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岡崎シニア山岳会

岡崎シニア山岳会活動報告 コメント歓迎します。

ハーネスにスリングをぶら下げる方法

2018年07月03日 | 登山の知識情報
先日開催したロープワーク講習会でY代表から紹介されたチエーンノットを解説します。
大事な事はハーネスにスリングやヌンチャクをぶら下げる時、整然とぶら下げることが重要です。
自分ではスリング右、ヌンチャクは左とか場所を決めて置き、とっさの時迷わないようにしましょう。
私は今まで捻じり式を採用していましたが、比較的長いスリング場合の捩れ易く使い難い欠点が有りました。
チェーン式は少しセットに時間が掛ますが、短縮率が大きく見た目綺麗で使い易いと思います。
チェーンノットは図では分かり難いので、youtubeを参照ください。
https://www.youtube.com/watch?v=YJVZMLCgPF8

キャンプ用ガスの選び方

2018年04月15日 | 登山の知識情報
キャンピング用ガスの歴史はフランスのその名も「キャンピングガス」から始まり私はその頃から使い始めました、まだ非常用に残しています。
その短所はボンベにバルブが無く一度器具に付けると外せないことです、そこでその後、英国の「EPI社」がバルブ付きのボンベを発売、各社が追従しました。
EPIタイプは使いかけでも、ボンベを器具から外すことが可能になりました。
登山で使う場合の選択ですが、図示した通り、使う温度に応じ選んでください。
またEPI型の口金は各社共通仕様(つもり)ですが、自分のコンロに相性が有ると心配なので登山に行く前にトライしましょう。

追記 
国産のガスとコンロで岩谷産業が開発した物がありますが、通常どこの山岳会でもEPIタイプに統一しています。
相互補完できることを重視してのことです。


シュラフ(寝袋)の選び方

2018年04月05日 | 登山の知識情報
OSACではテント泊をしたい方が増える傾向です。
そこでシュラフの選び方の記事をバックナンバーから転記します。
自分が目指す山行スタイルに合わせたシュラフを選びましょう、夏山を中心に考えるなら化繊で良いと思います。
ただホームセンター等で販売している格安な物は嵩張るので、綿は中空繊維等温かい物を選んでください。
またシュラフカバーはゴアテックスが最適ですが、比較的重く高価なのがネックです。
私は非ゴアですが、困ったことは有りませんでした、テントが浸水しない限り使えると思います。

雪山に於けるダブルストックの使い方

2018年01月10日 | 登山の知識情報
私の山友達のタマチャンは山スキーの達人でそこからダブルストックの効用に着目、雪山登山で使い出し、元祖と宣言しています。
ダブルストックには異論も有りますが私は有用性の方を高く評価します。
否定的な意見は
1)雪山はピッケルが基本(邪道では・・・)
2)ピッケルが必要な時、持ち替えが面倒(面倒がらず、ザックに収納)
3)岩登りの時邪魔になる 等です。

冬のアウター、防水・透湿素材の比較

2017年10月19日 | 登山の知識情報
先日冬のアウターについて記述しましたが、防水・透湿素材の透湿性について実証実験をした方の情報を見つけました。
大変貴重な情報です、私は以前東レのエントラントを使用した雨具を持っていましたが、透湿素材のコーティングが数年で加水分解し使えなくなりました。
その経験から良い物はゴアテックスしかないと考えていましたが、そうでは無いようです。
この実験では耐久性まで分かりませんが、透湿性と言う意味ではゴア以外にも同等の素材が有ることが分かりました。
多少乱暴な評価ですが、10,000g(10L)/平米/24時間以上あればどの素材でもOKでは無いかと推測しています。
追記
私は先日の仙人池山行で10年以上使ったゴア製雨具のシール部分がはがれて来たので買い替えをする予定。
その為防水・透湿素材の比較を行いました。

