Salut !
台風すごいことになってますね~。
バターを買いに出かけたいのですが、強風の中に飛び込むタイミングがなかなかつかめず早一時間です。
・・・、あ、そうなんです、申し遅れましたがわたくしパリから東京に戻ってきております。
今日でちょうど一か月半くらいでしょうか。なんだかんだあっという間ですね。
フランスにはビザが切れるギリまでなのでほぼ365日間いたわけですが、やはり時がたつのは早いものです。
それでも振り返ってみると、「あれ、私一年しかいなかったの??」っていう気持ちの方が大きいです。
今までの私に比べると、この一年でしたことが過去の平均値を超えてるから、数年いたような印象があるのでしょうか。
ま、とりあえず密度の高い時間をすごせたってことですね!
毎日起きて化粧して、焼き立てのパンとエスプレッソのにおいを仕事への道すがら嗅ぎ、
いつも同じところにいるおなじみのホームレスさんを横目に眺め、メトロに飛び込む。
わがままで癖があるけど嫌いになれないフランス人客。
フランスという国による影響なのか、正直現地人より一癖も二癖もある在仏邦人客。
あっという間に夜が来て、
愛想の悪いデブねこちゃんが看板娘(オスだったかも…)のバーでみんなで一杯。
メトロがなくなれば夜中の一時にタクシーor貸チャリンコにて帰路に着く。
オレンジ色のぼんやりした明かりに照らされた夜の歩道には、
パリ中で同じように終電を逃した酔い仲間たちがちらほら、ふらふら。
幸せ気分で8階分の階段を登り切り、やっとたどり着いた我が家にて5分で就寝。
今思うと確実に200日はこの同じ生活を繰り返していたわけですが、そんな感じが楽しかったのです。
おもったよりふつうに暮らしてただけの感じですよね。
でもきっと"暮らしている"感じだから、数年いたように感じているのかもしれません。
ま、ま、とりあえず結論はフランスに行ってよかった。ということです。
2008年から四年間大学で勉強してきた言語を話す国を実際に見て肌で感じたい。
それが今回の渡仏のもっとも根底にある気持ちでした。
この一年でとりあえず達成できたと思います。
現地にて多くの"フランス人"と出会い、
大学で知識として得たことを、実際にいろいろなシチュエーションで自分の目で見ることができ、
なにかこうパズルが組み合わさってく感じというのでしょうか、
頭の中のビジョンがちょっとずつですが鮮明になっていく気がしています。
今はこの視界をもうちょっと広く、鮮明にしたいなという気持ちでいます。
そのビジョンを持って自分がどこにたどりつくのか、たどり着こうとするのかはわかりませんが。
そういえば、帰ってきてから気が付いたことは、
思った以上にパリっぽい写真を撮ってなかったことです!
今回久々の記事ですし、「どうじゃい、これがパリ!」みたいな写真を載せようと思ったら、
全くない!!
さてさて、困りましたね。
ということで、ドン!
一年暮らした我が家の一部の写真です。
昨夏到着した当初は、真っ白の壁の我が家。
ちょっとさみしさ抱えながら、ベッドの隅に丸まって眠った一日目の夜のことよ~く覚えてます。
それからは日本から持参したものや、街角、旅先で見つけたものを壁にペタペタ。
一年後にはなんとにぎやかな部屋になりましたとさ。
この壁の一面だけだとわかりづらいですが、全体的にみると意外とにぎやかな我が家。
反対側の壁にはポルトガル産のイワシちゃんが二匹も泳いでました。
客人たちにもとても好評な我が家でしたよ~。
私も大好きでした。(その割には寝るためだけに帰ってることも多かったですが…)
みなさんからいただいた色紙も壁の中央に!
飽きもせず、一年間メッセージをしょっちゅう読み返してました。
まぁまぁ、とりあえず、ざっくり話すとそんな感じの一年でした。
相変わらずフランスにおいても、一人では何もできない未熟者で、
365日間多くの人に多くのことを助けていただきました。
日本からいろいろ相談に乗ってもらったり、助けていただいた方もいますね。
決してアクティブではないわたし。
フランスにおいてもそりゃあもう想像を絶するほど多くの人に出会えた、わけではありません。
それでも私のことを気遣ってくれ、困っているときには助け、
嬉しい知らせには一緒に喜んでくれる人たちに巡り合うことができました。
なによりもこのことが、この一年でうれしかったことかな。なんて。
パリに一年いたからと言って相変わらずな私です。
うわさでは、ちょっと日本語が変?ま、気にしない気にしない!
ぼちぼちため込んだ旅行記等もアップしようと思います。
そいではみなさん、いまでは東京をふらついているので見かけたら声かけてください。
Ciao!