歩君が高熱を出した。 花子は急いで布団に寝かせつきっきりで看病を
はじめる。 「元気になったら今度こそ行こうね」と歩君に声をかける花子。
しかし、その願いはかなわなかった。歩君は疫痢にかかってしまったのだ。
医者の懸命な治療のかいもなく、歩君は短い生涯を閉じた。
何で?こんなにいい子が死ななきゃならない。確かに辛いことがあるのは
当たり前のことかも知れないが、これは辛すぎる・・・・
蓮子がかけつけ花子は蓮子の胸で泣いた。今は思いっきり泣くといいよ花子。
きっと周りの温かさで花子は立ち直れると思うがそれには時間が必要だと思う。