冬山対応の衣類について

2017年10月15日 | 登山の知識情報
最初に私が2014年に投稿した情報です。
これはクラブツーリズム社が冬のトレッキングを募集した時、参加者に案内した情報に対し私が追記した物です。
1.まずアウター(上着)ですが風を防ぎ雪が解けて表面が湿らない機能を期待し、冬でも汗をかくのでゴア等透湿性が良い素材が良いのです。
2.そして寒さ対策として長袖の下着(化繊)+長袖のシャツ(ファスナーかボタンで開放できる)+フリースか羽毛ジャケット+アウターをその上に着ます。
3.重要なことは運動中暑いことが多いのでファスナー等で前を開放できることです、暑い場合汗をかく前に対処が必要です。
  セーター等被って着る物は良くありません、つい面倒で対応が遅れます。
4.アウターですが、私は最近まで、ハードシエル、ソフトシエルいう分類を知りませんでした、私が10年位前から使っているパタゴニアの、材質 形状はハードシエルタイプでした。
  ただ最近主流のベンチレーション機能がないのが欠点です。
  そこで両者の分類、比較した情報を後で掲載します。
5.最近私の下半身はタイツ+裏フリースの登山パンツ+必要に応じ(強風や雪の時)雨具のズボンです。
  これで寒くありませんが個人差が有ります、またスキー用パンツで行く場合もあります。
  通常冬山に対応し、オバーパンツを装着することになっていますが、ゴアゴアし歩きにくいので私は使わないできました。
  これで済んだ理由は深雪のラッセルを殆どしないからです。




幌尻岳、額平(ぬかびら)川遭難に考える

2017年09月03日 | 登山の知識情報
9月のOSAC例会でKさんが有意義な検討事項を提案されました。
そこでYahooの知恵袋(私の質問ではない)などで情報を得て、それを参考に考えました。
当事者から正確な情報提供が無い段階で、結論じみたことは言えませんが、一つの考えとしてまとめました。
やはり基本は山荘の案内の通り、ロープを使わないと渡渉できない場合は水嵩が下がるまで待つことが一番と思いました。
色々な情報に基づき考えると上記渡渉案が出ましたが、私がとっさに出来るか疑問でした。
ロープを持参しそれを使い渡渉することを想定するなら、参加者全員で事前に良く考えておくことが重要と思います。
そしてこの渡渉方法案に対しては、異論が多く有りそうです、その声をお聞きしたいと思います。
また以前からここで流され死亡した事故を度々聞いているので、統計を調べましたが、見つかりませんでした。
添付した写真は2012年に私が渡渉した時の物です、この時行は(登り)晴れ、しかし下りは途中雨になりましたが、水嵩が増える前に下山できました。
追記
もしメンバーがハーネスを持っていた場合、通常の腰に装着してしまいそうです、ここがポイントかもしれません。
推測では渡渉中転び、顔が水中に入ったまま起き上がれないので水死したと思われます。
もし120cmくらいのスリングで簡易チェストハーネスを作るか、持参のハーネスを胸に付ける、応用が出来れば、逆さ鯉のぼり状態にならず、助かった可能性が有るように思いました。
この時ロープは出来るだけ高く、強く張った状態が望ましいのです。


最近の1人用テント比較

2017年01月27日 | 登山の知識情報
最近OSACのLINEグループでテントの事が話題になっていたので、1人用について、少し調べました。
私は15年ほど前に購入し、ブランドも忘れていたので(テントにロゴなし)品番から調べた所、アライ製で、まだ同じ構造の物を販売していました。
今まで多分50泊位使いましたが、全く不具合なく使え、愛用していますが、すこしフライのシールが劣化してきた感じです。
これから購入する方へのアドバイスですが、登山用は軽いのが1番です、NETで調べた3種類にはそれほど差は在りませんでした。
しかし1人で登山するのに2人用にすることは無いと思います、2kg以上になります、私の2人用は2.4kgです。
(何時もパートナーが同行する場合は、2人用が良い、分担して運べば、1人当り少しは軽量化できる)
ここに添付した、3種類、全てポール2本のクロスタイプ、これが耐風性に優れていると思います。
画像で見れば分かりますが、ゴア1重の物、モンベルのこの製品は、入口のファスナーを開けると、水が中に入ります。
私は狭くても、前室がある(靴を収納)アライが優れていると思います。
ゴア1重タイプは一時売れましたが、淘汰された、感じです、雨や霧の時、換気の為、ファスナーを開けることが出来ず、大変不快なはずです。
(また1重でも軽量でなく、同じ位の重さ)
最後に私は夏山シーズンが終わる9月頃購入しました、一番お値打ちです。


軽登山で有用なロープワーク

2016年12月28日 | 登山の知識情報
岩登りなどではなく通常の登山ルートでも不安を感じる人が居た場合、安全を確保するため、補助ロープを出した方が良い場合が有ります。
その時有効なロープワークを解説します。
12月 月例の時、Y代表が南山で説明した内容に沿い作成しました。
OSAC会員はここに記載した用語、結び方、使い方を理解しましょう。