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菅首相、会見で自身への不安払しょくできた?/原発災害、米国が管理・主導する段階に入った?

2011-03-25 | 時事問題
「安全サギ」/菅首相、会見で自身への不安払しょくできた?/原発災害、米国が管理・主導する段階に入った?/3号機の損傷、プルトニウムは? いまさらの「20~30キロ圏内自主避難方針」

2011年 3月 25日時代をみる <「ちきゅう座」編集部>

(25日20時25分)

菅首相、久しぶりの記者会見。

与党関係者とも『面会謝絶』、政府内からも菅首相の能力―精神状態?―を心配する声も漏れ始めていたが・・・。

まず原稿を読み、記者からの質問には・・・、あらら、また原稿を読み・・・。

その前の枝野官房長官記者会見でも、上杉隆氏の厳しい質問に、枝野氏は『ペーパーで渡してくれ』といったそうですが、首相記者会見というのは、まったく『記者会見』劇場だったんですね。

これで菅首相の『能力』への不安は払しょく? 原稿読むだけなら「誰でもイイ」んでは?

(25日19時50分)

原発災害、米国が管理・主導する段階に入った?

25日16時23分配信のAsahi.comの記事

http://www.asahi.com/politics/update/0325/TKY201103250338.html

北沢防衛相「海水をいつまでも注入していると塩害のようなものが起きる・・・米側が強い懸念・・・淡水に早く変更すべきだという米側からの非常に強い要請」。

「米海軍は25日、米海軍横須賀基地・・・から大量の真水を台船に積み込んで発送」

この記事と「孫崎享氏のツイッタ―より」http://chikyuza.net/n/archives/7862を合わせて読むと、

この発言、「米軍が手助け」というレベルではなく、『米国が管理・主導する段階に入った』ということか。

(25日15時50分)

3号機の損傷、プルトニウムは?

今日の昼近くになって、原子力安全・保安(?)院は「3号機では一定の閉じ込め機能はあるようだが、原子炉のどこかが損傷している可能性が十分にある」と発表。ものは言いようだが、要は『3号機が放射性物質を閉じ込める機能は限定的』ということだろう。

3号機の爆発は14日午前11時過ぎで、もう十日以上経過している。その間、そしてこれからも放射性物質は垂れ流し。

この3号機MOX燃料を使用しているため、内外の(まともな)専門家はプルトニウムの飛散を心配している。だがお粗末なことに、そもそもプルトニウム飛散をモニタリングする体制がなかった。それとも隠している?プルトニウムは何処へいった?

プルトニウムは猛毒。Pu-239 の年摂取限度の値は、0.000052mg(0.052μg)。半減期は24100年。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/Pu-risk.pdf

いまさらの「20~30キロ圏内自主避難方針」

今日になって枝野氏は、20~30キロ圏内について「住民の生活維持が物資不足などにより困難となっている状況を踏まえ、自主避難を促す方針を表明」。

つまり『現地は安全だけど、危険だと風評を流す奴らがいて、臆病な運送業者たちは仕事をしない。それで物がとどかない。困った奴らだ』ってことですかね。国民の危険回避より、自分たちの責任回避が優先の人たち。

現実は<40キロも離れた飯立町でも、放射線量の管理区域(一般人立ち入り禁止区域)にしなければならないほどの土地の汚染>(小出裕章氏)という状況。

かの東條内閣だって「学童疎開」くらいは実施したが、菅内閣は、危険地域の児童や妊婦の避難さえ指示できない。東條内閣以下か?「避難スルハ我国防災ノ敗北」を認めることになるから?

(「学童疎開」については、次の記事をご覧ください。http://www.ne.jp/asahi/gakudosokai/s.y/sub3.htm )