信じられないほんとの話

以前、にゃんこママの誕生日祝いに、某リゾート温泉へ行った時のこと。
丁度他のお祝いも重なっていたのでそのお祝いも兼ねていて、手配をお願いした旅行会社（けっこう大手）にもその旨を伝え、担当者も手抜かりなく手配する、と言ってくれていたのですが・・・・。
目的地は父が健在だった頃、家族でよく来た場所だったので、その思い出に浸りながら当日あちらこちらを観光し夕方ホテルに到着したら、なんと、９０４号室に案内されました。
にゃんこママは験をかつぐ人。９０４＝苦と死なんて縁起の悪い部屋にかなり抵抗があったようだし、にゃんこも気になったので部屋替えをお願いしたら、「他に部屋なんかありません！」「でもお祝いの旅行なんですよ、旅行会社からも連絡来ているはずですが」「確かめます」（しばらくして）「連絡あったみたいですけど、部屋はここ以外ないです」
ここでにゃんこはどっと脱力してしまい、二の句がつげなかったので、母を納得させて部屋に行きました。
ここでまた脱力。羨望のいい部屋にして欲しいとお願いしていて、旅行会社も「押さえられましたよ！」とわざわざ連絡をくれていたのに、窓の半分しか景色が見えない。
折角の浜辺の花火、全然見えませんでした。
部屋もあちこちの塗りが剥げてたりして、補修しとけよ！状態だし、もっと仰天したのが絵の額のウラにお札が貼ってあったこと。ギャーーー！　にゃんこママには絶対言えませんでしたよぅ！（部屋で縁起でもない事件が起こったりして、見えてはいけないものが出る部屋にはお札が貼られるという噂だし）
なんの為に大枚はたいてこのホテルにしたのか、全く無意味に感じた一夜でした。
料理だけは、望み通りのものが出てきたのがせめてもの救いだったなぁ。

以降も何度かかの地には出掛けていますが、絶対にあのホテルだけは泊まりません。前も通りたくないくらいだけど、通らないと観光地へ行き来できないんだよなぁ～。
今年も出かける予定があるけど、今年も４軒隣のステキなホテルに泊まります。