若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

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「臓器移植に関する法律」に関してのやり取り

2009-06-28 | 時事問題
アカショウビン
>WHOの新指針には「海外渡航移植の制限」や「移植臓器の自給自足」の方針は謳われていない。

 
 ★これは看過できないゴリ押しですね。

 >近年では移植大国のアメリカにおいてすら、有機的統合性を核とする「脳死=人の死」という論理は破綻したと認めざるをえなくなってきている。この点で、体温を保ち、脈を打ち、滑らかな動き(ラザロ徴候)を見せ、成長し続ける脳死者を「死人」とすることに、少なからぬ人々が違和感を覚えるのは、単なる感情の問題ではなく、非科学的なことでもない。A案を支持された国会議員諸氏は、この事実をいかほどに直視されたのか。

 >全国民の生死が国会議員だけで、多数決で決定されることになる。これは暴挙といわざるをえない。

 ★同意です。


うちな~タイム
連名者である石田先生に教えを受けた一人です

日記の内容に共感したことと、今回のことに危機感を覚えているためコメントをのこさせていただきましたm(__)m

ワコウ
アカショウビンさん

仰るとおり、<看過できないゴリ押し>ですし、<全国民の生死が国会議員だけで、多数決で決定されることになる>なんて、これからのことを考えると、とても恐ろしいことになりかねません。

ワコウ
うちな~タイムさん

コメントありがとうございます。

ことの事態に大変憂慮、危惧しております。
共感していただいて心強く感じます。
石田先生をご存知でしたか。
わたくしは、小松さんとは現代史研究会で、石塚さんとは「ちきゅう座」を通じて存じ上げております。
この情報も石塚さんからいただいたものです。
今後ともよろしくお願いします。

アカショウビン
ワコウさん

 過分のご紹介、恐れ入ります。ただヨタヨタ、モタモタでも現状を切り抜けねばと苦戦しております。度重なるお心遣い改めて心から御礼申し上げます。

ワコウ
アカショウビンさん

イエイエ、とんでもございません。
本当に、モノゴトを考える示唆をたくさんいただいております。

時間のある時は、2005年から書き始められた頃のものより拝読させていただいておりまして、
「ああ、こうも考えなきゃ、気が付かなかった。」とか、「ああ、あれも読まなきゃ、知らないことが多すぎる。」と。あーあーと追っつかなく、勉強不足を身にしみて感じ、もっともっと深く感じなきゃと思うことしきりなのです。
四十を過ぎた頃、日本はバブルに酩酊し、ソ連は崩壊し、ベルリンの壁が突き崩され、これは何が今起こっているのかを精細に観なければ、乏しいわたくしの知識では何故こうなってきたのか理解できないことばかりでした。わたくしの無知・不足を補う為、世界の成り立ちをより深く知る為に、門外漢ながらも20年近く前に現代史研究会に入れていただき、その腐れ縁?で、ちきゅう座の監査役をここ1年半位前から引き受ける羽目になり、活動家ならびに学者などと、口角泡を飛ばし、他流試合をしながら付き合ってきております。 が、アメリカから帰国して以来、彼らとのそりが益々合わなくなってきている自己を感じて、この齟齬、この違和感は何に由来するのかと思っておりました。
諸氏達と話していると、確かに知識は豊富になり、物事を掘り下げる基層は明確に掴めるのですが、何か物足りないのです。要するにアカショウビンさんがおっしゃっている感応道交が無いのです。(笑)  経済や思想方面(ヘーゲリアン、マルキスト)の人達ばかりで、感性の世界・文化方面の人が皆無だからだと思います。ヘーゲルやマルクスなんか、頭の悪い所為か、美術家のわたくしにはしっくり来ないのです。彼らには高等遊民などと言われ馬鹿?珍重?されています。(偉そうに言っていますがヘーゲルやマルクスのことなんかはわたくしはちっとも解っていないのですが)
そしてまた、はたと気付いたことですが、それは、日本の精神構造のルーツと思われる書物をまとめてホーカスオンしながらここ一年程集中的に読んでいる自己があるからだと思えたのです。アジア人であるし、日本人であると思えたのです。
結構難解な書物もあるのですが、言い回しが難しいだけで、その内容はそれほど難しくなく感じられる自分がいることに驚きながら読んでいます。個々の書物に対して感想を述べるべきでしょうがそれは至難の業で、ガランドウで文才の無い私では荷が重過ぎます。悪しからず。

