若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

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虐待、遺棄相次ぐ ペットブームの裏で

2010-01-26 | Dogs
我が家はワンコ3匹を飼っていますが、そのうちに2匹は里親です。
1匹は業者の虐待です。(7年前)
もう1匹は引越しの為飼えなくなったという理由です。(1年前)
彼らも我が家に巡り会わなければ、以下のような運命を辿って処分されたことでしょう。

飼う側のモラル、業者のモラル、双方が問われています。
“ペットは、人間と同じ血や心や体温をもった「生き物」であること、流行を追うファッションや商品では決してないこと”の認識です。
         
<動物愛護法は動物取扱業者の自治体への登録を義務付けているが、劣悪な環境での飼育を規制したり登録を取り消すための具体的な規定はない。>

これが大問題なのです。
<具体的な規定はない>とはどういうことなのでしょう!
法律で取り締まらない限り、何時までもペットの受難が続きます。
早く適切な動物愛護の立法を切望します。
今までも、さまざまな団体の動物愛護法運動に署名してきましたが、なかなか進んでいない現状があります。
年間40万匹近くの犬や猫が未だに殺され続け、動物を救うボランティアーの方々の献身的な活動があっても焼け石に水で到底追いつかず、その数が減るどころか反って増える一方なのです。

以下のような有様では、この情況を打破する為には、彼らを守る厳しい法律を作リ、その違反者達に厳しい罰則を科すること以外手立てがありません。
そしてもうひとつ重要なことは、欧米のように国公立の動物を保護するシェルターを作るコトを行政に働きかけることです。
保健所で直ぐ殺処分することではなくて!!!      
      
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東京新聞1月24日 

今や五人に一人がペットを飼うといわれる時代。しかし、その陰で動物の虐待や遺棄が相次いでいる。兵庫県では繁殖業者が三百匹以上の犬を違法に飼育。宇都宮市でもNPO法人が無登録で飼育していた犬猫にエサを与えず衰弱死させたとして告発された。法整備も追いつかず、ペットブームが生み出した闇で動物の受難が続く。(横井武昭)

 二〇〇五年、宇都宮市内の住宅街で男性が動物愛護をうたうNPO法人を立ち上げた。飼い主が世話できなくなったペットを一匹数万円で引き取る事業。新聞広告やチラシには「保健所イコール死」「殺す前に相談を」という文句が躍った。

 だが、すぐにトラブルが浮上する。飼い主が動物の返還を求めても応じない。近所の住民らは男性宅の庭先でふん尿まみれで衰弱した犬を何匹も目撃した。

 さらに、引き取ったはずのペットは「けがした犬を拾った」などの理由で市保健所に持ち込まれていた。犬猫やキジを含め、その数約四十匹。数匹はやむなく殺処分された。

 住民らは県などに環境改善を求め、七百人分の署名とともに陳情書を提出。行政の指導を受け男性は事業を停止したが、動物愛護団体「日本動物福祉協会栃木支部」は動物愛護法違反などの疑いで告発した。同支部は「数年も前から問題が分かっていながら動物を救う手だてはなかったのか。再び同じ問題が起こればたくさんの命が奪われる」と話す。

 警察庁によると、〇八年に同法や狂犬病予防法違反の疑いで送検されたのは全国で三百二十三件。悪質な業者が年々増える傾向にある。

 動物愛護団体「地球生物会議アライブ」(東京都)の担当者は「背景には毎年のように人気種が変わることがある」と説明する。ゴールデンレトリバー、チワワ、プードル。繁殖業者は「売れるうちに」と劣悪な環境でも次々と交配させ増やし、客はファッション感覚で飛び付く。成長すると「かわいくなくなった」と簡単に捨てる。

 違法業者を取り締まる法律も機能していない。動物愛護法は動物取扱業者の自治体への登録を義務付けているが、劣悪な環境での飼育を規制したり登録を取り消すための具体的な規定はない。問題を把握しながら手を出せない自治体も多い。

 同団体は「まず店頭で衝動買いを誘うショーケース販売をやめるべきだ。そして、飼う側が最後まで責任を持って飼育する意識こそ大切」と訴える。


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