硝子戸の中でのひとりごと

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タイトルは漱石より拝借☆

晩秋の奥日光 (日光2日目)

2020-01-07 23:23:55 | ほか国内遠出
だいぶ日が経ってしまいましたが、日光2日目。
いいお天気だったこの日は、バスで一路、奥日光へ向かいました。

いろは坂はもう、冬景色。

バスを降りると、男体山が間近に見えます。

まずは、華厳の滝へ。
明治天皇が滝をご覧になったという碑が出てきます。

まずは、明治帝がご覧になったという場所から。
NO知識で行ってしまいましたが、
華厳の滝って中禅寺湖の水が落下しているんですね。

そして、エレベータで行ける観爆台へ。
やはり迫力が違います。
こちらで見ないとね。
高さ97m。
滝の豪快さもですが、岩肌が迫力あって魅力です。



実はそんなに期待していなかったんですけれどね。
けれど、実物を見たらテンション上がりました。
そして、不謹慎ですが「藤村操……」とか思ってしまいました。

滝を見てから、改めて中禅寺湖へ。
二荒山神社中宮祠の大鳥居が空と湖に映えています。


湖のほとりには、中禅寺を示す道標と明治天皇の御製が。


湖から男体山を望む。
う~ん、美しい。そして冬山だからか、雄々しく感じますね。


少し歩くと、中禅寺が見えてきます。
ここって、輪王寺の別院なんですね。
朱色の山門がひときわ目を引きます。


本堂前にある燈籠の天邪鬼が可愛い。

こちらが本堂。
有名な立木観音がおられます。


今回見たかったものの随一、と言ってもいいのがこの立木観音。
日光山を開いた勝道上人の作と言われています。
もとは中宮詞二荒山神社の中に立っていたのが、
明治時代の台風で土石流と共に湖に流されたものの、
奇跡的に折れることもなく、歌が浜に流れ着いたのだと。 
まずその歴史がすごいですよね。

そして実物! 見に来た甲斐がありました。
実に素晴らしい!
いまだに根を張っているというのも、何とも凄まじい。
一体どうなっているんでしょうね。
来歴からしても、このあたり、不思議に感じます。
もうちょっとゆっくり見たかったなあ~。
なお、私が想像していたよりもかなり大きかったです。

しかし……ここでもやっぱりお守りやら何やらのセールストークが。
日光、これさえなければと随分思いました。
有難みよ……。

気を取り直して、五大堂へ。
五大明王が良いですね。
そしてまたしてもセールストーク。
ここではお線香がプラスでした(笑)

五大堂からは中禅寺湖が見渡せます。
この眺めが美しかった!
奥日光、本当にきれいなところです。


中でうかがった話ですが、私が行った日は奇跡的に暖かかったそうで、
2日ほど前までは雪だったそうです。
冬場は氷点下が日常らしく、山の深さがわかりますよね。

ここで、いったん戻って昼食を。
中禅寺湖ではマスを! ということなので、マスの塩焼き。
美味しかったです。

そして歩いて中宮祠へ。
大きな鳥居が見えてきます。

派手みはないけれど、見事な建物。
拝殿があり、神楽殿があり。
由緒正しい神社、っていう感じですね。
建物はけっこう新しいですが。


そして、男体山への登拝口。
山頂の奥宮へはここから向かうようですが、
私が行った11月下旬は閉門中。
昔から信仰深いところなんだろうな、といういい雰囲気だけ感じてきました。

なお、こちらは中禅寺湖に面した鳥居です。

宝物館では、刀剣をはじめとする宝物を拝見。
見応えありますが、ほとんど貸し切りです(笑)

中禅寺湖周辺はここまで。
バス乗り場まで引き返したら、急に霧が出てきました。
そして、みるみるうちに景色が変わっていきます。
帰りのいろは坂も真っ白でした。

でも、日光の町が近づくにつれて霧の影響がなくなってきたので、
気になっていたスポットへ。
金谷ホテル歴史館です。
終わりかけの紅葉が建物を彩って実に絵になります。



外国人客をもてなしたという「Samurai House (侍屋敷) 」。
レストランのレジで入館用コインを購入して中へ。
和モダンな実に赴きある建物です。
途中で建て増ししてあるのが、余計に面白みを増しています。
係りの方が丁寧にご案内してくださったのも良かったです。


ずっと行きたいと思っていた日光、急遽決めましたが、楽しめました。
時期も時期だったので日暮れが早かったのと、
奈良にも勝る“夜の早さ”は、驚きでもあり納得でもあり。

次回はまた、違う季節に行ってみたいですね。



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