雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
大好きなお芝居や音楽、その他もろもろ。

12/21 Giant Step to 2009 from QUATTRO ~ ザ・コレクターズ

2008-12-23 | LIVE M
また今月もキビシかった日曜日の17時スタート…
仕事は16時までにしてあったものの(また今月も早退…。人事査定、大丈夫なんだろうか、自分。ちょっと心配)、やっぱり時間通りには退勤できず。
やっとクアトロに入れたのは今月もまた17時を少し過ぎた頃。

階段を上ってLIVEフロアの入り口を見ると、ドアのすぐ前ぐらいまでお客さんで大入り!やっぱり今年最後のクアトロ・マンスリーだもんね!
フロアの後ろまですでに満遍なくお客さんが入っていたのと、私が到着して間も無く客電が落ちたのとで、場所を選んでる余裕もなくそのまま入り口の前あたりで見ることに…
こっち側だとオリさんが見えづらいんだけど、もう仕方ない。
それにしてもクアトロ、熱かったなぁ~!

LIVEのスタートは17:10ぐらい、最初の曲としてはちょっと意外だったかも、「Thank U」
続けてコータローさんのリッケンが印象的なイントロを刻む「Pretty Green」
SPECIALなLIVEの予感にワクワクする~!

「いや~、今日はスゴいね~!いつもよりいっぱい入ってんじゃない?やっぱり最終日だけ来るって人もいるんだねぇ。」とお客さんで埋まったフロアを笑顔で眺めるリーダー。
「でも、今日、熱いよね~!」
「ああ、今日は外も暖かいからね~」、汗を拭いながら答えるコータローさん。
「ホントに熱いよ!もう汗こんなだよ~。人工じゃないからさ~。」と汗で濡れた髪を手で無造作にパサパサと払いながら笑うリーダー。「人工ならさ、こういう時に弾くんだろ?汗。」
「…そりゃあ、モノにもよるんじゃないですか?いろいろあるらしいから。」とコータローさん。
「コロンビアの演歌歌手の中には、絶対に野外ステージやらない人いるんだって!横風に弱いかららしいよ…」とリーダーは悪戯っぽく笑う。

「コレクターズ、デビュー22年目に突入してしまったんですが、もうね~、何度も「ROCK免許証」を更新してるような感じで…」
「え?何~?」と苦笑しながら聞き返すコータローさん。
「ほら!いろいろ、いろんな時代があっただろ?「コロンビア、売り出したい時代」とか「ほっとかれ時代」とかさ~。「2人でB’zやれ時代」とか…。」
「ああ!あったねぇ…。」
「な!あっただろ?…何度も免許更新したけどさ、一回もゴールド免許にはならなかったね、結局。」
「ならなかったよね~。」と可笑しそうに笑うコータローさん。
「ホント、「2人でB’zやれ時代」とかさ…。「行け!加藤!ホットパンツだ!」って言われてね~!いや、俺は自信あったんだよ!ホントに!…でもコータロー君がさ、どーしても「タンクトップはイヤだ」って言うもんだからさ。」
大笑いのコータローさん。「だって90年にタンクトップって、キツイじゃない?じゃあ、ほら、タンクトップの似合う曲やろうよ。」
「よし、じゃ次はタンクトップと袖を切り落としたジージャンの似合う曲な!」と「たよれる男」!
大サビでお互いを指差し合うリーダーとコータローさん。お2人ともに、本当に頼りがい充分ですよ、いつだってね!

イントロと同時にオーディエンスから歓声のあがった「気狂いアップル」に、3か月続けてクアトロで聴けた「百億のキッスと千億の誓い」
本当に熱かったな~、LIVE!

「ところでコータロー君。年賀状書いた?」、唐突に切り出すリーダー。
「え?年賀状?今年はちょっとまだ…。」
「まだなの?めずらしいね~。コータロー君の年賀状、毎年必ず元旦に届くのに。…あのね、年賀状のやり取りなんて古いこと、未だに結構ちゃんとやってんですよ。」と笑いながらお客さんに教えてくれたリーダー。
「加藤君とコータロー君の年賀状は、毎年ちゃんと元日に届くよ。」とQちゃん。
「オリ君のはね~、だいたい毎年5日ぐらいに届く。で、Qちゃんのは、…こないよね。」と笑うコータローさん。「俺はさ、元日に届かないぐらいなら、出さない方が良いと思ってるからさ。」
「ね、コータロー君、そういうところキッチリしてるよね。遅刻とか絶対しないし。それは何?学生の頃からずっとそうなの?」とコータローさんに尋ねるリーダー。
「遅刻するぐらいなら、休んだね。学生の頃は。遅刻の時と朝に髪型が決まらない時は休み。」
「いたいた、そういうヤツ。遅刻するなら休むってヤツ。でもさすがだね~、髪型決まらないと休んじゃうんだ。コータロー君、世間に先駆けて「朝シャン」してたんだもんね~。何年のコトだっけ?」
「78年ですよ。俺、その頃に晩酌始めたからね~。」
「晩酌~?もう?…でも晩酌と朝シャンって関係あるの?」
「晩酌すると、酔っ払ってそのまま寝ちゃうから、フロはね、朝入るの…」
「ああ、なるほどね。でもさ~、その頃の晩酌っていったい何を飲むの?」
「ビールとジン。ジンってその頃「ジン・フィズ」って缶のがあってね。それほとんどアルコール入ってなかったからさ…。近所の飲み屋のマスターに「本物のジン・フィズ飲ませて。」って頼んで飲ませてもらったらさ、もう、こんなんなっちゃってさー。」と全身をわなわなと振るわせてみせてくれるコータローさん。
それを見ながらニコニコと笑ってた加藤さん。「ああ!あったね。缶入りのジン・フィズ。青と…黒の缶だっけ?」
「青と白だよ。こう下の方にシュワシュワって感じの泡が描いてあってさー。ちょっと俺は、あの缶に「モッズ」を感じたね。」
「確かにね、「モッズ」感じるデザインだったね。」
「…もう、なくなっちゃったんだよね。」と残念そうに言うコータローさん。
(確かに昔あった!サントリーのジン・フィズって。ちょっと流行ったんでしたよね。今の缶入りカクテルのはしりみたいなヤツ。
確かアルコール度も3~4%ぐらいで、私もその頃に悪戯で飲んでみたことあるな~。微かにジンの松脂の匂いがして、大人のサイダーみたいな感じで。そう言われれば、いつの間にか無くなっちゃってた。なんか懐かしいな~。)

