硝子戸の中でのひとりごと

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タイトルは漱石より拝借☆

GW明け愛媛旅2日目

2022-06-13 22:09:56 | ほか国内遠出
愛媛旅2日目は宇和島方面へ。
想定では晴れのはずが、朝から小雨のぱらつく日に。

まず最初の目的地は、宇和島市立歴史資料館。
宇和島の港町の中にこそっとある感じの建物です。


明治17年に宇和島警察署として建てられたものを、この場所に移築復元されたというもの。
西洋建築に似せて建てられら「擬洋風建築」です。

中はいわゆる郷土の歴史資料館。
無料なんですよ!びっくり。
ここ、十分お金取れると思うんだけどな。

そしてすぐ向かいにあるのが、樺崎砲台跡。
宇和島湾の防備のため、安政2(1855) 年に築造された砲台の跡ですね。



石や土砂を運び海を埋めて台場をつくった、というから、ここは海だったんですよね。
この辺り一帯は、明治以降、どんどん埋め立てが進んだ場所のようです。

昼食を取り、大本命の宇和島城へ。
一時雨が強くなったものの、わりと小雨になって、よし!という感じ。
南側登城口の上り立ち門から入っていきます。


城山を登る石段が現れます。
う~ん、良い感じ。


見事な石垣が見えてきます。式部丸ですね。
テンション上がりますね!
やはり、お城は石垣の魅力が大きいなあ……。


そして代右衛門丸(だいえもんまる)です。
名前の由来は藤堂高虎の家臣・矢倉大右衛門だそう。
石垣の積み方が新旧混ざっているというおもしろいところ。




ぐるりと歩いて二の丸跡へ。
天守も見えてきました。


そして現存12天守の一つである寛文天守です。
きれいな天守ですよね。



天守を出てくると雨も上がっていました。
もうちょっと早く上がってくれたら嬉しかったんですけど、ま、それは仕方ない。

今度は北側登城口へ向かって降りて行きます。
長門丸。こちらも石垣が見事。


どっち向いてもすごい石垣です。


登城口にあるのは藩老桑折氏武家長屋門。
戦後こちらに移築されたようです。


見応え抜群でした。
そんなに大きいというわけではありませんが、ザ・山城という感じ。
素敵なところです。

この後は城下を少し。
まずは、松根邸址。
宇和島藩の家老として活躍した松根図書邸跡なんですが……
漱石オタクのワタクシ、松根東洋城の家だ!という感覚でございました(笑)
この文字は、東洋城によるものだそうです。

こちらは、たまたま通りかかって見つけました。
「伊達宗城 冠の柳」「伊達宗城と西郷隆盛会見の場」だそうです。
ほおお。


そしてそして。
大村益次郎住居跡です。
宇和島畔に招聘され、奥さんと一緒にしばらく住んでいたところですね。


こちらはシーボルトの娘・イネの住居跡。


この後、ぎりぎり滑り込みで伊達博物館へ。
展示を見た後、博物館の近くにあるはずの松根東洋城句碑を探します。

……あった!
というか、こんなでかいと思っていなかったからびっくりしました。
そりゃそうか、宇和島藩家老の息子で 宮内庁勤務の俳人だ。
地元じゃ間違いなく大物中の大物だもん。



というわけで、ずっと来たかった宇和島、おもしろかったです。

3日目に続きます。






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