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岡崎シニア山岳会

岡崎シニア山岳会活動報告 コメント歓迎します。

山岳事故統計ー2  加齢により道迷いが増加

2010年11月08日 | 登山の知識情報
我々シニアに取って深刻なタイトルを付けました。しかし現実です、地形と地図を良く見ながらの登山、分岐での方向確認、リーダだけに任せない、皆で補完しあう登山を実践し道迷いを防止しましょう。大きな駐車場で車を見失うことはありませんか?危険な兆候です!

山岳事故統計ー1 道迷いと転落が多い

2010年11月08日 | 登山の知識情報
すこし古い統計ですが、私の持論を裏付ける統計がありましたので、紹介します。ガイドが案内するツアー登山や標識が整備されている、殆どの100名山登山では問題とならない道迷いによる事故が実際に多く発生しています。またその影には事故にならなかった道迷いが何倍も有るはずです。この統計では読図などの道迷いを防ぐ知識を身に付けた山岳会会員が増えれば事故が減少すると言う仮説を立てています。我々は山岳会会員です、リーダに付いて行くだけの登山から脱却し読図など登山の基本技術を身に付け、それを実践しましょう。

スノーハイキング装備

2010年10月09日 | 登山の知識情報
先日の例会でお話にましたが、1-2月にスノーハイキングを月例山行として行う予定です。
その装備を画像で紹介します。
スノーシューはレンタルで良いのですが、靴などは自分で調達してください。
個人差やその時の気象条件で変わりますが、靴の内側に断熱性のある部材が貼ってない場合、(夏の登山靴のように)靴下2枚くらい履ける大きさの靴が必要です。また体温で雪が解け靴の表面が濡れますので、防水性が必要です。
私の場合冬の登山で使う靴(所謂重登山靴)を履くとき厚手の靴下を2枚使います。霧ケ峰方面でも標高2000mくらい有り、朝-15℃位まで冷え込むことが度々有ります。

日焼けについて

2010年08月08日 | 登山の知識情報
標高が高い所ほど紫外線が強く(約10%/1000m)、登山に日焼けはつきものですが、皮膚の再生機能が衰えている、シニアは特に注意した方が良いと思います。
また紫外線は角膜(雪目を起こす)や水晶体にもダメージを与え、白内障の原因にもなりますので、登山にサングラスは欠かせません。ただし最近のめがねレンズはUVカット機能が有りますので、裸眼に比べ安全です。
以下http://www.net-dream.jp/からの引用です。
日焼けの原因は紫外線の照射にあることはご存じと思います。一口に紫外線といってもその皮膚(ひふ)に与える強さはいろいろあります。波長が短いほど皮膚に障害を与えます。紫外線の波長が短いものをUVBといい、その波長の長さは281~320nm(ナノメートル。1ナノメートルは10億分の1メートル)でサンバーンといわれ、皮膚に紅斑や水泡を発生させます。UVAといわれるものは波長が長く、321~400nmのもので、サンターンと呼ばれて皮膚の色素沈着を起こします。
 さて、このうち皮膚がんを発生させる波長は280~320nm、つまりUVBが危険ということになります。
 白色人種では紫外線による皮膚がんの発生が多く、増加の一途をたどっています。アメリカでは年間約40万人の皮膚がんが発生し、大多数は紫外線によるものといわれます。レーガン元アメリカ大統領の鼻にできた皮膚がんはよくご存じと思います。オーストラリアはさらに紫外線の影響が強く、最近のキャンペーンでは、もし長生きすれば、国民のすべてが皮膚がんにかかる恐れがあると警告しています。もともと白色人種は紫外線に弱く、皮膚がんの発生が高かったのですが、最近のオゾン層の破壊が拍車をかけたわけです。
 オゾン層は地上10~50kmに存在し、紫外線の短い波長、例えば290nm以下のものを吸収していたのですが、その破壊により短いものが地球上に到達する結果となりました。
 では日本ではどうでしょうか。日本でも毎年、紫外線による皮膚がんが増加しています。紫外線に当たってすぐ皮膚がんが発生するものではなく、10年あるいは20年以上経過して発生します。従って、将来、日本でも飛躍的に増加するかもしれません。紫外線に当たると日光斑というシミができます。このシミの1部が有棘(ゆうきょく)細胞がんや基底細胞がん、あるいは悪性黒色腫(メラノーマ)などに変化することがあります。
 有棘細胞がんの前駆病変として日光角化症があり、これが最近、増加しています。基底細胞がんはもともと露出部位に多い皮膚がんです。悪性黒色腫に変わる割合は少ないのですが、悪性度は大変高く、命取りになります。
 紫外線を予防するには、過度の日光浴を避けること(紫外線の量の多い11時から13時ころは避ける)、山や海に行く時は日焼け止めを使用すること(化粧を濃いめにすることもよい)。また、プールや海水浴で5分くらい水につかると紫外線の感受性が高まってきます。塩水は日焼けを促します。また、油っこい食べ物、アルコール、甘いものの取り過ぎは皮膚を弱くします。日光に当たったら、その後の手入れもお忘れなく。

疲れない歩き方

2010年07月14日 | 登山の知識情報
今晩HNKのためしてがってんで登山の時、疲れない歩き方を放映していました。
NHKのHPで見ることができますので、興味の有る方,見てください。
納得のいく内容でした。
要点①登りだけでなく下りも小股で速筋を使わない。
(特に伸びた状態で力を出すと筋肉が壊れ易い)②歌を歌える位のペースで歩く(徐々に筋肉に毛細血管が増えこのペースが速くなる)③ストックは有効ですが、使う場合も歩幅を小さく(ストックを使うとつい歩幅が広くなる)④頂上では暖かい味噌汁(ラーメンでも良い、塩分やビタミンB1の補給)を頂く(解説、筋肉には所謂白身の速筋と赤身の遅筋が有ります)登山では速筋を使わないのが疲れないコツです)ユックリ歩けばバテないことは当然です。
私はさらに1つ注意しています、それは歩幅を小さくし、反対の足でも蹴る要領で登ります。
2本の足で力を分散させることで、速筋を使う頻度を減少させることができます。
いずれにしろ、疲労を貯めない自分のペースを把握することが重要ですが、このペースが徐々に上がり、コースタイム位で歩くことが出来ると、登山がより楽しくなると思います。
またこの番組では触れられませんでしたが、心肺機能も重要です。
これを鍛えるには以前お話した通り、安静時の心拍の2倍くらいまで負荷を上げて歩くことです。
歩きながら歌を歌える負荷より少しきついかも知れませんが、心肺機能のトレーニングにはこの位の負荷が必要です。



コースタームとは

2010年06月27日 | 登山の知識情報
現在7、8月の月例山行の計画を作成していますが、地図に記載してある、コースタイムを参考にしています。私の計画は当分コースタイムに20%位プラスし休憩時間や遅れた場合の調整に当てる考えです。以前も言いましたが軽装の場合、休憩を除きコースタイム位で歩ける体力を付けていただきたいと思います。先日ブログに出した物は休憩時間が不足していますので、修正する予定です。ところで単調な登りの場合コースタイムは1時間当たり標高250mくらいのペースです。
先日、くりさんや久さんに月例計画を作成して頂ましたが、歩行時間は計画者が自由に決めてください。
 ところで通常山岳会では自分が行きたい山域に対し自分で計画を立案、例会などで参加者を募集しメンバーが集まれば、正式な登山計画となります。出来るだけ早く計画を立案できる、技術をつけるようにしてください。それが出来ると登山の楽しみが広がるはずです。