雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
大好きなお芝居や音楽、その他もろもろ。

ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト

2008-12-10 | MOVIE
渋谷で「ザ・フー アメイジング・ジャーニー」を見終えて、歩道橋を走って越える…
渋谷の中央改札から山手線に飛び乗って新宿まで。
新宿武蔵野館は駅東口に直結、とは言え、前の映画の終映から「シャイン・ア・ライト」が始まるまでの時間は10分と少し。
山手線の渋谷~新宿間の所用時間は7分…。タイヘンでしたよ~。

でもまだ夕方だし、家に真っ直ぐ帰るには早いし、水曜日は映画1000円だし~!
せっかく渋谷まで来たついで。2000円で「フー」と「ストーンズ」と両方(映画だけどね)見れちゃうなんて、お得じゃないですか!

予告編終了直後、やっと飛び込んだスクリーンはぎっしりと満員!
やっとこ、空席を見つけて滑り込む。
…もっと大きなスクリーンでやるか、上映館を増やして欲しいな!
レイトショウ以外でこの映画見れるの、都内ではここか六本木だけなんだもん。
平日の夕方だけど映画館の中は、私と同年代かその前後のお客さんで満員。男性客が多かったです。

まー、映画の方は私が今さら言うまでもなく、2006年の秋にニューヨークのビーコン・シアターでこの映画のために行なわれた、「ザ・ローリング・ストーンズ」のLIVEを、マーティン・スコセッシが臨場感たっぷりに撮影したもの。
会場の選択についての監督とストーンズ側の意見の相違や、セットリスト決定までのすったもんだはすでに有名なので、今さら書くまでもないんですが…。

やっぱり、世界のモンスターバンドのLIVE映像の説得力のスゴさときたら!
映画館のスクリーンに大写しで見る「ザ・ローリング・ストーンズ」の現役感バリバリのLIVE。大枚叩いて来日公演を見に行っても、この臨場感を味わえるのかどうか。さすがに自慢のカメラワーク!
映画としては充分過ぎるほど、楽しめましたよ。
「ベスト盤LIVE」と言えるぐらいのセットリストにも満足~
ストーンズをよく知ってる人も、知らない人も楽しめると思う。

ビーコン・シアターは2800人収容。ストーンズのLIVE会場としては、ケタ違いの小ささ。お客さんが本気で羨ましい…。
スタンディングのアリーナフロアに周りをぐるりと取り囲むバルコニー席。つくりとしては東京で言えば「JCBホール」に近い感じかな。
客席に大きく迫り出したステージに、ミックはけたたましいほどの勢いで軽快なステップを休み無く刻み続ける。
還暦をとっくに過ぎたはずの肉体は、羽が生えてるかの様に軽やかでひとかけらの贅肉も付いてない。呆れ返るほどのsexyguyぶり。怪物に違いない、この人は!

ミックに比べたらさすがに年齢を感じるものの、悪たれぶりは少しも変わらないキース。(ギターソロの時、すぐにステージに膝をつくの)
最前の女性客に「青いドレスが素敵だね。」と話しかけながら、必要以上のシェイクハンドでピックをプレゼントする「現役」ぶりも嬉しい。(キースのスタンドにずらりと並んだピックは、すべてあの「リップ&タン」のロゴ入り。あんなの貰っちゃったら、その場で心臓止まるかもしれない、私。いや、貰えるワケもないから心配しなくてもいいんだけどさ…)

ドラムのすぐ後ろのカメラに、いかにも「しんどい、疲れた」と言いたげな顔で、わざと大きなため息をついて見せるチャーリー。淡々と寡黙でありながら、時折見せる表情はとてもチャーミング。
穏やかな表情で今やストーンズのサウンドの中核を背負うロニーの、物静かで洗練された大人のカッコよさ。

ストーンズが、映像が、サウンドが、もうめっっちゃカッコいい!
本当に「シャイン・ア・ライト」!光り輝くように煌めく、とってもカッコいい映画でした。
なんか座って見るのがもったいない気がした。立ち上がってミックと一緒に「BrownSugar」で「HEY!HEY!」やりたかった~!

LIVE映像の合間に、時代ごとのインタビュー映像がショートカットで挟まるのも見所。
「オレもロニーもヘタくそだよ。でも2人揃えば最強さ。」と笑う若き日のキース。
「キースも俺も若いときはcrazyだったな。キースは今も…、いや、俺もまだcrazyだよ。」と渋く微笑むチャーリー。

そしてまだ白黒の映像で、ちょっと厚めの唇をとがらせて、可愛らしさの残る長い睫毛の青年がインタビューに答えて言う。
「このバンドを2年も続けられたことが驚きだ。この先?わかんないよ。あと1年ぐらいは続けたいと思ってるけど。」


映画館で見る価値、充分にありますよ~!


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