アカショウビン
>資本主義は、総て商品に変えてしまう、臓器も例外に漏れず商品のごとく扱かわれる)

 ★ここに「資本主義」の特徴と悪弊があるように思います。それは「社会主義」でも解決できる問題ではなく、吉本隆明さん流に言えば、人類が将来に向けて、新たな「倫理」を必要としている文明史的に突きつけられている難問だと思います。


>生命徴候の確認、脳波検査の感度設定などを追加

 ★この条項に象徴されているように、人間という生き物を分析的に数値化しようとする意図が資本主義の悪弊のように思います。それは「科学主義」の暴走にもつながり、大きく言えば、現在の地球規模の「人間」という不気味な生き物の逸脱となって現象化しているように思います。わかりにくい表現で恐縮ですが。

ワコウ
アカショウビンさん

<人類が将来に向けて、新たな「倫理」を必要としている文明史的に突きつけられている難問だと思います。>

イデオロギーが現実的には信用できないものになり、資本主義の仇花、新自由主義が世界経済を破綻に導き、世界中の弱者を路頭に迷わし、また世界中そこかしこに、紛争や戦争があり、世界は核軍縮と言いながらもなぜか益々核の脅威を増大している矛盾に満ちて混沌(Chaos)とした現在社会です。
それ故地球破壊が益々進行し、たったこの1世紀間で地球上の絶滅種が加速度的に増し、そして、PTSD,明確な理由や意味づけの出来ない犯罪の多発等の人間の精神の破綻等等。
こういう未曾有の事態にたいして、人類は如何に賢明になれるのでしょうか。
まだまだ愚行を重ねるというのでしょうか。
いい加減とどのつまりに来ていると思うのですが。
まだまだ破滅に向かってひた走るというのでしょうか
地球を、生物を、人類を、そして心(精神)をどれだけ破壊すればそれは止むのでしょうか。

<人間という生き物を分析的に数値化しようとする意図が資本主義の悪弊のように思います。それは「科学主義」の暴走にもつながり、>

数値化できないことを、数値化してそれでこと足れりとする「科学万能主義」に楔を打たなければならない時が来ています。人類の弱者の言葉にならない苦悩や差別の呻きは数値には表れず、総て切り棄てです。世界の大半の弱者を下敷きにしてごくごく少数の強者が我が物顔に権力を振りかざし、豪奢をむさぼり世界を支配しています。
このような理不尽な流れをできるだけ早く断ち切らねばならないでしょう。
心のそこはかとした機微、陰影、縮れや、縺れや、捩れ、湿っぽさ、弱さ、また葛藤や抵抗が「詩」を創り、「美術」を創り、それが人類の文化(心の潤いや豊かさ)になっていく訳ですから、そういう心(精神)のあり方に目を向けて、それを最も大切な人類にとっての最大の財産(金ではなく)とし得るような価値観の樹立が早急な私たちの責務です。
吉本氏が言及されていますように<新たな「倫理」>の必要。
いわゆるパラダイムチェンジが起こらねばならないでしょう。
それは、学者やジャーナリスト達だけが遣るのではなく、私達一人一人の意識の変革、自覚に懸かっています。それが大きなうねりになれば、世界は必ずや変わっていくことと信じます。

アカショウビンさんのモチベーションで、臓器移植から話が大きく展開しました。
このようなやり取りは、多様に考え(ガランドウの浅知恵ですが)、もっともっとさまざまな観点から勉強しなければと精神の高揚があります。
感謝です。