有りませんでした。
私は時々山岳スキーも行いないます、スキーの裏にシールを貼り付け滑りを止め、登るのですが、奥美濃の野伏ヶ岳位の斜面でも登ることができます。問題は後、自分の滑降技術で、その斜面を滑ることが出来るかどうかです。

OSACでの冬ハイキング装備

2010年12月17日 | 登山の知識情報
26日、27日の忘年登山は参加者が少なく残念でした。経が峰は雪が無いと思いますが、1月のハイキングでは雪の上を歩くことになります。そこで装備の一覧を掲載しますが衣類で特に買うのもは無いと思います。また書き忘れましたが、吹雪の時は顔を覆うバンダナか目出帽が有ると快適です。

キャンプ用マットの種類と特徴

2010年11月10日 | 登山の知識情報
一番ポピュラーなのは銀マットです、安く、軽量なのが特徴ですが、通常ザックには入りません。そこで本格的な登山をする方は空気を注入するタイプを使います。このオリジナルは米国のサーモレスト社が開発しましたが、従来の空気注入式と異なり、中にスポンジを入れており、自然に1/2位、空気が入り、万が一穴が開いても、最低限の機能が出ます。またもしシュラフを購入する場合、身長に合わせて大きすぎない物を選んでください、大きいと重いだけでなく暖かく有りません。そしてマットも銀マットでない場合、2/3の長さの物を推奨します。