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岡崎シニア山岳会

岡崎シニア山岳会活動報告 コメント歓迎します。

岩登り 自己確保 プルージックに代わる便利な道具

2020年12月15日 | 登山の知識情報

ロッククライミングではなくバリエーションルートにおける岩場で、CLがロープを下し初心者がそのロープに対しプルージックで確保して登ることが有ります。

そこでプルージックに変わり便利な道具が有りますが、色々あり、どれを選ぶか迷います。

プルージックに代わり使う道具をアッセンダー(図の下 大型の物はユマールとも言う)と言い、登攀時登山者が操作せずに勝手に付いてくるので、登攀に集中でき大変便利で、安全です。

私は小型のユマールを持っていますが、右上の「roc’teryx」(ロックテリクス)を購入予定です。

上記はAmazonで粗悪なコピー品も販売しているので注意が必要です。

 


お勧め テント泊に使う食料

2020年08月19日 | 登山の知識情報

2017年6月にUPした画像ですが、OSACでテント泊をする方が増えそうなので再度ご紹介します。

定番は軽い山用品店や市内のスポーツ店で販売しているアルファー米を使ったジフィーズやカップ麺ですが、私はスーパーで販売しているカップ飯を袋に入れて持参することが多いです。

その他昨日TVの山番組で放映されましたが、味ご飯の類をオーブンで加熱し乾燥した物(保存性+軽量化)を持参し、山で戻す方法も有ります。

 


ソロテント泊に適した小型ガスバーナー

2020年08月11日 | 登山の知識情報

今年は3密を避け山小屋泊より、ソロテント泊が推奨されます。

先日の鹿島槍山行では軽量化にため、ガスコンロを共同装備にしましたが、基本は各自持参します。

そこでテント泊に適した小型のガス缶とバーナーを紹介します。

日本では岩谷の筒型が主に使われますが、キャンプ用としてはEPI型(英国のブランド)が主流で、多くの山岳会で標準にしています。

そしてEPI型には小型の物も有ります。

統一することで、ガスの不足やバーナーの故障などが生じた時、他の人の、装備を借用できるのです。

またEPI型は寒冷地用があり、海外でも調達できます。

先日の登山では風が強く、テント外ではバーナーが使えませんでした、そのような場合私はフライの張り出し部分を使うことが有ります。

また特に軽量化したい場合、画像のようにコッヘル(小型鍋)を省略し、食器を直接加熱します。


夏山を前に靴の防水性確認

2020年07月27日 | 登山の知識情報

以前も同じ趣旨の投稿をしましたが、これから登山する方に対し確認です。

多くの登山靴は防水構造になっており、防水、透湿性のある、素材のシートで作成した、ブーツ構造物が内側に入っています。

しかしある程度使うと、靴の屈曲で疲労しひび割れてしまいます。

そこから水が浸入するのです。

そこで登山する前に靴を水没させ、防水性の確認することをお勧めします。

表皮が皮でできている固い靴ほど長持ちしますが、布製の靴は寿命が短いはずです。

また靴に上から雨が浸入しない為に、スパッツも忘れずに。

 


ダブルストックの効用

2020年07月27日 | 登山の知識情報

登山におけるダブルストックはかなり定着しましたが、体力、平衡感覚が低下する、中高年の方には是非お勧めです。

しかし基本に忠実に安全に、利用頂きたいので、使い方、効用を整理しました。

まず登り、下りで長さを調節してください、そして足を着地する時、注意深く着地点を選ぶように、ストックを突く位置を何時も考えてください。

(頭を使い、老化防止にも!)

もし片足が滑っても、腕2本で3点支持になり、転ばない場所に突くことが重要です。

ノルディックウオーキングと言う考え方が有りますが、登山も脚を使うだけでなく全身運動にして、上半身を鍛え、少しでも楽に安全に登山しましょう。

 

 

 


北アルプス今年のキャンプ場注意

2020年07月13日 | 登山の知識情報

今年は新コロナウイルスの影響で山小屋の今シーズン休業が多い中、北アルプスでは7月15日から開業が多いのですが、3密を避ける為、完全予約制で、定員を少なくするので、予約を取る事が大変です。

そして小屋に隣接するテント場も予約制になり、ここも日にちにより予約が難しい状況です。

今シーズン北アルプス方面に入山する方は早めに情報を集めてください。

添付したのは我々が8月入山する、鹿島槍方面の状況です。

 

 


蚊より痒く長引く「ヌカカ」に注意

2020年06月29日 | 登山の知識情報

先日撮影に行き、その後、強い痒みに襲われました。

この時期「ヌカカ」に注意必要がです、蚊に比べ痒みが強く、長引きます。

最初何かに感染して、湿疹が出来たのか心配しましたが、その後NHKのニュースでヌカカの事を知り、症状と状況に一致を感じました。

頭、首、腕など露出していた所だけ症状が出たのです。

頭、顔を含めスプレー状の虫よけで予防を期待できます。

 

 


