三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

骨の記憶 <楡 周平>

2012-04-02 10:27:19 | 

 本屋で時々お見かけしていた気がする楡周平氏、初読み。

 没落した東北の旧家の嫁のもとに届いた宅配便は、51年前に失踪した父の頭蓋骨-って、興味引くじゃーん。

 一体どんなミステリ。

 

 と思ったけど、あんまミステリじゃなかった。

 

 

 

 以下、ネタバレあり!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁ結局骨を送ってきたのは、51年前に父が事故死(ありゃー不幸な事故だよね)の時に居合わせた長沢一郎君であり。

 まぁその長沢君はとっくに死んだはずなんだけど、それが実は死んでなかったんだなーっていう。

 長沢君の一生、的な話でした。

 

 まぁずいぶんと波乱万丈な一生でしたな。

 まだ死んでないけど。

 

 多喜ちゃんが死んだのは悲しかったなぁ。

 

 一郎と言い清枝と言い、人生の最後を復讐で終わらせるんだー、と思うとなんとも暗いお話ですよ。

 アタイはやっぱり、救いのある話が好き。

 

 

 

 

骨の記憶 (文春文庫)
楡 周平
文藝春秋


最新の画像もっと見る