岡崎シニア山岳会

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主な雷事故事例と対策

2015年08月09日 | 登山の知識情報
先日OSACの例会で、雷のことが話題になったので、事故事例を調べました。
これが全てでは有りませんが、私が新聞記事で見ている限り、山岳事故に占める割合は高くありません。
私の経験でも雷で危険を感じたのは殆ど有りませんでした。
しかし遭遇した場合の対処方法を考えてみました。

雷が聞こえた時の対応・避難方法
•カサをさしていたらたたみ、トレッキングポール、ピッケル、テントポールなど、可能な限り、体から離す。
•逃げる時は、みんなで固まらずに離れて逃げる
•雷と雷の間の5~10秒の隙に、姿勢を低くしてより安全な場所に移動する
•近くに山小屋があったら山小屋に避難する(内部では電気機器、壁から1m離れるとなお良い)
•姿勢を低くし、ザックの上に座って待つ。地べたに這いつくばったり直にすわると 地面を伝った電流を受けることがある。
•稜線に居たなら、窪地やハイマツ帯の中に逃げこみ姿勢を低くして通過を待つ
•鎖場や鉄のはしごなどから離れる。
•木の根本で雨宿りを兼ねて待つと側撃を受けることがあるので避け、木など高いもの頂上を45度の角度で見上げる範囲で木の幹や枝から2m以上離れたところが保護範囲となる。
またAMラジオ(アナログ式)は雷の放電に反応しガリガリと音がでるので、検出器替わりになります。
先日Sさんのコメントの通り、音速は340m/秒くらいですので、光ってから数秒で音が届いたら近くに雷雲が来ています。
この時点で窪地に避難をしましょう。
また夏の場合、午後雷雲が発生し易いので、行動は13時位までにしたいと言うのが、良く言われる予防策です。