岡崎シニア山岳会

岡崎シニア山岳会活動報告 コメント歓迎します。

2017年2月計画山行荒島岳、速報

2017年02月15日 | 山岳会ー報告記事
岡崎シニア山岳会は2月12日大雪の中、北陸の荒島岳に登山しました。
この山行に行った方から写真が投稿されたので掲載します。
私ならこの時期躊躇する山域、さすが地元出身のY代表、素晴らしい計画でした。
昔有ったリフト終点でテント泊する強者に会えたのも成果でしたね!?

テント泊用、シュラフの種類

2017年02月04日 | 山岳会連絡情報
私はどのシーズンでもテント泊をし、最近は車中泊もするので、3タイプ持っています。
夏のテント泊の場合、一度濡れると乾きにくい羽毛を避けるべきと言うのが定石ですが、私は軽く嵩張らない羽毛製も愛用しています。
また冬用は温かく嵩張らない羽毛に限ります。
ここで添付しませんでしたが、シュラフカバーもお忘れなく持参ください。
シュラフを湿らさない大事なツールです。

テント山行に必要なシュラフマット

2017年02月04日 | 山岳会連絡情報
OSACではテント山行の機運が高まっているので、シュラフの下に敷くマットについて私の経験談をお知らせします。
私は若い頃は添付のキャラバン製、ゴム袋を膨らませるタイプを使っていましたが、山岳会に入り冬のテント泊には適さないと(空気の対流で断熱性が悪い)自然膨張式のスポンジタイプを購入しました。
このオリジナル製品は米国のサーモレストですが私は最初日本製のコピー品を購入しました。
しかしその耐久性は低くすぐに空気漏れが発生、修理部品が添付されていますが、中々上手く修理できません。
そこで180cmのオリジナル製品を購入、品質は高いように思いますが、添付画像の通り、軽量化とコンパクト化(ザックの中で嵩張る)には半身用が良いと思います。
このタイプは空気漏れが発生しても、スポンジなので、多少弾力が残り、安心な面があります。
また凸凹スポンジタイプは軽いのですが、嵩張るので、私はザックの外に付けて登山することを躊躇しています。
今度行く予定の欧州アルプスは殆どキャンプサイト泊ですので、昔使った嵩張らないキャラバン製(ゴム袋製)を持参予定です。

ロープによる滑落停止

2017年02月03日 | 山岳会連絡情報
この前にピッケルによる滑落停止技術を説明しましたが、今回はアンザイレン状態(ロープで繋がれた状態)の時の滑落停止です。
まずスタカットの場合、図に示した通り、ビレイヤー(アンカーで確保された人)は肩がらみの姿勢で、ロープを滑らしながら徐々に止めます。
滑らすことが重要で、一気に止めようとすると、その衝撃で自分の体制が崩れたり、アンカーが壊れることが有ります。
またコンテの場合、古い愛知県山岳連盟のテキストでは大阪方式が解説されていました。
実際に練習しましたが、体型を伏せた状態で、ロープを滑らすのはかなり練習が必要でした。
また東京方式も行いましたが、停止させる効果はともかく、行うことは比較的簡単でした。
私は過去に関東、黒稜山岳会の方とモンブランに登りましたが、歩き出す前にお互いに動作を確認後、コンテで登りました。

格安登山用テントの品質は・・・・

2017年02月03日 | 山岳会連絡情報
Amazonで販売している、格安テント(1人用)のユーザー評価を集めました。
私の消費パターンはブランドを気にせず、コストパホーマンス(品質×価格)重視でが、その場合、品質や構造をよく理解できる知識が必要です。
そういう意味ではAmazonは良い商品を集めていると私は評価しています。
そして今回添付したように購入者の生の評価を商品のページの後に添付しているのがAmazonの特徴で、私はこれを読んで、理解した上で購入します。
また私の4人用は格安ブランドのSouthFieldを近くのお店で購入、30年以上も使用しています。(一度OSACの山行、針ノ木岳の時使う)
ポールのゴム交換とやはりポールのグラスファイバー補修位でまだ十分使用できます。


ロープを使う雪上歩行

2017年02月02日 | 山岳会連絡情報
ロープを使い安全性を高めた雪上登山の技術を解説します。
そして中途半端な知識や技術未収得のままこれに参加すると自分だけでなく、同行者も危険な状況になりますので、ここで解説し、このような登山に参加する方は訓練(練習)をすべきです。
まずロープに繋がれた状態をアンザイレンと言います、そして図のように、スタカットとコンテ二つの方式がありますが、基本はスタカットです。
急斜面、アイスバーン状態等、滑落の危険を感じ、ロープを使うという状況ですから、お互い確保しながら登山するのが当然です。
私が雪山登山を始めてから、滑落事故があると、時々その時の状況を調べましたが、ロープを持って登山しながら、ロープを使わず滑落した事例を多く見ました。
多分ロープを使うと歩行時間がかかるのでとか、面倒だからと言う理由でリーダがロープを出す判断が遅れているのです。
それではコンテをどのような状況で使うかです、我々は今回欧州アルプスの4000m級の山に登る予定ですが、歩き出しから雪の上です。
比較的平らでまずクレバスに遭遇する可能性が低い場合(ゼロではなく、見たことはある)、進行が遅くなるのでここをスタカットで行くパーティーは居ませんが、もし誰かが落ちた場合残りのメンバーが引き込まれず、自分を確保することを目的とします。
このエリアのガイド付きのパティーは全てコンテで歩いています。
ここで問題にしたいのは、安全に歩くには1本のロープに何人まで加わることが出来るかです。
参加メンバーの技術に依存しますが、少ないほど安全です。
そこで今回の7月の登山に参加の方は5月に練習をしますが、私は常識として参加を6人位にする考えです。
またもし急斜面がアイスバーンになっていた場合(今回のコースは通常1-2時間で登頂)時間は十分あるので、先日Y代表が講義した内容に沿い、ロープ先端をアンカーで固定し(ロープ先端の2名はスタカットで登る)残りのメンバーはプルージックで確保しながら登ります。

添付 ある質問コーナ
アンザイレンの考え方(私も同じ考え)

質問
雪山事故の検証を読んで気になった事があります。
「4人でアンザイレンをしていたが、一人が滑落し、引っ張りこまれるように全員滑落した」
とありました。
ロープで繋ぐのは安全という事ではないのでしょうか?!
回答
2015年03月15日 02:03 (2015年03月15日 19:24更新)
全員滑落したということはおそらくコンティニュアスだったのではないでしょうか。
同じ力量同士の者がコンティニュアスで行動する場合は互助的な行動になります。
でも人数が増えるとなかなか停められるものではありません。
下手に結び合うと1人で歩くよりも人数分危険が倍増します。
リーダーがしっかりした技術を持っていたとしても巻き込まれることは十分に考えられます。
私の個人的な見解としては、3人以上のコンティニュアスはあまり有効ではないと考えています。
もしスタカットで落ちたとしたら、それはリーダーがあまりにも力量不足、もしくは不注意だったと思います。
ガイドさんは相当技術があるし、慣れているのでコンティニュアスでもしっかり停めてくれると思いますが、人数・サブリーダーの存在・条件等で絶対とは言えないですよね。
昔、八ヶ岳などで危なっかしいパーティーを見かけました。
あまり慣れているように見えない7~8人パーティーが阿弥陀岳の急斜面をロープを結び合った状態で下りてきた時は、恐さを感じて道を空けました・・