「俺、コータロー君がなんで遅刻したくないのか、理由聞いたことあるよ。」とQちゃん。
「それいつ頃?コータロー君が調子に乗ってた頃の話?」と楽しそうに聞くリーダー。
「そう、調子に乗ってた頃。…あのね、遅刻すると謝らなきゃいけないでしょ。それがイヤだから俺は遅刻しないんだ、って言ってたよね~、コータロー君。」
「だってほら!遅刻するとさ、「いや~、ゴメンゴメン!」とか言うでしょ?それってさ、最初から自分で負けを認めてるみたいじゃない?イヤなんだよ!そう言うの。だから遅刻しないの、俺は!」
なんかこう言う思考の形態って、本当にコータローさんらしくて面白い。聞かせてもらえて嬉しかったなぁ~!

そんな楽しいMCとは裏腹に、しっとりと感動的なバラードにクアトロが熱く震えたLIVE中盤。
静かに「あてのない船」を終えたメンバーがステージから姿を消して行く。ただひとり、ほの暗いステージに佇むリーダー。
ただPatさんのキーボードの響きだけを従えての「Quiet Happy…」
ピンスポットの照明の中、身体中から振り絞るように熱い熱い歌声を響かせる。甘く切なく悲しくて優しい、鼓膜に心に真っ直ぐに届く空気の振動が、深く深く感情と共振する。
もう圧巻の熱唱。ただ棒立ちで身動きさえ儘ならず、涙だけが溢れ出た。本当に素晴らしいものを聴かせてもらいました。
本当に素晴らしかった…。

メンバーがステージに戻り、再び軽快に走り出すLIVE。
そして「青春ノークレーム~」の前には、「ジャ○ーさんごっこ」のMCでまた盛り上がっちゃいました!
かつて、とある会場でLIVEを終えた後の撤収作業で、間違って翌日この場所でサイン会をひらく予定の北公次さん(フォーリーブスって今の若い人は知ってるのかな~?)のサイン本を機材と一緒に積み込んで移動してしまった事があるんだそうで…(事故ですよね、事故!)
北公次さんの本って、例の暴露本だもんね。
みんなで思わず楽しく読んじゃって、「ジ○ニーさんごっこ」が流行っちゃったんですって。
「寝てるとさー、隣でコータロー君が「ヘイ!YOU、スターにしてあげようか?」って言って来るしさ~。マネージャーなんか風呂に入ってるといきなり鍵、開けられちゃうしね。」
「風呂の鍵って10円玉で簡単に開けられるんだよ。突然中に入ってって「YOU!スターにしてあげるよ!」ってね~。」とものすごく楽しそうなコータローさん。
「マネージャー、「何するんですか!やめてくださいっ!」って!面白かったな~、あれ!」とリーダーも大笑いで。
「…また俺が歌う前ばっかり、こんなMCだよ。」と笑いながらボヤくコータローさん。
「じゃあ、この中ではいちばんジャ○ーさんに気に入られそうな、コータロー君に歌って貰おうか。なんかヒロミ・ゴーもデビューした頃、そんなトレーナー着てたもんね。」とコータローさんのトレーナーを指差しながら笑ってたリーダー。
もちろん、曲はジャ○ーさんとはまったく無関係にカッコいいんですよ!「青春ノークレーム・ノーリターン」

今日も豪快に爽快にカッコいいインストを挟み、リーダーがお召し換えを済まされて再登場の本編ラストは、疾走感たっぷりの盛り上がり。
お客さん誰もが皆、自然と笑顔でステップを踏み出す。
最高に熱かったですよ~、フロアもステージも!

そして今夜も熱烈な手拍子に迎えられてのアンコール!
「TOUGH」に「HEAT WAVE」!盛り上がらないはずもないじゃない!
そして、先月は無かったから2か月ぶりのリグレイ・シャワー。やっぱりこれは無いと寂しいもんね~!ちょっと久しぶりにやれて嬉しかったな。
ラストはもちろん「僕はコレクター」!

メンバーはオーディエンスにお別れを告げてご挨拶。
名残りを惜しむお客さんの拍手に重なる、客出しの「たよれる男」…
今年のクアトロ、全部終っちゃったな…、と思ってたらステージに戻ってきてくれたザ・コレクターズ。
メンバーからの最後のクリスマスプレゼントは「TOO MUCH ROMANTIC」~!
とてもロマンティックなLIVEの幕切れ。
「来年もクアトロやるから!みんな来てね~!」と投げキッスでオーディエンスとお別れの挨拶を交わすリーダー。

また来年(今年のLIVE、まだ残ってるけど)、ものすごく楽しみに待ってますからね~