登山中のこむら返り要因と対策

2019年09月08日 | 登山の知識情報

以前にも投稿しましたが昨日の例会で話題になりましたので記載します。

夏の登山では特に発汗量が多く、汗として水分だけでなくミネラルが失われます。

先日ある番組で高齢者ほど汗腺から放出されるミネラルが増えると言っていました。

そこで予防が大切ですが、まず水でなくスポーツドリンクを飲むことです。

そして症状が出る前兆を感じたらまず水と岩塩(塩飴、梅干し)、心配なら漢方薬を摂取してください。

私は登山中に痙攣したことは有りませんが、小屋やテントに入って体が冷えると時々発症します。

この場合、漢方薬を飲み、体を冷やさず患部を温めると良いと思います。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は副作用が出ることがあるので、予防的に飲まない方が良い、薬の持続時間は数時間有りますが、症状が出たら飲むのが良いようです。



夏山に向けた体力強化

2019年07月10日 | 登山の知識情報

梅雨が続き登山の機会が減少している方が多いと思います。

しかしもうすぐ夏山シーズンに入ります、体育館でもトレーニング出来ますので、その機会に体力測定することをお勧めします。(時々計測して体力の変化を把握する)

登山やランニングに必要な体力はまず最大酸素摂取量を把握しこれを維持または鍛えることが重要です。

エルゴメーターはこの計測だけでなく自分の体力に応じた負荷に設定し鍛えることができます。

この場合安静時の心拍数の2倍程度になる負荷にして、最低1時間位継続すると登山に対応した効果が期待できます。(条件、健康で心臓疾患の無い方)


登山に適した体力作り

2019年05月17日 | 登山の知識情報

先日の例会で話題になった体力作りのお話です。

OSACの会員の多くは高齢者も皆さんかなりの体力を持ち、コースタイムで歩くことができる方が多いと感じます。

最近入会された方で登山初心者の方も、多くの計画に参加すればすぐに体力が付きますが、そのコツと理屈を紹介します。

またアミノ酸飲料(アミノバイタル等)について書いたことも有ります、登山後の筋肉痛予防に大変有効ですのでまだ使わない方、是非お試しください。

最大酸素摂取量は体育館にあるバイクで計測出来ます。

私は最近登山の回数が減り体力が落ちてきましたが☆のレベルです、それでも10kgのザックでコースタイム位で登ることができます。

バイクで測定する時、年齢を偽り35歳で測定すると、負荷と最大心拍数が増え結果は40以上になります。上記登山の場合このような状態かも知れません。

 

 


山岳会登山の時歩く順番

2019年05月13日 | 登山の知識情報

先日の例会で話題になりましたので整理し投稿します。

ヤマケイから引用しそれを否定するのは心苦しいのですが、ガイド登山と違い山岳会の登山では記載したのが正しい順番です。

大事はことはCLが後ろから、何時もメンバーの状況を把握します、体調が悪い人や岩場等危険個所で遅れた人が居たらSLに指示を出し対処します。

これも例会で話題なりましたが、1パティー10人以上は多すぎです、5-6人を最高に分けそれぞれCLとSLを決めて登山します。

多くの人をCLが把握できないのと、長い列になり登山すると、すれ違う時、他のパーティーに迷惑になるからです。

最後によくある事例として、特に歩き出し時、SLの歩行速度が速いことです。

多くの方が知るように最初の30分位はコースタイム以下で歩く方が、後々楽になります。

今自分のペースがコースタイムに対し速いのか、遅いのか分かるようになることが目標です。

慣れるまで高度計を使い30分でどのくらい登ったか確認するのも手段です。

 


シニア向け 冬山に対応した手袋

2019年01月24日 | 登山の知識情報
 2016年12月にも投稿しましたが冬山に対応した手袋、私の経験をお知らせします。
八ヶ岳等積雪量が少ない雪山に入山することが多いのですが、麓の最低気温はー5℃位になります。
そこでー5-(標高2000mで下がる温度はー12℃)12=-17℃位を想定します。
それに風速15m/秒位の風を考慮すると体感温度は-32℃位に耐える装備が必要です。
 基本はラッセルにも対応できる長いオバーグローブと十分暖かい分厚い毛糸の手袋の組み合わせです。
以前は脱脂していないので湿り難い太い毛糸の手袋が主流でしたが、私はフリースを裏打ちした毛糸の手袋をインナーとして使います。
しかし高齢になりこれでも手先が冷たくなることが有ります。
そこで一番下に伸縮性のある手袋を装着し三重にしますが、抵抗が大きく脱着に問題が出ます。
 その対策として現在八ヶ岳等ラッセルが不要な山域に入る場合はフリースを内張りした防水性ミトンをアウターにして二重で済ませています。
そして手先が冷たい時は使い捨てカイロを手の甲に張り対応しています。
 そこで一番大事な事は、手袋を付けてアイゼンを装着できるか?です。
氷点下において素手で金属を触れることは大変危険です、アイゼンを装着する練習をして登山に臨んでください。
厚い手袋で出来ない方は先述の薄い手袋を準備し三重にして登山すべきです。



山で道迷いした時、正しい登山路を見つけるまでの注意点解説

2018年07月08日 | 登山の知識情報
先日の例会時Mさんから問題提起がありましたので掲載します。
あるHPからの引用です、私の考えと同じですので、掲載させて頂きますが、下りで迷った時まず「下っては」いけません。
登り返す行程で元の道を見つけましょう。
先日新潟で起きた悲惨な親子の事故については今情報収集中、今後意見を記載する予定ですが当てはまる可能性があります。
このブログで道迷いについて、過去に何回も記載しました、もう一度新しくUPする予定ですが山岳会に期待される機能の重要な部分と認識しています。