今のはなは、身も心もズタズタだ。かよちゃんの言うとおり今のはなを
元気にするのは故郷甲府しかない。おじいやの魂は今も生きている。
ちゃんと安東家の中で皆を見ている。はなが聞いた声はけして空耳ではない。
おじいやは魂になってもはなの愚痴をちゃんと受け止めてくれたと私は感じた。
リンさんの鋭い勘には驚いた。まあ当たらぬとも遠からずだがしかしリンさん
いつもように言いふらすのは今回は無しでお願いします。
一方村岡印刷では、梶原編集長が来て英治と酒を飲んでいた。
梶原編集長ははなの異変を感じていた。いい上役だと私は思う。
そのはなは、教会の図書館で英語の辞書を窓から投げようとしていた。
朝市君が止めに入ったところで今日は終わった。続きは明日。