本屋で時々お見かけしていた気がする楡周平氏、初読み。
没落した東北の旧家の嫁のもとに届いた宅配便は、51年前に失踪した父の頭蓋骨-って、興味引くじゃーん。
一体どんなミステリ。
と思ったけど、あんまミステリじゃなかった。
以下、ネタバレあり!!!
まぁ結局骨を送ってきたのは、51年前に父が事故死(ありゃー不幸な事故だよね)の時に居合わせた長沢一郎君であり。
まぁその長沢君はとっくに死んだはずなんだけど、それが実は死んでなかったんだなーっていう。
長沢君の一生、的な話でした。
まぁずいぶんと波乱万丈な一生でしたな。
まだ死んでないけど。
多喜ちゃんが死んだのは悲しかったなぁ。
一郎と言い清枝と言い、人生の最後を復讐で終わらせるんだー、と思うとなんとも暗いお話ですよ。
アタイはやっぱり、救いのある話が好き。
骨の記憶 (文春文庫) | |
楡 周平 | |
文藝春秋 |