硝子戸の中でのひとりごと

日常の中のいろいろを
nyamisenjyuで
お送りします……

タイトルは漱石より拝借☆

太陽の塔

2019-03-27 22:32:04 | 大阪
先月、2月24日。
かねてから行きたいと思っていた、太陽の塔の内部見学へ。

10月末に予約して取れたのがココ、というあたり、
やはり人気ですよね。

万博記念公園には何度か行っていますが、
塔自体をあんまりまじまじと見ることがないんですよね。
「いつでも来れる」という意識のせいでしょうか。

よくよく見ると不思議なフォルム、
不思議なデザインですよね。
不気味なのに愛嬌があるというか。

 

 

いざ、塔の中へ。
1階だけは写真撮影OKになっています。

まずは、当初からの下絵(デザイン画)が並んでいます。
これがまた興味深い。



「地底の太陽」の部屋へ。
呪術を思わせる仮面がたくさんあり、独特の世界観です。
なんというか、つるんと綺麗なものではないイメージ。

 

そして内部へ。
「生命の樹」があります。
原子の生物から人類までの進化の過程が表された樹です。

  

見事なんだけど、それよりも何よりも
毒々しい!
しかし、ここが岡本太郎の不思議なところなんですが、
どぎつくて毒々しいのに、不快じゃない。
なんでしょうね、この絶妙なバランス感。

同行者とも話していましたが、
黒いか白いかといえば、間違いなく黒いわけです。
だけど嫌じゃない。

個人的に、現代アートって苦手なもののほうが圧倒的に多いのですが
(人気のもの、評価の高いものももちろん含めて)
岡本太郎……好きなんだよなあ。

不思議です。

太陽の塔、一見の価値はあると思います。