硝子戸の中でのひとりごと

日常の中のいろいろを
nyamisenjyuで
お送りします……

タイトルは漱石より拝借☆

天理で漱石

2017-10-29 21:21:54 | 奈良

天理大学付属天理図書館で開かれていた、
「漱石 生誕百五十年を記念して」展へ行ってきました。

この展覧会、最初にあったのは東京だったんですよね。
その時はどうしても行けなくて、秋に再度天理でやる、
と書いていたのを、ずっと待っていたのでした。

天理大学は、漱石の資料が非常に多く、かつて大学時代にも
展示を見に行ったことがあります。

今回は、「猫」のギャランティの領収書なんてコアなものが
初めて出てきたりという、ユニークな展示。
「三四郎」や「硝子戸の中」の自筆原稿、子規あての書簡、
書画など、見ごたえたっぷり!の内容でした。

これを気前よく無料で見せてくれる天理大学には大感謝。

図録はもちろんなのですが、“課金”のつもりもあって(笑)
クリアファイルも購入。
それでも一般の展覧会の入場料くらいしか費用かかってませんからね。
ありがたや。



天理大学さん、また“次回”も期待していますので、
どうぞよろしくお願いいたします!


奈良豆比古神社の翁舞

2017-10-10 23:03:38 | 奈良
以前、お仕事関係で、地元のボランティアガイドさんに教えていただき、
ずっと見に行きたいと思っていたのが、これ。

奈良豆比古神社の翁舞です。

この舞が行われるのは、毎年10月8日の夜。
例祭の宵宮です。
実は「能楽の原点」とも言われている民俗芸能で、
2000年には、国の無形民俗文化財に指定されています。



奈良県の観光プロモーション課のサイトによると、
「約1300年前に、志貴皇子の第二皇子である
 春日王が不慮の病でこの神社におこもりの時、
 その二人の息子が父の病気平癒を祈願して
 ったのが始まりとされている。」
のだそう。

奉納舞は、「千歳の舞」「太夫の舞」「翁三人舞」、
三番叟と千歳との問答を挟んで「三番叟」という順。
翁三人舞や向かい合わずに行う問答などは、
こちらならではの古い型なのだそうです。

なお、面も非常に古いもので、奈良国立博物館で保管しており、
この奉納舞のために借り出してくるのだとか。

予備知識あまり入れずに行ったので、
予想と違っていて、すごく興味深く見ていました。
おもしろいです。一度見に行く価値はあると思いますね。

駅から歩くと結構な距離ですけど(笑)