T.S.さん担当の月例山行で唐松岳に登りました。
私は赤谷山の疲れが残る中、Aチームとして参加しました。
Aチームとは7月欧州アルプスに行くメンバーでY代表の提案で3人だけで訓練することになりました。
5日は好天でしたが6日天気が崩れることが分かっていたので訓練は5日中心に行うことにし、小屋についてすぐBチームが登頂している間に小屋の周辺で行いました。
当初私は小屋の西の急斜面で滑落停止の練習を行いたいと考えましたが、メンバーがもっと傾斜の無い所を希望したのでテント場の近くで行うことにしました。
そこでアンザイレン、スタカット、ロープで確保した状態で、滑落停止を全員体験しました。
雪が柔らかくこの斜面では滑落しないので、斜面に沿い走って、滑落のような状況を作りました。
翌日は視界が悪く吹き降りと最悪の気象条件、下山を優先、安全な所に移動し訓練を行うことにしました。
そして小屋から歩き始めたのですが、方向を間違い5分ほど頂上に向かい歩いてしまいました。
右に(東に)屈曲する道が現れないので、間違いに気が付き、屈曲点まで戻り、基本に忠実に地形図とコンパスを取り出し方向を確認を再度下山を開始しました。
視界が悪い場合は特に、地形図、コンパスで方向を確認することが重要と再確認しました。
何事も基本に忠実に手抜きをしないで、行動することが重要です。
途中風雨は収まってきたので、休憩し、そこからアンザイレンで下山することにしました。
そして八方池周辺まで下山すると登山口の八方池山荘は近いのでここで急斜面を探し、昨日同様に訓練を行いましたが、ここも雪が柔らかいので滑落するほどの状況は作れず、宿題が残りました。
7月登山する山で一番厳しいのはユングフラウですが、45度位、雪の斜面がかなり長く続くので、同程度の角度の斜面で固い雪を見つけ再度練習する考えです。
BチームのYさんに報告書を作成して頂いたので掲載します。