硝子戸の中でのひとりごと

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タイトルは漱石より拝借☆

春(!)、明治村、1丁目

2019-06-29 23:41:42 | ほか国内遠出
だいぶ間が空きましたが、「突然の犬山城と城下町」の続きです。
(コチラ)
突然の犬山城と城下町

この時の、一番の目的は「明治村」へ行くことでした。
というわけで、2泊3日の中日は丸一日、明治村です。

まずは1丁目から。


第八高等学校正門

「博物館明治村」の正門です。この門を見ただけで、
近代建築好きとしてはテンションが上がります。
赤レンガがとても魅力的。

大井牛肉店

開港された神戸にあった牛肉販売と牛鍋の店の建物。
牛鍋屋として営業もしていますが、すごく混んでいたのと
なかなか良いお値段だったのとで今回はパス。
「牛肉食わねば開化不進奴」ですが、開けぬ奴のまま見学です。

三重県尋常師範学校・蔵持小学校

明治時代の名張にこんなモダンな建物があったんだなあ。
明治大正期の学校の建物って、素敵なものが多いです。

近衛局本部付属舎

この建物は、宮城警護のために設置された皇宮警察庁舎の一部とのこと。
建物の中には、明治時代の人や明治村を解説するための
たくさんのパネルがありました。

赤坂離宮正門哨舎

丸井ドーム型の屋根がかわいらしい哨舎です。

聖ヨハネ教会堂(重要文化財)
  
 
明治村に入って最初に出てくる教会。
見事。美しいです。
一階がレンガ造、二階が木造になっています。
何と言っても、正面左右にある、ゴシック風の高い尖塔がいい。
設計はアメリカ人ガーディナー。
明治40年に京都の河原町通りに建てられたプロテスタント系・
日本聖公会の京都五條教会の建物だそうで……
そうか、この建物が京都にあったのか!という驚きがありますね。

学習院長官舎

陸軍大将乃木希典が学習院長をしていた時にできた建物。
和洋折衷の落ち着いた感じです。
なんかあちこちで乃木さんの名前見るなあ。

西郷從道邸(重要文化財)
 
木造ですが、本格的な洋館。異人館の建物みたいです。
西郷従道、すっごい西洋かぶれだな……と思いそうになりますが、
ま、そういうわけでもなくて、要は接待ハウスですよね。
迎賓館ができたのって結構遅いし、政府の要人は自前でこういう
西洋風の建物スタンバイしてたわけですよね。ある意味大変。

森鴎外・夏目漱石住宅
   
いやもう、要はこれを見に来たんですよ!!!
明治村にある建物の中では地味な建物ですが、
漱石オタク、文学好きには垂涎です。
明治23年森鴎外が借りて一年余りを過ごし、
その後、明治36年から同39年までは夏目漱石が借りて住んだ
いわゆる「千駄木の家」です。ようやく見られた!
漱石はここで「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「草枕」などを発表したわけです。
書斎にも座ってきましたよ!
ちなみにこの家、猫用のくぐり戸などもあったりするんですよね。

東京盲学校車寄

車寄せでこれって、立派な建物だったんだろうな。
周辺は広い日本庭園になっています。

鉄道局新橋工場と明治天皇・昭憲皇太后御料車(鉄道記念物)
 
明治天皇御料車と昭憲皇太后御料車が別なんだという点が
一番驚きだったかも。
豪華です。乗ってみたくなりますね。

三重県庁舎(重要文化財)
 
三重県庁舎、こんなに立派だったのか!という驚き。
確かにお役所っぽくはあるんですが、宮殿みたいでもあるという。
不思議な素人モデルさんとアマチュアカメラマンみたいな人がいっぱいで
全景をしっかり撮れなかったのが残念でした。


2丁目に続く。

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