硝子戸の中でのひとりごと

日常の中のいろいろを
nyamisenjyuで
お送りします……

タイトルは漱石より拝借☆

初見!東大寺大湯屋

2017-07-22 16:25:13 | 奈良
7月1日~31日に、東大寺の「大湯屋」が初公開されると聞き、
これは絶対見ねば、2日の日曜日に奈良へ。

その前に、ちょっと大回りして天理市文化センターへ寄り道。
夏の文化財展が「大和神社ちゃんちゃん祭りの記録と伝承」だったので。

私的には子供のころからなじみのあるお祭りで、けっこう盛大ですが
あんまりちゃんと取り上げられているのを見たことがないんですよね。
ま、地域的に地味だからなあ。


それから奈良市内へ移動。
がんばって早出したので、この時点でまだ午前中です。
ということで、午後になったら行列してしまう「おちゃのこ」で
かき氷を食べることに。

オーダーは擂茶(れいちゃ)氷にしてみました。
美味です。ここは本当に氷がふわふわ。


さて、本題の東大寺へ。
まずは俊乗堂を目指します。
ここも、本来は俊乗忌と良弁忌のみ公開なんですが、
今年は大湯屋と抱き合わせ公開なので、長い期間開いています。


重源上人坐像はもちろん、愛染明王像、阿弥陀如来像もいい!
以前、俊乗忌で行った時より人少なで、じっくり見ることができ、
なかなかに満足でした。

そして、メインの大湯屋へ。

ここは絶対、中を見られないと思っていたのでテンションアップ。

中には大きな鉄湯舟があります。
説明の方によると、そこからお湯を汲んでかかっていたって……
え?
私、空風呂だと思い込んでいたんですよね。
法華寺みたいな。
意外だった!
見に行かないとだめですねえ。本当に。

なお、建物は鎌倉時代に再建されたという、堂々としたもの。
なかなか見応えありました。


その後は、友人との晩ご飯の約束まで時間があったので、
高畑まで足をのばして、志賀直哉旧居へ。
 

ここ、前はさんざん通っているくせに入ってなかったんですよね。
入ってみると思った以上に広くてびっくり。
洋間もある日本家屋、お庭もとってもきれいです。

蒸し暑いなか、高畑を歩き回ってへばりかけていたんですが、
ゆっくりのんびりしてホッと一息。

暑さは厳しいですが、夏の奈良も、いいですよね。






6月下旬、ライブ目当ての観音寺

2017-07-17 11:07:23 | ほか国内遠出
6月25日。
香川・観音寺へ移動。
目的は、観音寺で行われた某夏バンドのライブでしたが、
滅多に訪れない場所ですので、観光もマストです。

ちなみに香川県の観音寺市って「かんおんじし」なんですね。
お寺自体は「かんのんじ」みたいですが。
いろいろ違うんですねえ。難しいわ……

お昼前、雨が上がったタイミングで、同行者と合流。
まず、必須ポイントの銭形砂絵を見に行きます。
念のため、行きはタクシー。距離は近いです。
松くい虫の薬を散布した直後で、通れない道もありましたが
展望台は無事OK。

お天気がもう少しよければ、陰影がくっきりわかって
きれいだったんでしょうが、ま、そこはそれ。
見ればお金に不自由しなくなるってホントかしら?
本当だといいなあ~~~~!

で、展望台を降り、観音寺正面の梧桐庵で、うどんの昼食。
店前のこの子たちに心癒され……

お店の中はお遍路グッズがいっぱいでした。
なるほど、こういうお店があってくれると便利そうです。

そして観音寺。四国八十八か所の69番札所だそう。
琴弾山中腹にあって、68番札所の神恵院と隣り合わせに並んでいます。
 
 

いたるところに石仏があり、想像していた以上に、広くて立派。
なるほど、特急が止まる駅の名前にもなるわけです。
お遍路さんも、札所を巡るツアーの人もけっこう来られます。
拝観途中で雨が強くなったりもしましたが、雨に濡れた紫陽花が
いい感じで、この時期の雨も(強すぎなければ)悪くないですね。

観音寺を去るころには雨もおさまってきたので、
歩き回るスイッチが入ってしまいました。

なんだか立派そうな琴引八幡宮とやらに参拝。
下調べ無しだったのですが、本殿へ向かう階段を発見したので
「行ってみようか」とふたりで上ることに。
……けっこうな階段でした(笑)
下り、数えてみたら400段近くて、後で見てみたら381段!
屋島の合戦ゆかりだそうで、源義経が戦勝を祈願して奉納したと
伝えられる木の鳥居があったり、なかなかおもしろかったですけど。
 

その後は、足に任せて、ライブ開始まで周辺をウロウロ。
もう一か所、どこかでうどんを食べたかったんだけど、
うまくお店をキャッチできず、そこは残念でしたが、
観音寺観光もライブもしっかり楽しめたかな、という感じです。

ちなみに、マンホールは銭形にちなんだ寛永通宝。
そこここに寛永通宝の模様があふれている町でした。


さて、お次はどこへ行こうかな。


6月下旬、150年目の松山

2017-07-15 19:48:28 | ほか国内遠出
去る6月24日、子規と漱石誕生150年目を迎える愛媛・松山へ
行ってきました。

松山空港からバスで中心部へ移動し、子規ゆかりの場所を目指します。
基本的に目印が少ないので、迷い迷いの観光です。

まず、外せないポイント、子規堂です。
  

子規が17歳まで過ごした家を復元した建物の中は資料がいっぱい。
お隣の墓地には、子規の埋髪塔や高浜虚子の筆塚があります。
向かいには坊ちゃん電車の客車やベースボールの碑も。
なかなかに見どころいっぱいです。

