原爆投下から62年

毎年、８月の６日・広島と、９日・長崎の報道に心が痛くなります。

最近は世界各国（多分主にアメリカなんでしょう）から資料となる映像が出されて、益々その悲惨さに目を覆いたくなるくらいです。
その場限りのものじゃない、生きている限り苦しむものなんだ、ということ。
亡くなった人も残された人も、涙なくして暮らしてこられなかった60年余だったと思う。
一瞬の光で全てが焼失してしまう、ということが、残念ながらにゃんこには実感できないけれど、せめて、ひとりでも多くの人の心が救われるといいな、と、思って来ました。
なのに世の人々、特に政治家の短慮な発言には本当に辟易します。原爆を経験した唯一の国で、かつ、その経験を以って世界に原爆の恐ろしさを伝えられる立場なのに、その国を動かすべき人の脳内にこういう考えがあること自体、あり得ない。

個人的なことになっちゃうし、伝聞なので詳しくは語れませんが、私の大伯父（すでに他界）は、軍の整備技師のような仕事をしていて、広島と長崎の原爆投下時、どちらも丁度その地から移動する、という時に被爆したそうです。投下現場にいたのではなく、「ピカドン」を目撃観する距離にいた伯父も、後年原爆症に苦しんだ、と聞きました。
原爆を投下したことはとても酷いことだけれど、敗北を認めないまま広島のみならず３日も経って長崎に原爆投下された日本軍はもっといけなかったと感じます。
歴史を語る上では、「もし」という言葉は禁句だと言いますが、それでももし、そう考えてしまうのはにゃんこみたいな変わり者だけでしょうか。
この日が来るたび、なんだかんだ言っても「平和」を享受できる今って、本当は幸せなんだろうな、と、そう思うのです。

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いつになくマジメに語ってしまいました。