岡崎シニア山岳会

岡崎シニア山岳会活動報告 コメント歓迎します。

シニア向け 冬山に対応した手袋

2019年01月24日 | 登山の知識情報
 2016年12月にも投稿しましたが冬山に対応した手袋、私の経験をお知らせします。
八ヶ岳等積雪量が少ない雪山に入山することが多いのですが、麓の最低気温はー5℃位になります。
そこでー5-(標高2000mで下がる温度はー12℃)12=-17℃位を想定します。
それに風速15m/秒位の風を考慮すると体感温度は-32℃位に耐える装備が必要です。
 基本はラッセルにも対応できる長いオバーグローブと十分暖かい分厚い毛糸の手袋の組み合わせです。
以前は脱脂していないので湿り難い太い毛糸の手袋が主流でしたが、私はフリースを裏打ちした毛糸の手袋をインナーとして使います。
しかし高齢になりこれでも手先が冷たくなることが有ります。
そこで一番下に伸縮性のある手袋を装着し三重にしますが、抵抗が大きく脱着に問題が出ます。
 その対策として現在八ヶ岳等ラッセルが不要な山域に入る場合はフリースを内張りした防水性ミトンをアウターにして二重で済ませています。
そして手先が冷たい時は使い捨てカイロを手の甲に張り対応しています。
 そこで一番大事な事は、手袋を付けてアイゼンを装着できるか?です。
氷点下において素手で金属を触れることは大変危険です、アイゼンを装着する練習をして登山に臨んでください。
厚い手袋で出来ない方は先述の薄い手袋を準備し三重にして登山すべきです。



2019年1月 月例山行 八ヶ岳連峰 天狗岳速報

2019年01月21日 | 山岳会ー報告記事
1月19日ー20日 天狗岳に行きました。
2008年1月以来久しぶりに冬の天狗です。
その時は平地でも強風が吹き頂上には耐風姿勢で登りましたが、その時と比較するとそよ風でした。
積雪量について質問がありましたが、通常この時期は50cm位です、今年はさらに少なく、踏み固まれているので沈み込みが少なく夏より歩き易い位でした。
19日
1.5時前自宅に山木さんに来て頂いたのに携帯電話を忘れ10分遅れ、途中乗車の山本さんと王滝渓谷P集合の3人にご迷惑を掛けました。
2.平谷でトイレ休憩
3.8時30分 駒ヶ岳SAで休憩、朝食
4.10時 渋御殿駐車場、30分発
5.13時 黒百合ヒュッテ
6.山木さんと滑落停止訓練場所を探すが見つからない。
7.SLの吉さん風邪気味で明日は停滞とする。
8.NHKの番組、小さい旅の収録が有る、放映は2月17日是非見てね!
20日
1.5時 起床
2.6時 朝食
3.6時45分発
4.9時 東天狗登頂、風が強く視界がないので西天狗には行かないことにする。
5.10時20分 小屋、休憩
6.11時20分 発
7.13時30分 渋御殿駐車場
8.14時 河童の湯 15時発
9.駒ヶ岳SA、平谷で休憩
10.20時 頃自宅
反省と感想
今回当初9名の参加でしたが、家庭の都合でUさんがインフルエンザでAさんが不参加になり7名でした。
私も1年前の雪訓に風邪で休みましたが、抵抗力をつけたいと思います。
天気は2日目予報より悪くなりましたが、少し冬山の厳しさを体験でき初心者の方には良かったと思います。
今回もアイゼンのトラブルが有りました、冬山の装備の事前確認は大変重要です。
20日は通常より5℃以上気温が高く、風も弱かったので問題ありませんでしたが、薄手のアウター手袋の場合、通常内側には十分保温力のある手袋が必要です。
以前OSACブログに記載しましたが再度解説します。