で、近くにあるはずの子規旧邸跡が……わかりづらかった!!
道路の中央分離帯にあるとか、フェイントです(笑)


さて、そこから歩いて、恒例の「〇〇跡」巡り。
碧梧桐の誕生地、漱石が逗留したきどや旅館、愚陀仏庵、松山中学……。
碑どころか小さい説明看板のみのところも多数。
まあ、仕方ないか。
 

続いて、萬翠荘と坂の上の雲ミュージアムへ。
萬翠荘は、実はあまり知らなかったんですが、美しい洋館です。
敷地内にあったはずの愚陀仏庵の建物は、土砂崩れで全壊。
跡地も入れないんですよね。残念。
坂の上の雲ミュージアムは、建物がおもしろかったですね。
小説の博物館って、よく考えたら珍しいかも?司馬さんすごいな。
ま、私も好きですけどね、「坂の上の雲」。
  

そして、道後温泉エリアへ。
坊ちゃん時計がお出迎え~。


子規博物館。

以前行ったときは仕事がらみだったので、サラッとしか見なかったんですよね。
今回はしっかり見ました。
やっぱりどうしても、漱石がらみのところを重点的に見てしまうなあ。
ちなみに、すごくきれいな状態の、木戸孝允&大久保利通の写真があったのが
意外でした。子規の持ち物にあったそうで。
……民権運動かじってたのは知ってるけど、へえ~~!って感じです。
漱石と子規生誕150年記念の切手も入手できて、ほくほく。

博物館のすぐお隣が道後公園なのですが、そこそこ雨が降っていたので
散策は少しだけ。
石造湯釜だけはチェックしてきました。


そうこうしているうちに1日のダイヤを終了した坊ちゃん列車が
所定の位置に帰ってきたので、パチリ。


そうして……今回のメインイベント、道後温泉。
霊の湯の三階個室に入ることが最大の目的でした。
坊ちゃんが言うところの「上等」ですね。
夕方まではすっごい人でしたが、日が暮れるころになると
なんとか入ることができました。


霊の湯と神の湯、両方に入った後、お茶と坊ちゃん団子を。
部屋から見える湯屋の屋根がいい風情です。
団扇には子規の句がしたためられています。
白鷺を描いた浴衣を借りて、ほっこり。
 

そして、坊ちゃんの間。
ちなみに私が通していただいた個室は、坊ちゃんの間の隣でした。


最後に、皇室の方専用のお風呂・又新殿(ゆうしんでん)を
丁寧に説明していただき、大満足。
今年の終わりごろには改修に入るそうなので、
それまでに行けて本当によかったです。




6月上旬京都食い倒れと岡崎周辺

2017-07-01 20:45:08 | 京都
約1カ月遡りますが、6月3日。
岡崎周辺で、女性3名、食い倒れ&周辺観光をしてきました。

まずは行列店ゆえオープンを狙って早めのランチ。
山元麺蔵です。
お隣のおかきたさんは仕事で行ったことあったんですけど、
こちらは初めてでした。

ゴボウの天ぷらが美味しかった!
うどんは……いろいろ意外でした。
一番意外だったのは、すっごく濃いかつお出汁。
あんまり京都っぽくない気がしました。

で、そこから歩いてすぐの平安神宮へ。

う~ん、安定感!

続いて、個人的に行きたかった無鄰菴へ。
新緑がとてもきれいでした。いい時期ですね~。
 
母屋もいい風情だし、洋館の中も興味深かった。
洋館は、日露戦争開戦を決定する無鄰庵会議が開かれた部屋、
なんてのもちゃんと残ってて、テンションアップ。
ただし、ここでテンション上がったのは私だけです。
同行者は、そんな私をおもしろがっていた(笑)

ちなみに、同行者が山形有朋を「髭の人」と表現していたのが
新鮮でした。
そういう印象なのかな?山県さんって。

さて、そこそこお腹もすいていたので、
お次はチーズケーキのフロマージェリー アルモニー。
すごく小さくて、狙って行かなきゃ辿り着かなそうなお店。
本当にチーズケーキとチーズの専門店といった風情。

ゴルゴンゾーラのチーズケーキ、なかなか美味でした。

それからちょっと足をのばして、南禅寺方面へ。
あの辺りはやっぱり、観光客が多いですね。
新緑の水路閣が非常にきれいでした。

ただ、写真は上だけ。
なぜなら、すさまじい人数が、真剣に「自分入り」の写真を
撮影していたので、さすがにちょっと正面からは避けてます。
まあ、撮りたくなる気持ちはわかる。いい風情ですもんね。

夕食は、予約の関係で早めに。
ワンプレートのタンドリー料理のお店、セクションドールへ。

味は美味しかったけど、ちょっと量は少なめです。

夕食の量が少なかったので、もう1軒、カフェへ。
帰りやすいように四条烏丸まで移動して、
cafe marble 仏光寺店へ。

3人ともしっかりタルトを頼んでご満悦。

がっつり、しっかり楽しんだ梅雨入り前の1日でした。