三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

絡新婦の理 <京極 夏彦>

2008-03-19 14:07:26 | 
またまた長かった、京極再読(自分の中だけの)シリーズ。
今や分冊版も出てますが、アタシが持ってるのは、辞書のように分厚い文庫版。
なので敢えて、↓コレも文庫版で。
分冊版なら全四巻かな?
それを1冊で出してるんだから、乱暴な話ですヨ。ぷぷ

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
京極 夏彦
講談社

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以下、ネタバレありかも







 思うにこのお話自体が、蜘蛛のカラクリに則っているのでは?
 ラストが頭に繋がってるでしょ?
 今回の事件みたいに、ぐるぐるぐるぐる…という仕掛けなのかしらん?と。

 哀しいですな。
 次々に人が死んで。
 死にすぎですよ。
 最後の方は、京極堂に肩入れしてるせいもあって、死んで欲しくない人ばっかなのに。
 みんな死んじゃうんだものねぇ。
 蜘蛛自身にも止められなくなってしまった事件だから、という事なんでしょうな。
 
 それにしても、目的はかなり私的な事だったはずなのに、なんて大きな事件になってしまったんでしょう。
 それもまた、この事件の特徴ということでしょうか。

 ところで、榎さんの目をかわした方法、確認したい!
 でも長すぎて、どの辺にあったかを探すのも大変…というか、エネルギーがない。
 京極さんの話は、再読したくなるんですが、長すぎてそう気軽に再読できないのが、ネックですな。。。むふ